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2006.10.16

エネルギー強制搾取装置

 JR東京駅の丸の内北口改札で、通る乗客の重さで発電する「発電床」の実験が、今日から始まったそうです。

改札通る乗客の“重み”で発電、東京駅で実験始まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061016-00000502-yom-soci

人の重みで、床に敷いたシート状の「圧電素子」を振動させて発電するという仕組み。丸の内口北口改札の6つの通路にシートを敷き、発電量を示す電子パネルを設置した。

 でも、これって見方を変えれば、改札を通る乗客からエネルギーを取り出して電気にしているわけですよね…。
 乗客が持っているエネルギーは、いわば各々の乗客の所有財産である筈。それを、改札口を通る際に強制的に搾り取るだなんて、JR東はとんでもない装置を研究しているものです。ええ、怪しからん話ですよ!

(…あ、あくまでも冗談で書いているので、怒らないで下さいませです>JR東の関係者の皆様)

 それはさておき、やはり好奇心をくすぐられる実験装置ではあるので、今夜は早速東京駅に立ち寄って見物してきました。

Dsc00044

 この写真のとおり、自動改札の通路部分に黒いゴムマットが敷かれています。工事現場の地面などでよく見かける、何ということもない普通のゴムマットです。

 このゴムマットの下に、圧電素子のシートが入っていて、上を歩くと電気が発生するというわけですね。
 つまり、この上を歩いたら自分の身体からエネルギーが電気として吸い取られてしまい…下手をすると、改札の向こうで抜け殻の如くヘナヘナと倒れこんでしまうかも…。
 そんなナンセンスなこと(いや、厳密には理屈に合っていますけど)を考えながら、ともかく、このゴムマットの上を歩いて自動改札を通ってみました。

 歩き心地は、まあ、普通のゴムマットと殆ど変わりありませんでした。
 もちろん、通った途端に疲れるようなこともありません。周りの人たちも、気にすることなく改札を通過してましたし、疲労のあまり倒れこむような人は誰もいませんでした。(少なくとも、私が眺めていた数分の間には…)

 改札口の横には、発電量を表示するディスプレイが設置されていました。

Dsc00047

 「現在の発電状況」というメーターを見ていると、改札を通る人の多い少ないと、ちゃんと連動していました。それに、大荷物を持った人が通ると、メーターが振り切れんばかりに瞬間的に上がったりして…。
 改札前という場所柄、待ち合わせ中の暇つぶしにもなる、なかなか良い展示だと思いました。

 この装置、発電効率がまだまだ低く、効率の向上が今後の課題だということです。でも、効率があまり向上しすぎてしまったら…、私が上に書いた冗談が、本当のことになってしまいかねません。
 少なくとも、歩き心地が目だって悪化するような「効率の向上」は、客商売としては本末転倒でしょう。まあ、ほどほどに…と思ったものです。

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