台湾メイド喫茶FAQ〔2008年5月改訂版〕
※ 2009年6月改訂版を作りました。こちらへどうぞ (2009/6/24)
2007年の5月に初めて台湾旅行に行ったあと、メイド喫茶を巡った楽しさのあまり、ついつい「台湾メイド喫茶FAQを作ってみました」(2007年6月3日)という記事を書いたものですが…。
あれから1年が経過し、先の連休に再度メイド喫茶巡りに出かけた結果、あのFAQの改訂版を作らなければいけないかな…という気持ちが湧いてきました。
Q:台湾にもメイド喫茶ってあるんですか!?
A:私が把握している限りでも現在8店。なかなか繁盛しています
8店の内訳は台北3店、台南2店、高雄3店です。
〔台北〕
Fatimaid http://www.piware.com/fatimaid/
Moe Point(萌點) http://www.moe2.com.tw/MPCafe/index.htm
Cafe Cosic(可思客) http://www.cosic.com.tw/
〔台南〕
末廣町侍女隊 http://blog.yam.com/suehiromaids
[明]和風閲讀館 http://tw.myblog.yahoo.com/maid-cafe/
〔高雄〕
月讀 http://www.uni-c.com.tw/ (本店および2号店「月讀NAVI」)
艾迪里同人喫茶館 http://blog.yam.com/Ideally
調べ漏れがあるかも知れません。また、今後も新規開店する可能性もあります。
そういった店を探し出すには、上の各店のサイトを起点に、イベントサイトや個人サイトをネットサーフィン(古い表現(^_^;))するのがお勧めです。
Q:客層は?日本人は多いの?
A:ほぼ完全に地元の人向けです
台湾でも日本の漫画、アニメ、ゲームなどは人気があり、同人活動も活発で、同人イベントも大小あちこちであります。ちなみに、それ系の趣味のことを、台湾ではACG(アニメ・コミック・ゲーム)と呼ぶことが多いです
台湾のメイド喫茶も日本と同様(あるいは日本以上に)、ACGファンの集う場所となっている感じです。グループで行動する人たちが多く、女性客の姿も目立ちます。
日本人のご主人様お嬢様は…台北の各店は「旅々台北」サイトなどで紹介されているせいか、日本からの来訪もそれなりに多いです。しかし、台南や高雄まで行くと、この種の店に帰宅する日本人はかなり少ないようです。
Q:「お帰りなさいませ」はあるの?やはり中国語?
A:店にもよりますが、一般的には有りです。(日本語で)
店に入ると日本語で「お帰りなさいませ」、出るときは「行ってらっしゃいませ」です。ただし、だからといって、かならず日本語が通じるというわけではありません。
日本語を勉強しているメイドさんも多いですが、極めて堪能な人からほとんど通じない人まで、語学レベルは様々です。
Q:でも、この看板やチラシに日本語が書いてあるよ?
A:大体の場合は、飾りのようなものです(笑)
日本でも、外国人が滅多に来ないような場所の飲食店の看板に「Welcone!」などと書いてあることが多いですよね。それと同じようなものです。
ただし、日本人が多い観光地に多くてよくネタにされる「変な日本語」は、ほとんどありませんでした。
Q:メイド服はどんな感じ?
A:日本と同様、店によって色々です
オーソドックスな黒いメイド服の店もあれば、オリジナル服の店もあります。また、コスプレイベントを催す店も多く、例えば夏には浴衣姿で出迎えられることもあったりします。
Q:ぶっちゃけ、メイドさん可愛い?
A:…結構可愛いですし、スタイルも良いです。(*^_^*)
まあ、たまには少しブサイクなメイドさんも居ますけど…(^_^;)。
メイド服の着こなし方や接客は、皆さん、本当に自然体という感じで身につけていますし、真剣に頑張っている人が多いです。
Q:メイドさんと話した?
A:結構いろいろと会話できました
前述のとおり、日本語が通じないメイドさんも多いですが、それなりに意思の疎通はできました。メモ用紙を使っての筆談や、お互いに拙い英語で…。
パソコンで翻訳サイトを開いて会話を試みるメイドさんも居ましたし、日本語堪能な常連客が通訳になる場合もありました。
メイドさんは日本と同様、やはりACG趣味の人、特にコスプレイヤーが多いです。私が高雄の店で話し込んだメイドさんは、絵も上手で、コミケや秋葉原に行った経験もある方でした。
Q:料理はどう?
