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2007.08.14

ハイブリッド列車体験

 ただいま、松本駅前通りにあるタリーズ(無線LANあり)にて、パソコンを広げながらアイスコーヒーで一息ついております。
 佐久平も小淵沢も涼しかったのに、正午の松本は結構な暑さ…。日差しも強いですが、湿っぽさが少ないのが救いでしょうか。何だか、先日の台湾旅行で歩いた嘉義の街を思い出してしまいました。

 さて、これからバスで松本空港に向かうわけですが…
 その前に、先ほど小海線で乗ったハイブリッド鉄道車両「キハE200」の印象を書いておこうかと思います。

 下り始発の長野新幹線を佐久平で下車し、小海線のホームに向かってみると、ハイブリッド臨時列車の時刻表もちゃんと張り出されていました。
 やがて到着した二両編成のキハE200、エンジンの音も無いままの入線でした。乗り込んでみると、車内はちょっと立ち客がいるものの、空席も若干あるくらいでした。とりあえず、一人がけの席に座ります。

 エンジンの音なしにバッテリーだけで発車し、しばらくするとエンジンがかかって一定速度で唸り、次の駅が近付くとエンジンも止まって何事もなく停車します。
 ふむふむ、話に聞いたとおり、確かに従来のディーゼルカーとはぜんぜん違う走り心地です。

 元祖ハイブリッドカーであるプリウスに長いこと乗っていた私としては、ついついプリウスと比べてしまいますが…。
 結論から書くと「プリウスよりハイブリッドっぽい」という気がしました。
 エンジンの止まっている時間は、野辺山の手前あたりを別とすれば、プリウスより明らかに短めでした。また、エンジンの唸り方も、プリウスはそれなりにアクセルと連動して回り方が変わるのに対し、キハE200は本当に「発電のために回り、発電が済んだら止まる」という感じです。

 冷房の効き方は今ひとつ弱いような気がしました。
 おそらく、エコ車両だから冷房も弱めに…という設定なのだと思いますが、日の当たる側の窓際だったこともあって、ちょっと汗ばむ感じでした。
 それに…プリウスに乗っていると「エンジンが止まると冷房がぬるくなる」という挙動に慣れてしまっているもので、ついつい、「もっとエンジン回して冷やしてよ…」と反射的に思ってしまうのでした。
 (キハE200の場合は、エンジンが止まっていてもエアコンに電気は供給されますが)

 沿線の様子ですが、あちこちの駅で「祝・ハイブリッド鉄道車両デビュー」などといった、ポスターやのぼりを見かけました。地元の人という感じの乗客も、結構そこかしこで写真を撮ったりしていましたし、なかなか歓迎されているみたいです。

 野辺山あたりではバッテリー容量が減ってしまいますが、それを補おうとして、エンジンのフル回転状態が結構続いてしまっていました。どうせJR最高地点を越えたら、あとは下る一方で、バッテリー容量はすぐに回復、さらには満タンになってエンジン側へと溢れてしまうのですが…。
 プリウスでも同様な挙動は起きますが、このハイブリッド列車の場合は、もしかしたら、今後のチューニングで改善されるかも知れません。
 プリウスだと、これから走っている先にどんな道が待ち構えているか予想することは出来ません。しかし、列車であれば予想は可能です。
 小海で「これから上り坂が続くからバッテリーに電気を貯めておこう」、信濃川上で「ちょうど野辺山でバッテリーが空っぽになるように調整しよう」、野辺山で「もう小淵沢まで下りだからバッテリー充電は回生ブレーキオンリー」、そういう制御ができるはずだと思いますし、それが出来ればさらに燃費向上が期待できるような気がします。

 そんなこんな、いろいろと感想を持ちつつ、列車は無事、定刻に小淵沢に到着しました。
 小淵沢駅では、「世界初ハイブリッド車両小海線運行記念弁当」が販売されているとのこと。楽しみにしていたのですが、残念ながら、ホームの駅弁売りのおばさんが「ごめんなさい。入荷が正午の予定になっていまして…」。
 ふう。仕方がありません。代わりに「うまい甲斐」を購入して、長野行きの普通電車に乗り換えたのでした。

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