艾迪里、一周年の夜
高雄の「艾迪里同人喫茶館」が、今月めでたく一周年を迎えました。
店のサイトによれば、その記念イベントが5月3日に開催とのこと。実は…私がこの連休に台湾旅行を計画したのは、このイベントに参加するのも理由の一つでした。なにしろ、私にとっては「艾迪里」は台湾で一番お気に入りのメイド喫茶でしたから。
5月3日の夕方、台南から高雄に戻った私は、時間調整も兼ねて建国二路の電脳街を歩き回りました。今回は残念ながら今ひとつ収穫に乏しかったです。本当はTranscendから発売されたばかりの大容量メモリカードが欲しかったのですが…。
ともあれ、午後7時前に電脳街を後にして、長明街を駅の方面へと歩いていき、「艾迪里」に到着しました。店内はなかなか盛況で、座席の8割程度が埋まっていました。幸い、空きテーブルが一つあり、無事に席へと通してもらうことができました。
まずは飲み物と料理です。卓上メニューを見ていると、メイドさんが日本語付きメニューを持ってきてくれました。ただ、本日は予想外の盛況だったためなのか、既に売り切れが多い状態で…「ごめんなさい、今はありません」を2回ほど繰り返し、結局オムライスとなりました。
メイド喫茶ではお決まりのオムライスですが、ここではケチャップでのお絵描きサービスはありませんでした。(ただし、この店自体にその手のサービスが無いわけではなく、「顔文字ケーキ」という専用メニューがあります。2日の夜に来たときに頼んでみたのですが、上面が白くて何も飾っていないショートケーキに、チョコレートソースで「萌え」と書いてくれました)
オムライスを食べた後、もう少し何か飲みたくなってきたので、メニューの「特調」のところから「幸運之星」というオリジナルカクテル(ノンアルコール)を選んで注文してみました。
「幸運之星」と、中文版「らき☆すた」1巻
さて、一周年記念の日ではありますが、午後7時過ぎの段階では特に変わった催しはありませんでした。
しかし、今夜は写真撮影OKの日です。私もカメラを手にして、メイドさんにポーズをお願いしてみます。すると、周囲の席の人たちもカメラを手に集まってきて、たちまちプチ撮影会状態となります。
メイドさんが「あの人が店長です」と教えてくれた黒服の男性、若くてハンサムな眼鏡男子でした。レジ前でポーズをつけると、みんながカメラを手に群がります。もちろん私も撮影の輪に加わりました。
午後8時半頃、店長が液晶テレビの表示をWiiからPCに切替え、DVDを流し始めました。
「艾迪里同人喫茶館1週年影音紀念光碟」。あとで記念品として一枚頂いたのですが、内容は開店当時の写真のスライドショーや、店内イベント時の動画、そして地元イベントに参加したときのステージの動画でした。
このDVD、やはり店内で上映会すると盛り上がります。液晶テレビの周りに常連さんが群がり、店長やメイドと一緒に歓声をあげていました。
ええ、本当にみんな楽しそうでした。
午後9時、店内の照明が落とされ、店長が奥からワゴンを押してきました。
ワゴンの上には大きなケーキが載せられています。ケーキの上には大きく「1」の文字。店長は長い包丁を手にしています。
いよいよメインイベントです。店内に「♪ハッピーバースデー~」の歌が(中国語で)響き渡りました。
そして店長がケーキにナイフを入れ、店内の参加者ひとりひとりに切り分けます。もちろん私の分もありました。手造りの本格的なチョコレートケーキ、甘さはちょっと控えめでした。
ケーキカットのあとも店内の盛り上がりはずっと、閉店時間の午後10時まで続きました。
私にとっては今回の台湾旅行最後の夜です。名残惜しい気持ちと、このイベントの熱気の中ですっかり燃え尽きたような気持ちが、両方入れ混じっていたような気がします。
10時を10分くらい過ぎた頃、会計を終えて、メイドさん一同と握手を交わして見送りを受け、艾迪里をあとにしました。
店の外…長明街は既に静まり返っていました。まだまだ暑い夜道を駅へ、そして今夜のホテルへの道をたどりました…。
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