A:全体的に高レベルです。台湾風にアレンジされているのも面白いです
やはり美食の街だけあって、レベルの高い料理を出さないと通用しないんでしょう。
メニューを見ると、日本の店と同様にカレー(咖哩)やスパゲティ(義大利麺)、そのほか色々と美味しそうな名前の料理が並んでいます。ただし、オムライス(蛋包飯)がある店は少ないようです。
香辛料の使い方が微妙に日本と違っていたり、台湾式カレーというべきか(?)中華料理のあんかけをカレー味にしたような感じのカレーライス(これはこれで美味)だとか、なかなか楽しめます。
値段は、例えばカレーが150~250NT$(500円~850円くらい)。台湾の物価水準からすると高いようです。まあ、日本でもメイド喫茶の食事は高いですよね(^_^;)。
Q:写真撮影はできるの?
A:基本的には不可ですが、撮影可能イベントも時々あります
高雄の艾迪里同人喫茶館で撮ってきた写真を紹介したところ、この質問が何回かありましたので…。
日本の殆どのメイド喫茶と同様、どの店でも、店内での写真撮影は禁止というルールになっています。しかし、撮影可能のイベントを開催する店も時々あります。(特にコスプレイベントなど)
私が先日の旅行で艾迪里に行ったときは、一周年記念イベントの日でした。(偶然ではなく、このイベントに合わせて旅行計画を組んだもので…) このイベントは撮影可能だったので、地元の常連さんに混ざって随分と写真を撮ってきたものです。
Q:他に日本と違うところは?
A:細かい違いを挙げてみると、例えば…
・酒類が皆無
日本では軽いアルコール類を置くメイド喫茶も多いですが、台湾では缶ビールすらありません。メニューの「特調」のところには色々と面白そうなカクテル類がありますが、いずれもノンアルコールです。
別に台湾が禁酒の地というわけでは決してなく、街のコンビニでは普通にビールなどが並んでいます。しかし、飲食店や公共の場で酒を飲むことに関して、日本よりも厳しい雰囲気があるのかも知れません。あるいは、客の年齢層が比較的若いのも影響しているのかも…。
・ケーキの甘さが控えめ
台湾のお菓子やソフトドリンク類は、甘さに関しては日本と同じか、少し甘いくらいが普通なのですが…。不思議なことに、ケーキに関しては甘さがかなり控えめです。日本で見かけるのと変わらない外観のケーキなのに、一口目で「…あれ?」と感じてしまいます。
もっとも、素材の味をきちんと味わえるという点では、この台湾風のケーキというのも決して悪くありません。
・「時間制」ではなく「最低消費制」
日本では、人気のあるメイド喫茶では「混雑時は○○分でお出かけ下さい」、あるいは「1時間ワンドリンクで○○○円」というルールをとっていることが多いですが…
台湾の場合は「○○○元以上注文してください」というルールが主流です。あるいは「一時間あたり一品注文してください」という店もあります。
各店のルールを以下にならべてみます。(誤訳やルール改定があるかも知れませんので、参考程度にしてください)
Fatimaid:1時間あたり最低2品
萌點:最低100元
Cosic:最低80元
末廣町:最低80元
明:最低80元
艾迪里:最低80元
月讀:休日や特別日は1時間あたり1品
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コメント
納ちゃん様、はじめまして。
近々台湾メイドカフェ巡りをしようと計画している者です。
moe pointは公式サイトがつぶれているので、やはり閉店してしまったんでしょうか……(ノд-。)
それにしても台湾はメイドカフェ多いですね……巡り甲斐がありそうですw
投稿: 台湾初心者 | 2010.01.07 03:25
>台湾初心者さま
はじめまして。我がブログへの御来訪ありがとうございます。
moe pointですが、先日コミケで会った某氏と某メイドさんから
「移転したそうですよ」との情報をいただきました。
移転といっても同じ西門町の範囲内。元の店からはそんなに
遠くない場所のようです。
そこで改めて検索してみたら、ブログは活発に更新中でした。
http://blog.yam.com/moe2point
…海角七号の主役のアガさん、こんな所で何してるんでしょうか??(汗)
投稿: 納ちゃん | 2010.01.07 23:49
moe pointの移転は
あのビルからの撤退って事でしょうかね
3回ほど行きましたが moe pointはにぎわってましたが
他の寂れっぷりがハンパなかったので
投稿: hana | 2010.01.12 11:46