北回帰線直下のモスバーガー
さて、今日も台湾旅行の思い出話…。
今回の旅行で一度だけ入った台湾モスバーガー、嘉義店について書いてみることにします。
阿里山森林鉄道の始発駅、嘉義。この街は北回帰線の直下にあり、夏至には太陽が真上に来ます。
7月6日は夏至からは少し過ぎているので、厳密には真上ではありません。それでも、昼ごろに街歩きすると、太陽は殆ど真上で、自分の影は足の周囲にしかありませんでした。
熱帯の街、しかも快晴とあって、非常に暑い日でした。しかし、海からちょっと離れているせいか、湿度がやや低めで、高雄よりは何となく過ごしやすい空気だったように思います。
ガイドブックによれば、嘉義の名物料理は鶏肉飯とのこと。その元祖だという「噴水鶏肉飯」の本店に行ってみることにしました。
噴水と銅像がある、市の中心のロータリー。その近くに「噴水鶏肉飯」の店はありました。中国語は分からないものの、なんとか注文に成功。やがて運ばれてきた鶏肉飯は、小さめの丼飯の上に細かい鶏肉がまぶされ、鶏スープがかかっているという、いかにも庶民料理的な食べ物でした。
なかなか美味しかったですが…ただでさえ暑い嘉義の街中で、なおさら汗だくになってしまいました。
太陽の光はまぶしく強く、日なたにいると直ぐに参ってしまいそうです。しかし、日陰に入ればそれなりに楽ですし、そよ風が吹けば涼しかったです。
それでも、1時間近く歩くと、もう汗だくです。
駅へ戻る道を歩いているうちに、モスバーガーの看板を見つけました。
日本で展開中の「緑モス」とは違い、台湾では今も赤モスが主流のようです。嘉義のモスバーガーも赤モスでした。
それはともかく、既に暑さで意識が薄れかけていたもので、冷房空間を求めてモスバーガーについつい入ってしまいました。ただし、噴水鶏肉飯で殆ど満腹になっていたので、デザートかドリンク類しか頼めない状態でした。
台湾モスのローカルメニュー、「葡萄籽冰茶」を注文してみました。
見ていると、店員は普通のプラスチックカップに普通のアイスティーを注ぎ、蓋を閉めて逆さにしたり振ったり…。どうも、アイスティーに特製の葡萄エキスを入れて混ぜ合わせるという商品のようです。
ストローをさして飲んでみると、紅茶の中に葡萄(台湾産の巨峰だそうです)の香りと甘みがほんのり漂い、なんとも涼感があふれる飲み物でした。フレーバーティーに関しては日本より台湾のほうが普及しているらしいので、それを考えれば確かに、いかにも台湾にふさわしい限定商品だという気がします。
もっとも、種がどうしても混ざってしまうらしく、最後までストローで吸おうとすると細かい種の破片が一緒に吸われてしまいます。それが難点といえば難点でしょうか。
元気を少しばかり取り戻し、モスバーガーを出て駅前に戻った私は、阿里山森林鉄道の予約済み切符を片手に、阿里山への列車の発車を待ちました。
暑いけれども少し乾燥している空気…地方都市っぽい駅のたたずまい…。
小さい頃、夏休みに母方の田舎(長野県の上田)の「おばあちゃんの家」に遊びに行っていた思い出が、何だかデジャブの如く重なるような気がしたものです。
| 固定リンク | 0
「微妙に(略)モス巡り趣味」カテゴリの記事
- にくにくにくバーガーをにくにくにくライスにする(2024.02.09)
- にくにくにくバーガーを久しぶりに(2023.02.09)
- 京急鶴見の新しいモスバーガー(2022.10.18)
- なりもすに小旅行(2022.03.12)
- モスの「にくにくにくバーガー」はやっぱり…(2021.09.29)
「臨】[2007年7月]微妙に(略)台湾一人旅2」カテゴリの記事
- 阿里山森林巡りの立体写真(2007.07.15)
- 高雄メイド喫茶ガイド(2007.07.12)
- 北回帰線直下のモスバーガー(2007.07.10)
- 阿里山森林鐵路の立体写真(2007.07.09)
- セントレアに帰国(2007.07.08)
コメント