午前中は遠野を散策
ただいま、山田線の普通列車に揺られて盛岡に向かっています。既に夜。外は灯りも疎らで殆ど何も見えません。これから盛岡まで2時間、この状態が続くでしょう…。
そんなわけで、ノートパソコンを広げて、今日の一日を振り返って書き綴ることにしました。
今朝は遠野のホテルを8時半過ぎにチェックアウトしました。
まず向かった先は、遠野ジンギスカンの有名店「あんべ」でした。ウェブサイトによれば朝9時からやっているとのことなので…。
踏切を渡り、橋を渡ってすぐ左の道を入ります。駅前から歩いて10分程度でしょうか。やがて「あんべ」が見えてきました。外見は普通の食料雑貨屋です。まだシャッターが閉まっているなぁ…と思いながら近付くと、丁度、中からシャッターが開くところでした。
店内に入ると、肉屋と雑貨屋が一緒になったような感じでした。屋外焼肉用の大きなパックでラムやマトンなどの肉が並んでいます。ジンギスカン用品もあります。穴あきの金属バケツ、野外料理用の固形燃料、そして南部鉄器製のジンギスカン鍋…。
ああ、このあたりは南部鉄器が有名な所だったな…。そういえば、ジンギスカン鍋の材質なんて、今まで気にしたこともありませんでした。
さて、まだ朝ですが、ここでジンギスカンを…。そう思ったのですが、店のお姉さんは「すみません。まだ準備中でして、10時からになります」とのこと。
それでは、せっかく遠野まで来たことですし、昼前まで街中を歩くことにしましょうか…。
いま来た道を戻り、木張りの歩道の通りを歩き、蔵に挟まれた遊歩道を通り抜けました。
天気は薄曇り、気温は少々肌寒い程度でした。なかなか心地よく散歩できる町だなと思います。遠野城下町資料館と遠野市立博物館を見学。特に後者は、「この伝統ある町には軽い気持ちで来てはいけないな…」と思わせるような、そんな重さを感じる博物館でした。ええ、ここは古くからの城下町、そして昔からの民話に満ちた町です…。
博物館を出て再び「あんべ」へと歩きました。時刻は11時過ぎ。そろそろ昼食にジンギスカンを食べても良い頃でしょう。
座敷席に座ります。テーブルは無煙ロースターではなく、普通のテーブルの上にガスコンロとジンギスカン鍋が置いてあります。後片付けを簡単にするためか、ガスコンロの下には新聞紙が敷かれています(岩手日報でした)。
ジンギスカン定食(ラムロース)を注文しました。肉はタレ漬込みではなく普通の生ラム肉、ちょっと厚めにスライスされています。これを南部鉄器のジンギスカン鍋で焼いて食べると…ええ、確かに美味でした。肉質は柔らかく、羊のくさみは少なく、タレも良い味わいです。
ただし…さすがに厚手の南部鉄器のためか、油ハネが豪快でした。ハネた油で「あちち…」ということは二度三度ではありません。たまらずにコンロの火を止めましたが、余熱で数分間は平気でした。ええ、これでこそ「肉を焼いて食べる」魅力です。
追加の肉を頼まなくても、ジンギスカン定食一人前で十分に満腹になりました。
正午になる数分前、会計を済ませて「あんべ」を後にしました。ちょっと食べ過ぎて苦しい状態でしたが、歩いていくうち、12時10分頃には遠野駅に到着しました。
ちょうど宮古行きの普通列車がホームに到着したところでした。発車時刻を確認すると12時22分発です。青春18きっぷで改札を入り、ホームへの橋の上から列車の写真を撮ったりしたあと、おもむろに乗り込みました…。
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コメント
岩手の遠野 素敵なところですね
民話の里です
美味しいジンギスカン
いいですね
投稿: ryuji_s1 | 2008.03.22 12:49