ハノイのメイドカフェ「MOE!coffee」まとめ
初めてのベトナム旅行から帰ってきて、早くも一週間が経過しました。
この一週間、現地で撮ってきた写真を編集したり、感想を文章に綴ったりしてきましたが、そろそろこの辺で…今回の旅の第一目的地、ハノイ初のメイドカフェ「MOE!coffee」の感想を、きちんと整理しておかなければなりますまい。
既にブログに書いた内容と重複するところもありますが、改めて、レポとしてまとめてみたいと思います。
《場所》
先日の記事で、道すがらの写真を並べてみましたが…。簡潔に箇条書きで整理するなら、こんな感じになるでしょうか。
・タクシーまたは徒歩でカンボジア大使館へ行く
・大使館前の「Quang Trung」通りを南へ
・大使館すぐ横の「Ha Hoi」通りではなく、もう一本南隣の「Ha Hoi」通りを入る
・およそ100メートルくらい進むと、左手に「萌え!カフェ」という看板が見えてくる
《メニュー》
メニューについても、先日の記事で写真とともに詳しく書きましたが、改めて箇条書きでまとめてみます。
・コーヒー、紅茶、ソフトドリンク、カクテルなど飲み物は種類豊富
・ベトナムなのでコーヒーはベトナム式。アイスコーヒーは底に練乳が沈んでいて、これを濃いコーヒーに混ぜて飲む…甘くて美味♪
・カクテルは、季節の名前を冠した4種類。甘くて軽い口当たりだが、アルコールはかなり強い
・飲み物の価格は、大半が10000~20000ドンの範囲内(現在のレートでは1円=約200ドンなので、200で割れば日本円に換算できる)、カクテルはもうちょっと高い
・なぜか「ソフトドリンク」の項目にビールが含まれている
・食事メニューは種類が少なく、いずれも軽食の類だった
《メイドさん》
メイド服はロングではなく短めの、いわゆるフレンチメイドでした。ベトナムは昔フランス領だったから…というのはあまり関係ないですね…(すみません)。(蛇足ですが、隣の店はフランスパン屋さんです)
日本語を習っているメイドさんが2人いました。流暢というわけではありませんが、それでも色々と会話を進めることができました。特に、ベトナムでのコスプレ事情の話、なかなか興味深かったです。
ちなみに、「この店でイベントのとき、ステージに立って歌いたい」とのこと…微笑ましかったです。
《店内》
あまり「アキバ系」な装飾は無く、何となく和風っぽい「外国の日本料理店」っぽい内装でした。
店は1階と2階。1階はテーブル席で、確か4人テーブルが5つと、8人くらいの大きめのテーブルがひとつありました。2階は座敷席で、4人がけの座卓が5つか6つ有ったように記憶しています。
店内に流れる音楽はいろいろ。クラシックやジャズのこともあれば、いきなり「完全メイド宣言」の歌が流れ出すこともあります。
なお、店内は無料の無線LANがあり、頼むとパスワードを教えてくれます。パソコン持参で旅行される方は、ぜひお試し下さい。
《ご主人様・お嬢様》
この店では「お帰りなさいませ」はありませんでした。(少なくとも、私が3回「帰宅」した際には…)
メイドさんの話では、この店はベトナムの若者をターゲットにしているとのことで、日本人はあまり来ないようです。
もっとも、現地日本人&観光客向けの(日本語の)ベトナム情報誌「ベトナムスケッチ」で、この店のことが紹介されたとのことで、現地の日本人には有名な存在になっているそうです。(という話を某所でしたら「ひだまり?」という反応が返ってきました。無理もありません。「ベトナムスケッチ」と「ひだまりスケッチ」が何となく語呂が似ている件、私も感じていますから…)
平日の夜でも、土曜でも、客の姿は今一つ少なかったような気がします。しかし、その一方では、この店の常連さんになった人を、しっかりと掴んでいるという感じがありました。
常連さんの姿としては、例えば…
・若い男性が、大きなノートPCを広げて色々と作業していた
・どう見ても小学生くらいの女の子が、コーヒーを飲んでケーキ(持込)を食べつつ、店に備え付けの漫画を熟読していた
・数人のグループが、この店でトーストをつまみながらカードゲームに興じていた
《写真撮影》
店の前を通りかかった欧米人観光客のおじさんが、店先でメイドさんに(何だか珍しそうに)声をかけ、そして記念写真を撮影していました。
あ、写真撮影の制限が無いのか…そういえば、店内には「撮影禁止」の表示が全然見当たりません。そこで、私も便乗して写真撮影をお願いしたところ、あっさりとOKをいただくことができました。
また、今回の旅行最後の夜に行ったときも、私と一緒に並んでの記念撮影をお願いしたら、やはり何事もなくOKでした。
ただ、この写真をブログに載せてよいかどうかまでは、質問しそびれてしまったので…。もし写真をご覧になりたいという方がいらっしゃいましたら、直接私までお声をおかけくださいませ。
《全体的な感想》
アキバ系というか、日本の漫画やアニメが世界各国で大人気…という話はよく聞きますし、実際に台湾旅行では凄く実感させられてしまったものですが、ベトナムも例外ではなかったようです。
「漫画やアニメや日本文化、みんな大好きですよ」と目を輝かせて片言の日本語で話すメイドさん。
本棚に並ぶ漫画単行本(ベトナム語版)、そこに混ざって「声に出して読みたい日本語」も置いてあったり…。
日本人としては、嬉しさと恥ずかしさと、そして一種の責任感が湧き上がってくるような気持ちでした。
店の雰囲気は、いわゆる「萌え萌え」という感覚は薄かったような気がします。しかし、それでもやはり、そこはかとなく漂う、いつもおなじみの懐かしい空気…「OTAKUのオーラ」とか「アキバの異質空間」とでも表現すれば良いのでしょうか…それは確かに感じられました。
1日目、ハノイ到着直後に感じたカルチャーショックの緩和場所として。
2日目、ハイフォンへ日帰りしたあと、カクテルでほっと一息つく場所として。
3日目、ハノイの市内観光で歩き回ってヘトヘトになり、消耗してしまったHPを回復するポイントとして。
帰国後、友人から「なぜ海外に行ってもメイドカフェ?」という質問を受けましたが、今回のハノイへの旅では…この「萌え!カフェ」が、やはり自分にとってのホームポジションだったんだなと思います。
帰国前の夜の店先で、見送ってくれたメイドさん…あの笑顔を思い出すと、ついつい「できれば近いうちにハノイにもう一度」という気持ちになってきてしまいます。
まだハノイに出来たばかりの「萌え!カフェ」、末永い継続を願ってやみません。
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