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2008.07.15

A380の客室の立体写真

 今回のシンガポール旅行では、いつものように立体カメラを持参し、結構たくさんの写真を撮ってきたわけですが…。
 エアバスA380の写真に関しては、今回は今ひとつ不出来でした。もともと成田もシンガポールも空は曇ってましたし、しかも空港の窓ガラス越しだとどうしても色がくすんでしまいます。
 ただし、機内の様子を撮った写真のほうは、比較的まともに撮れていました。今回はその写真を載せてみようかと思います。

A380_upper_y_lrl
LRL配置(左二枚で平行法、右二枚で交差法)。クリックで拡大します

 さて、そろそろ、A380に往復乗った感想を書かなければなりません。
 結論を一言で述べるなら、やはり最新鋭の巨大飛行機です。なんとも快適な飛行時間を過ごすことができました。

 ゆったり感を一番実感できたのは、機内食が配られたときでした。
 これまでにも国際線の機内食というのは何回か経験してますが、あの大きなトレーが目の前のテーブルに据え付けられると、途端に窮屈さが倍増してしまいます。まるで「拘束具でも付けられたかのような状態」での食事を強いられる…そんな印象がどうも拭えませんでした。(まあ、それがまた機内食の面白いところでもあるのですが)
 ところが、今回のA380では、機内食が到着してもそんな「拘束の食事」という印象はほとんど感じませんでした。ちゃんと落ち着いて食事を楽しみ、さらにワインやコーヒーをおかわりすることができたものです。

 成田からシンガポールまで7時間。しかも、行きの便は混雑していて窓側の席を確保できず、一階席後方の中央列というなかなかしんどい席を割り振られました。それでも、7時間はそんなに苦になりません。
 シンガポール到着2時間前…気流が極めて安定していて、揺れが殆ど皆無になりました。変な振動もなく、エンジン音もそれほど伝わってきません。
 そんな状況下で客席の様子を眺めていると、なんだか「乗り物の中」という感じがしませんでした。むしろ、「どこかの待合室で、みんなで椅子に座って何かを待っている」とでも表現したくなるような状態に見えてしまいました。

(いやまあ、本来、乗り物の中というのは「到着を待つ場所」であることは間違いないのですが(^_^;))

 帰りは二階席後方の窓側でした。
 ボーイング747の二階席と同様、窓側は壁が丸まっているため、座席と窓との隙間を生かして小さな荷物入れが備え付けられています。これがなかなか便利ですし、それに、この空間のおかげで、窓際でも圧迫感が少なくて済みます。
 B747では二階席はけっこう窮屈な印象でしたが、A380の二階席は極めて広々としていて、屋根裏みたいな感じは全然ありませんでした。(上の写真、帰りの二階席で撮ったものです)
 そんなわけで、A380に乗るなら「二階席の窓側席」が一番快適に過ごせるんじゃないかと思います。

 もっとも、この荷物入れの蓋、「上から押すとラッチが解除されて開く」という仕様になっていまして…。そのせいで、蓋の上に肘をつくとそれだけで開いてしまうという難点があります。これだけが、ちょっと残念なところだったでしょうか。

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