最後の診察を終えて
丘の上にある総合病院。精神科の前の廊下にて、椅子に座って待つひととき。
外を見ると、桜の木はどれも花をほとんど散らしてしまっていましたが、一番向こうの一本だけは、品種が違うのか、未だ頑張っていました。
私は診察を終えて待っていました。…この病院に通院するのは今回限り。次回は、職場の近くにあるクリニックに通い始めます。紹介状が出来上がるまでの、暫くの待ち時間でした。
強迫性障害の治療のために通院を始めてから、もうすぐ一年になります。
それまでは存在すら知らなかった、この総合病院。精神科の診察がある曜日は限られています。
月一回の通院とはいえ、そのたびに仕事を休まなければならないというのは、結構ネックになっていたものです。
最近はもう、継続的に薬を貰って飲み続けているだけになっていました。結局、この春を機に、仕事を休まずに通院できるクリニックへと切り替えることにしたのです。
「桜も終わりか…春も佳境だな…」
この総合病院は、私の生活圏とかなり離れたところにあります。それ故、この精神科への通院をやめたら、もう余程の偶然が無い限り、この病院のお世話になることは無いでしょう。
いつも貰っていた次回予約券のかわりに、担当医の紹介状が入った封筒を手にして、私は病院をあとにしました。
丘の上で木々に囲まれた、この静かな病院。仕事を休んでの月一回の通院はいつも、心の癒しを得られるひとときだったなあ…。
近くの薬局で処方箋薬を買って、病院前のバス停に並びました。
ここの診察券は、普段私が行きつけの近所の総合病院と比べると、ずっと洒落たデザインのものです。
もう多分、これを使うことはありませんが、当分は記念に持っていたいと思います。
※ いつものブログ記事に比べて、文体が結構感傷的になってしまったかも…(笑)
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