台北のCosicとFatimaid
さてと、今回の台湾の旅は今日でおしまいです。もっとも、まだまだ行きたい所はありますし、また来たいという意欲は満々ですが…。
今日は飛行機の時刻の関係で、朝はホテルでのんびりと過ごしております。
このホテル、ネット接続が有料でちょっと高いんだよなぁ…せっかくなので、チェックアウトまでの間に、昨日の夜に巡ったメイド喫茶2店のことでもブログに書いてみますか。
1店目は龍山寺の近くにある「Cafe Cosic」、2店目は台北駅の北の地下街にある「Fatimaid」でした。
まずはCosicから。
台北駅から捷運(地下鉄)で2駅乗り、龍山寺駅で下車して外に出てみると、寺の前が公園になっています。夕暮れ時、たくさんの人が休憩していました。その公園の東側に面した道路を少し探すと、「Cafe Cosic」の看板がすぐに見つかりました。
第一印象は「かなり普通の喫茶店」でした。メイド服もあまり過剰な飾りつけは無く、普通に過ごせる場所です。禁煙席に座り、コーヒーとサンドイッチを注文しました。なみなみと注がれたコーヒーと、ちょっと量が多めのサンドイッチでした。
斜め後ろのテーブルでは、地元の漫画家さんと思しき方が、漫画の製作に熱心に取り組んでいました。
そういえば、「旅々台北」サイトでの、この店の紹介記事には「漫画家や同人誌作家の常連さんも多く、お店で構想を練ったりデッサンしたりしていることもしばしば」と書いてあったなぁ。他にも、読書したり勉強したりといった人を見かけます。
私も鞄からノートPCを取り出して、コーヒーを脇に、ブログの記事の下書きをして過ごしてみました。(実は、昨日の夕方に書いた記事2つは、このCosicで下書きしたものです)
禁煙席と喫煙席はガラス戸で仕切られていますが、そこに、「ガラス注意」と思われる張り紙がありました。で、この張り紙にもメイドさんのイラストが描かれています。よく見ると、メイドさんの頭に大きなコブが出来ていて、(多分)「今日はこれで二回目だ…」と中文で書かれていました。ちょっと萌え…かもしれません。
適当なところでノートPCをしまい、Cosicをあとにしました。
捷運で台北駅に戻り、地下の通路を歩いて「台北地下街」へ行ってみると、延々と続く細長い地下街でした。確か、この一番向こうに「Fatimaid」があるはずです。遠いなぁ…。
ともあれ、歩いていきました。一本道(正確には通路二本が並行)の地下街なので、道に迷う心配はありません。やがて、やっとそれらしき店が見つかりました。
Fatimaidの店先の黒板には、「学園祭」と書かれています。店内に入ると「お帰りなさいませ」…今日はメイド服ではなく学生服の日でした。そのうち、確か3人が「北高校」の制服でした。
店内は本棚で囲まれ、漫画や雑誌が数多く並んでいました。ああ、いかにも御宅族の溜まり場っぽいなぁ…。
日本語が話せるメイドさんが一人いました。そのメイドさんとやりとりして、カプチーノとケーキを注文しました。
メイドさんがノートとボールペン(大きなハート装飾つき)を持ってきました。見ると、上手な絵や、中文で書かれた感想文が続いています。
…そういえば、他の店のノートでもそうでしたけど、絵を描く人に配慮してページの片面しか使わないというマナーは、かなりしっかりと守られているみたいです。あと、ほとんどの人が(たとえ短い一筆であっても)一回1ページで書いてますし…。
私も(日本語で)軽く感想を書きました。
会計を済ませると、メイドさんに「行ってらっしゃいませ」と見送られました。日本語が苦手なメイドさんでも、「お帰りなさいませ」と「行ってらっしゃいませ」はほぼ完璧です。で、私はつい「行ってきます」と返事したのですが、この言葉はちゃんと伝わったかなぁ…?
Fatimaidをあとに、台北地下街を歩いて駅へと戻ります。
よく見ると、この地下街、何だか中野ブロードウェイを思い出させるような構成でした。駅に近いほうは普通の地下街なのですが、駅から離れるに従ってゲームショップや書店など、御宅族好みの店の比率が高くなってきます。特に目立つのはゲームショップでした。店の前に若いゲームファンが群がってみんなでニンテンドーDSを広げ、賑やかにネットワーク対戦を楽しんでいます。
なるほどなぁ…こういう雰囲気の地下街の、さらに端のほうにメイド喫茶が出来たわけか…。何とも納得がいく立地条件でした。
やっと台北駅にたどりつきました。
お腹にまだ余裕があったので、地下街の手ごろな店で魯肉飯をかきこんで、さらにセブンイレブンで台湾製の缶ビールを買ってから、ホテルに戻りました。
実は、台湾に来てからこのかた、まだ酒類をぜんぜん飲んでいませんでした。やっと飲める…。
そういえば、今回は合計4箇所のメイド喫茶をめぐりましたが、どの店も酒類は皆無でした。日本だったらビールぐらい置いてある店が多いですし、場所によっては強いカクテルを昼間から飲めるところもあるのですが…。
ちなみに、さっきの台北地下街のあちこちで見かけた、禁止事項の張り紙には、禁酒である旨も書かれていました。もしかすると、飲食店で酒を提供することに関しては、台湾は日本より、ちょっと厳しいのかも知れません。
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