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2005.07.13

土産物の絶滅危惧種

先日の愛知万博旅行のとき、7月6日夕方の記事で「万博会場公式の土産物店に手ぬぐいがあったのが感激」と書きました。
でも、旅先という、あまり余裕が無い状況での書き込みだったため、その理由を書くのは後回しということにしてしまいましたね…。
今日は、この話…なぜ手ぬぐいなのかについて、もっときちんと書いてみようかと思います。

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愛知万博で買った土産物。手ぬぐいとクッキー

手ぬぐいは、旅行の際、私がよく自宅に買っていくお土産のひとつです。
父が手ぬぐい派、というか手ぬぐい愛好者なもので、以前から「旅先で手ぬぐいを見かけたら買ってきて」とよく言われていました。(ちなみに、タオルでは満足してもらえません)。そのため、土産物屋ではついつい、ご当地の手ぬぐいを探す習慣がついてしまったものです。
ところが、昔はいざ知らず、最近は観光土産としての手ぬぐいがなかなか見つかりません。タオルや暖簾の類など、布製品自体の品揃えは豊富なのですが…。
どうやら今では、手ぬぐいは観光客にとって人気が無い、あるいは陳腐的と見なされやすい品になっているようです。私にとっては「ああ、何だか絶滅危惧種なのかなあ…」と、溜息さえ出そうな現状なのです。

(ここで、私が過去買った手ぬぐいについて、思い出を書いてみたいと思いますが…長くなりそうなので明日まわしにします^_^;)

愛知万博会場の土産物店(松坂屋だったかな…)で私が買った手ぬぐいは、二種類でした。
ひとつは「金魚」と題された、赤と黒の模様が入った手ぬぐいです。模様の形はちょっと微妙で、金魚と呼ぶには少し抽象画っぽい感じでした。万博との関連が今ひとつ分かりにくい(…金魚模様も自然の叡智のひとつなのかな…)、そんな商品ではありますが、それでも万博マークのシールが張られた正真正銘の万博公認商品です。
もうひとつは、愛知万博の記念品として非常に分かりやすい絵柄…そう、キッコロとモリゾーの絵が散りばめられた手ぬぐいでした。こちらも万博マークのシールが張られた公認商品です。

帰宅後、この二枚の手ぬぐいを広げてみると、どちらも標準サイズより若干大きめのようでした。
もしかすると、この商品がメインターゲットとしている客層は、身体の大きな外国人観光客なのかも知れません。「日本的」という雰囲気を売り物にして…。それならば、抽象的金魚柄というがあるのも頷けそうです。

だとすると、今後、この滅亡寸前だった土産物『手ぬぐい』は、外国客に目を向け始める土産物業者の手によって、再び復活の道を歩み始めるのかも知れませんね。
…と、まあ楽観的な予測をたてていようかなと思います。

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コメント

もしかすると,中国あたりで作らせてて織機の都合で
幅広になっているのかも,とか?

投稿: felis | 2005.07.14 08:38

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