
朝、ベッドから起き上がってバルコニーに出ると、昨日の暑さは収まってすっかり涼しくなり、朝のリヒテンシュタインの景色が眼下に広がっていました。(もっとも、この地の気温は夜明け時~朝は涼しく、昼になるにつれて暑くなり、夕暮れになってもなかなか下がらない…ようですが)
今日はリヒテンシュタイン2泊の中間日、終日リヒテンシュタイン巡りにあてる予定ですが、細かいスケジュールは決めていませんでした。さて、どこに行こうかな…。まずは首都ファドゥーツの観光案内所を目指すのが良さそうです。
朝食を終えて出かける支度を済ませたら、ホテルの前のバス停からファドゥーツ方面へのバスに乗り込みました。
ファドゥーツの観光案内所、すぐ前に色とりどりの傘が飾られています。この案内所がある歩行者道路が、観光客が散策する中心地のようです。私もこの道を散策し、Ingressのミッション(数分で終わるお手軽ミッション)を一つこなし、土産物店を覗いてキーホルダーなど探し…。観光気分でしばらく過ごしました。

ファドゥーツ中心部からバスで数分乗ったところに、「リヒテンシュタイン王子のワインセラー」があります。ここでワインを何種類か味見して、好みの白ワインを一本購入してみました。
時刻は昼過ぎ。そろそろ暑くなってきました。リヒテンシュタインは比較的冷涼な地なので、エアコンのある建物はそれほど多くありません。中心部に戻り、エアコンのありそうな食事処を探したら、リヒテンシュタイン美術館(黒くて四角張った洒落た建物です)の中にカフェがあるので入ってみました。すると、この「カフェ」、実際には寿司レストランでした。日本人の店員も多くて日本語も通じます。この小さな内陸国で寿司というのは予想外でしたが、好奇心に駆られて今日の昼食は寿司にしてみました。

まさに本物の美味しい寿司でした。リヒテンシュタインの地ビールで寿司を味わうというのも、なかなか貴重な体験です。
店員さんによれば、この美術館のカフェコーナーでは25年前から寿司店を続けているとのこと…。メニューのドイツ語の説明を翻訳してみたら、何だか、ここでは寿司が「美術」のひとつとして扱われているようでした。
かなり値段は張りましたが、いい昼食になりました。
昼食を終えて外に出ると、やはり今日は暑すぎでした。
ファドゥーツからバスに乗って、山の上の保養地「マルブン」を目指しました。つづら折りで山を登る道を、バスは楽々と登っていきます。昼食後のバス、ウトウトしているうちに気が付いたら相当な高度まで上がっていました。
終点の「マルブン」バス停で降りると、すぐにゴンドラリフトの乗り場があります。これに乗って山頂を目指しました。山頂まで来ると、さすがの熱波も大人しくなって、涼しくて快適です。
ここでビールを飲んで…何だか心地良いのでついつい長居してしまいました。標高2000メートル、いい場所でした。

少しずつ夕方になっていく景色。ゴンドラリフトで下山し(急な下りリフト、ちょっと怖かったです)、ファドゥーツ行きのバスに乗ってホテルを目指しました。
一旦ホテルに戻って、バッグから先ほど購入のワインを取り出しました。しばらく休憩。さて、今日の夕食はどうしましょうか…。
さすがにこの地は外食が高く、ちょっと節約したい気分になってきました。そこで、リヒテンシュタインに一店だけあるというマクドナルドを目指してみました。(調べてみたら、リヒテンシュタインにはスターバックスもKFCもバーガーキングもありませんが、マクドナルドは何とか見つかりました)
ファドゥーツの中心街からはちょっと離れたところにあります。バスを降りてしばらく歩きますが、何だかマクドナルドがあるとは想像しにくい長閑な通りでした。でも、数分ほどで本当にマクドナルドが見えてきて…外観はなかなか洒落ていて綺麗でした。
このマクドナルド、スイスのマクドナルドチェーンが運営しているようです。メニューに「マックラクレット」なるものも有り、何だか興味と食欲をそそられます。結局、マックラクレットとポテトと飲み物のセットにしてみました。
スイスはマクドナルドが高価な場所として知られているようです。このセットも3500円という高価な代物でしたが、マックラクレット、食べてみると非常に美味でした。
そんなわけで、今日はなかなか充実したリヒテンシュタイン巡りを楽しめました。山頂から景色を楽しんでビールも飲めましたし、リヒテンシュタイン名産のワインも購入できましたし、思いがけず寿司も味わえましたし、そしてリヒテンシュタインのマクドナルドも経験できました。
マクドナルドからはバスを乗り継いでホテルに戻り、レストランでビールを飲んで締めくくった後、部屋に戻りました。
さて、明日はオーストリアのグラーツに向けて列車で移動します。2泊3日で体験したリヒテンシュタイン巡り、何だか名残惜しい気分です。
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