ジンギスカン食べ歩きの記録(立体写真つき)
3日間で5店を食べ歩いたあの旅行から帰ってきて、すでに3日が経過しました。「さすがに羊肉はもういいや…」という心境になるかと予想していたのですが、案外そうでもなく、また羊を食べたくなっているところです。
ただ、今日は休日ですが、外は春の嵐。出かけるのが億劫で夕方まで家に引きこもっていました。…そういえば近所にジンギスカン屋はあったかなぁ…昔はサイゼリヤにラムステーキがあったけど今は無いらしいし…。
そんなわけで、今夜は画像編集ソフトと向き合い、各店で撮った写真(肉を焼いているところ)を立体写真へと編集してみました。
いずれの写真もLRL配置(左二枚で平行法、右二枚で交差法)。クリックで拡大します
信州新町(長野県)・むさしや
数年前に長野の友達に案内してもらって以来、私にとっては「長野に来たら信州新町に足をのばしてジンギスカン」という行動パターンが定着してしまいました。
この「むさしや」はジンギスカン肉のパックを長野県内各地に卸しているそうで、一番の大手といえるでしょうか。肉の品質も安定していますし、冬限定で羊刺も食べることができます。
肉はタレ漬込みです。鉄板は、無煙ロースターに普通の丸板が嵌め込まれています。
《交通》
長野駅前から信州新町へは川中島バスが結んでいます。ただ、むさしやの店は、信州新町の中心地から2キロくらい長野寄りにありますので、どのバス停で降りればよいか注意する必要があります。
もし行き過ぎてしまうと…今回の私達のように、30分以上歩く羽目になってしまいます。
遠野(岩手県)・遠野食肉センター
遠野の中心部から少し離れたバイパス沿いにある、ドライブインっぽい雰囲気の店です。
私にとっては、北海道や信州新町のジンギスカンはおなじみでしたが、遠野のジンギスカンは初めてでした。
肉は漬込みではなく、やや厚めにスライスされていました。テーブルは無煙ロースターで、ジンギスカン鍋が嵌め込まれています。
《交通》
バイパス沿いの店です。使えるバス路線は多分ありません。(店から駅まで歩く途中、バス停があるかどうか気をつけていたのですが…)
駅からはタクシーで1000円弱でした。歩いて行くにはちょっと遠いかも…。行きはタクシーを使って場所の見当をつけ、帰りは腹ごなしに駅まで歩くというのが良いかなと思います。
遠野(岩手県)・あんべ
遠野のジンギスカンは、私が調べた限りでは、ここ「あんべ」が元祖のようです。
ここのジンギスカンを食べてみて一番印象に残ったのは、やはり、南部鉄器で出来た分厚いジンギスカン鍋でした。火を止めても余熱が随分と続きます。
この「あんべ」は食肉・雑貨店も一緒になっており、肉だけでなく鍋も買うことができます。旅行中にはさすがに買いませんでしたが、ネット通販も扱っているので…自分でジンギスカンをやりたい場合は多分、この南部鉄器のジンギスカン鍋、買って損はありません。
《交通》
遠野駅から普通に歩ける距離です。駅前を右に歩き、突き当たりを右折して踏切、続いて橋を渡り、左側の堤防道路を歩いていくと…「あんべ」の看板を見つけることが出来るかと思います。
蔵王(山形県)・ジンギスカン シロー
蔵王温泉もジンギスカンの名所だそうです。何軒もの食堂や旅館でジンギスカンが供されているとのこと…。私も2回か3回くらいは蔵王に来たことがあるのですが、今まで気がつきませんでした。(もしかすると、名物だと認識しないまま食べていたかも…)
「シロー」は蔵王でジンギスカンの普及に努め、鍋の形も試行錯誤を続けてきたという、いわば元祖の店です。昔は温泉街にあったそうですが、今は麓にあります。住宅地の中の、気取らない普通の焼肉屋といった感じの店でした。
肉は漬込みではなく分厚めのスライス、柔らかくて美味でした。また、野菜類と一緒に白いひねりこんにゃくが一つあったのが印象的でした。こんにゃくをジンギスカンと一緒に焼いて食べるというのも、意外に乙なものです。
《交通》
山形駅から蔵王温泉に向かうバスに乗って10分少々…山登り道路の付け根に「表蔵王口」というバス停があります。ここでバスを降りると、すぐ近くに「ジンギスカン」の幟と電光看板が立っていました。
米沢(山形県)・羊肉のなみかた
米沢という街自体は、ジンギスカンが特に名物というわけではありません(むしろ米沢といえば牛肉でしょう)。でも、この街には「羊肉のなみかた」という有名店があり、ジンギスカンの他にも「義経焼」という料理が知られています。
ええ、一度は食べてみたいと思っていたのです。この「羊肉のなみかた」、インターネット普及初期からのマニアには、「日本初のインターネット肉屋」として知られていましたから…。
本店は残念ながら月曜休業のため行けませんでした。よく調べてみると、市役所の近くに「金池店」があり、そちらは月曜も開いている(定休日は水曜)らしいと判明。そこで、旅の締めくくりに米沢に立ち寄ってみたわけです。
「義経焼」はジンギスカンと似ていますが、なみかたのジンギスカンは漬込み肉ではないのに対して、義経焼のほうは味噌をベースとしたタレに漬込まれています。コンロの上に乗ったジンギスカン鍋で、野菜と一緒に焼くわけですが、肉を焼くときに日本酒をかけるという特徴があります。思いっきり湯気が立ち昇る様子は、なかなか迫力がありました。
味付けも肉質も、とても良かったです。味噌という感じはあまり無く、普通にタレ漬込み焼肉という感じで味わうことができました。
《交通》
店は米沢市役所の近くにありますが、市役所自体、駅から結構離れています。
どうやって行けばいいかな…と思いながら駅前に出ると、小さな車体の「市民バス」が出発待ちをしていました。最近流行りのコミュニティバスです。市役所前を通ることを確認して急いで乗車、15分ほどで市役所前に到着しました。
市役所の右側(東側)にある道路を北に歩いていくと、300メートルくらいで、交差点の角地に「羊肉のなみかた」が見つかりました。
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