岩泉線Suica導入の可能性
おととい、「超緑」と題して書いた、JR東日本の「スーパーグリーン車(仮称)」についてですが…。今日はもうちょっと、この関連のネタで引っ張ってみたいと思います。
「もしかすると新聞記者のフライング記事かも」と思ったのですが、JR東日本のサイトを見てみたら、「グループ経営ビジョン2020-挑む-」という文書を発表していました。これ、要するに中長期の経営方針の宣言文なのですが、鉄道趣味者の視点で読んでみても興味深いです。
実際、確かに「スーパーグリーン車」に関する記述がありました。
八戸~新青森間開業に伴い、東北新幹線に高速タイプの新型車両(E5系)の導入を開始します。「スーパーグリーン車(仮称)」を連結し、お客さまによりグレードの高いサービスを提供します。その後、2012年度には、環境条件に配慮しつつ、わが国最高速となる時速320㎞運転を開始し、東京~新青森間を最短3時間5分程度で結びます。
でも、私にとっては…これより更に注目だったのは、Suicaに関する次の記述でした。
Suicaを当社のすべての路線でお使いいただけるようにすることをめざし、そのために必要な磁気券のIC化や簡易で廉価なシステムの開発等、これまでの乗車券の概念を根本から変革する取組みに挑戦します。
…要するに、JR東日本全線にSuicaを導入するってことですよね!?
そうなると、あの岩泉線…一日に3往復しか走っていない超閑散ローカル線の岩泉線も、Suicaで乗れるようになるってことですか??
考えてみると、閑散としたローカル線~今は随分とワンマン化が進んでますね~とSuicaは、意外と親和性が良いかも知れません。Suicaの簡易改札装置を、駅ではなくワンマン運賃箱に設置すれば良いわけですから。
もっとも、ローカル線の将来に関しては、こんな記述もあります。
「地方交通線」については、ご利用の増加に向けた取組みと徹底した事業運営の効率化を引き続き推進します。その上で、鉄道として維持することが極めて困難な路線、区間については、ご利用実態を十分検証した上で、当社グループを事業主体とする鉄道以外の輸送モードの導入も含め、全体としてのサービス水準の維持・向上をめざします。
つまり、さすがに岩泉線クラスになると、廃止してJRバスになる可能性が高いでしょうねぇ…。
ただし、「JRバスにする」とは一言も書かれていません。この記述だけで判断する限り、もしかすると、JR北海道で研究中のDMVって奴を岩泉線に導入するという、大穴的な解決策に出る可能性も有り得ます。
宮古発茂市・岩泉経由盛岡行きDMV。
宮古から茂市までは鉄道線上を走る「列車」。
茂市から岩泉までは「既に廃止されてJRバス専用道路扱いとなったレール」の上を走る車両。(見かけは列車、正式にはバス扱い)
岩泉から盛岡までは普通に道路を走るバス。
もちろん乗車にはSuica利用可能。
…さすがに無理がありすぎる妄想でしょうか?
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