夕方の岩泉線
遠野を出た宮古行きの普通列車は、釜石までは釜石線、釜石から宮古までは山田線を走ります。
釜石線といえば…一応はエスペラント語をやっていた私にとっては、やはり各駅につけられた「エスペラント名」が気になるところです。このエスペラント名が付けられてから既に10年ぐらいでしょうか。今でも、各駅にはちゃんとエスペラント名の駅名標がありますし、車内の自動放送(ワンマン運転なので)でも、駅名にはエスペラント名が添えられていました。
でも、どうせ自動放送なら、エスペラント語でのちゃんとした案内放送も入っていれば楽しいのですが…さすがにそれは無理でした。(苦笑)
宮古駅に到着し、4分の乗り換え時間で岩泉行きに乗り込みました。キハ110の単行運転、それでも座席は半分程度しか埋まっていませんでした。
岩泉線と山田線が分岐する茂市駅で、10分少々の停車時間があったので、ホームに降りて写真を色々と撮ってみたり…。そしていよいよ岩泉線です。
この岩泉線、終点の岩泉まで行く列車は一日三本だけという超ローカル線です。廃止されないのが不思議なくらいですが…この列車はワンマンではなく、運転士と車掌が乗務していました。ううむ…ワンマン化に投資するより車掌が乗務する方がまだ良いという判断なのでしょうか…。
茂市を出て暫くは、普通に建物がある田園地帯でしたが、だんだんと周囲が寂しくなってきます。峠を越えるあたりでは、沢を並行する道路も細くて…。この幅では、廃止代替のバスを走らせること自体は可能かも知れませんが、やはり心許ない状態だと思えてしまいます。
ともあれ、護岸の無い小さな沢に沿って走ったり、かと思うと山腹の高いところから峡谷の風景を見渡せたり…。岩泉線には今回初めて乗りましたが、これは随分と魅力的なローカル線だと実感しました。ただ、さすがに一日三本では、ローカル線旅行の素人さんにはお勧めできません(汗)。
午後4時半過ぎ、終点の岩泉駅に到着しました。
この岩泉駅は、その列車本数の少なさに比べて不思議なほど大きな建物でした。駅前広場も広くて…。もっとも、その土地の余裕ゆえなのか、駅の隣には消防署が設置され、ちょうど消防隊員たちが整列して訓練しているところでした。
岩泉からの折り返しの列車で茂市に戻る途中で、日はすっかり暮れてしまいました。茂市駅はもう夜。カメラを出してみましたが、フラッシュ無しでの撮影は辛い状態だったものです。
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