銚子電鉄日帰り旅のまとめ(長文)
いやはや、昨日は凄い強風でした。
銚子電鉄はほぼ通常通り走っていましたが、銚子からの帰りのJRは徐行だらけで結構遅れていました。まあ、それでも総武快速を新日本橋で降りて、神田のコスプレ居酒屋「蔵太平山」に寄って、二杯ほど呑んできたものですが…。
で、今日は自宅でのんびり過ごしております。昨日の銚子の旅を思い出しつつ、こたつでノートPCに向かうことにしますか…。
今回掲載の立体写真の中から、2種類を選んで、XGAサイズ(1024×768)の壁紙用画像を作ってみました。
どちらも交差法です。大きな画像の交差法が得意な方は、よろしければPCの壁紙としてご利用下さいませ。
銚子電鉄の仲ノ町で休むデキ3
夕方4時過ぎの犬吠埼灯台
昼過ぎに銚子駅に着いて、まずは魚料理で昼食を…。そう思いながら駅前通りを歩き、「銚子さかな料理 かみち」に入ってみました。カウンターにて、地魚にぎりずしを注文。5かん(お吸い物つき)で1050円…ちょっと高めでしたが、やはり何とも美味でした。
駅に戻り、銚子電鉄の発車時刻を見ると、まだ少し時間があります。第一の目的地は車庫のある仲ノ町。たった一駅ですし、歩いたほうが早いな…。そう考えて銚子駅を後に、線路沿いをてくてくと歩いていきました。
10分ほどで、前回の旅で見覚えがあるヤマサ醤油のタンクが見えてきて、仲ノ町駅に到着です。前回は、ぬれ煎餅発送の段ボール箱で待合室が埋め尽くされていましたが、今は普通の小さな駅に戻っていました。
駅の窓口で入場券を買うと、車庫の構内の見学ができます。ちゃんと指差し確認をして本線路を渡り、仲ノ町車庫の構内へ…。私のほかにも数人のファンがカメラを手に歩いていました。
さっそく、留置されているデキ3に立体カメラを向けてみます。
LRL配置(左二枚で平行法、右二枚で交差法)。クリックで拡大します
構内には、ぬれ煎餅の売り上げで法定点検を完了できたという、デハ701も停まっています。洗車機の向こう側で休んでいますし、今日は出番が無いようです。(ちなみに、私がいた時間帯には、デハ801単行とデハ1002単行が交互に往復していました)
LRL配置(左二枚で平行法、右二枚で交差法)。クリックで拡大します
車庫の構内をひとまわりしたあと、ホームへと戻りました。デキ3は、今日はホームに一番近い留置線に停まっているので、ホームから撮るほうが邪魔物なく撮れるようです。逆光気味ではありますが…。
LRL配置(左二枚で平行法、右二枚で交差法)。クリックで拡大します
外川行きの電車の時刻が近付いてきました。駅の窓口で「弧廻手形」(一日乗車券)を購入して到着を待ちます。やがて到着したデハ1002は、車内がラッシュ並みの混雑になっていました。ともかく乗り込み、次は犬吠駅を目指します。
車内では、観光ボランティアのおばちゃんが、元気な肉声で観光ガイドを車内に響かせていました。
犬吠駅のホームに降りてみると、駅舎のドアは強風のため閉じられていました。一瞬少し躊躇しましたが、もちろん、ドアを開けて中に入れました。
売店を見ると、既に「ぬれ煎餅は売切れです」という大きな張り紙が掲げられていました。しかし、「弧廻手形」付録のぬれ煎餅引換券の分は確保してあるとのこと。私も、それならばと「弧廻手形」から引換券を切り離し、煎餅を一枚入手しました。
ぬれ煎餅は無くても「玄米揚げもち」は残っていました。実は、私は正直、ぬれ煎餅よりもこちらの方が好みなので…もちろん一袋購入です。
銚子電鉄売店の斜め向かいに、土日限定で出店している「さんまの佃煮」の店があります。前回に来たときも買い、なかなか美味しかった記憶があるので、今回も一袋購入しました。こちらも、二種類あるうち片方は既に売り切れだそうで…。なかなか人気のようです。
犬吠駅の近くに「しまたけ水産」という回転寿司の店があるそうなので、行ってみることにしました。
2chの某スレッドのテンプレでは「一応有名なしまたけ水産。回転寿司はネタが馬鹿でかい。所謂観光客向けの店。地元の人間はあんまりいかないかも」と書かれてしまっていますが(汗)、それでも一度は試しにと、行ってみることにしました。
駅前の踏切を渡って少し先にあります。店内はなかなか混雑していましたが、周囲に広い駐車場がある店なので…雰囲気から推定する限り、銚子電鉄で来た人は殆どいない感じです。
ともあれ、回っている寿司は色々で、実際、ネタがやたらと大きなものもあります。うっかり、大きなタコの寿司を取ってしまったら、そのタコを食べ終わるまでにかなりの時間を喰ってしまいました。
味のほうは…まずまずだったでしょうか。
回転寿司で満腹になったあと、次はどうしようかな…?
前回の銚子電鉄の旅では観光地めぐりを全然しませんでしたが、今回は犬吠埼ぐらいは行ってみたいと思います。
犬吠駅前から歩いて10分少々…やがて白い灯台と広い海が見えてきました。
岬に近付くにつれて、風も相当に強くなってきます。立体カメラを取り出し、「ストラップが邪魔だな」と思って外したら、あやうくストラップを飛ばされそうになったものです。
時刻は午後4時数分前。気がつくと、入口の門が半分閉められ「本日の見学は終了しました」の札が…。見学時間は4時入場までだったようです。気付いた時点で急いでお願いすれば入れたのでしょうけど、この強風の中、そこまでして灯台の上に昇る気には、ちょっとなれませんでした。
かわりに灯台の立体写真を撮り続けました。殆ど順光で、既に夕暮れで赤く染まり始めていました。
LRL配置(左二枚で平行法、右二枚で交差法)。クリックで拡大します
灯台をかこむ遊歩道を一回りしてみました。冷たい強い風の中、岩だらけの地面に様々な植物が、しっかりとしがみついています。案内看板によれば、この厳しい条件のもと、ここにしか自生しない植物も多いのだそうで…
不真面目かも知れませんが「物好きな植物だなぁ」と思ってしまったものです。そのくらい、風が厳しい夕方でした。
犬吠埼の灯台をあとに、北へと坂道を降りていき、既に日が陰った君ヶ浜に向かいました。
強風は海に向かって吹いていたので、打ち寄せる波は穏やかでした。所々に、犬を散歩させている人がいます。
この君ヶ浜から見る犬吠埼灯台は、夕陽に照らされて赤くなっていました。もう少しして夜になったら、灯台が点灯して、夜通し回り続けるのでしょうか…。
そういえば、谷山浩子の「闇に走れば」に登場した灯台は、確か犬吠埼だと本人が明かしていたはず…。厳密な場所は、もしかすると犬吠埼の灯台の近くではなくて、ここだったのかも知れないなぁ。少なくとも私のイメージ的には、この君ヶ浜の景色がふさわしいと感じたものです。
LRL配置(左二枚で平行法、右二枚で交差法)。クリックで拡大します
そろそろ銚子電鉄の旅に戻りましょうか。
君ヶ浜に沿った道を歩き、防風林の中を横切り、キャベツ畑の中を歩いて君ヶ浜駅へと向かいました。ようやく到着した君ヶ浜駅。欧風の白いアーチは朽ちていて、半ば残骸状態です…。もちろん無人駅で、発車時刻表も見つかりませんでした。
ホームには私一人だけ。風が冷たくなってきて、ちょっと辛い状態です。どちら行きであっても、とにかく次の電車に乗ることにします。銚子行きならそのまま帰路につき、外川行きなら(どうせ次の銚子行きは外川折り返しの電車ですから)外川まで行ってみよう…というわけです。
やがて、銚子側から電車の音が聞こえてきました。やってきた外川行きはデハ1002でした。(もう一両往復していたデハ801に乗りたかったなぁ…まあ仕方ないか)
外川駅に到着したのは4時55分でした。既に空は暗く、フラッシュ無しで写真を撮るのが難しい状態になってきました。
それでも、何とか頑張って立体写真の撮影をしてみました。外川駅の素朴な駅舎の写真、そして、構内に並ぶデハ1002と「澪つくし号」(トロッコ客車)の写真です。
LRL配置(左二枚で平行法、右二枚で交差法)。クリックで拡大します
折り返しの銚子行きは、座席が7割がた埋まったぐらいの乗車率でした。発車した頃には、もう外は真っ暗でした。
犬吠駅を出た頃、おもむろにノートPCを取り出し、ネットに接続して、ブログに記事を書きこみました。書いている途中で観音駅に停車したので、駅の鯛焼き屋さんのほうを見てみると、まだまだ営業中の様子。しかし、さすがにもう、とっさに下車して鯛焼きを買いに行く気にはなれませんでした。なにしろ寒くて風が強くて、しかも未だに満腹でしたから…。
記事を書き終えてノートPCをしまった頃には、電車はもう、銚子駅に到着する直前でした。
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