500系のぞみの感想
ただいま、博多から「リレーつばめ」に乗って熊本に向かっているところです。熊本からはSL人吉に乗車予定(先ほどの博多駅の窓口で、空席が出たのを偶然キャッチ成功しました)。
とりあえず、熊本に着くまでの間に、昨日の感想…今や東京では珍しくなってしまった500系のぞみで全区間を乗り通した感想でも、書き綴ってみたいと思います。
東京駅のホーム南端でカメラを構え、500系の写真、いやその前に先発のN700系の写真を撮ったり、見比べたりしたのですが…。
こう言っては何ですけど「N700系って、顔は甚だ滑稽だけど、それでも500系より良く出来てるなあ」と思わざるを得ませんでした。なんというか、
500系:とにかく鋭く尖らせた「古典的」な顔
N700系:奇怪さを承知の上で「計算づく」の顔
しかも、ホームで観察していて初めて気がついたのですが、N700系って先頭車だけ屋根が僅かに低いんですね。あとでWikipediaで調べたら、これもやはり計算の上でやっていることらしいです。
そんなわけで、N700系の発車を見送った後、そのホームに入線してきた500系を見ると…。これをお読みの500系ファンの方、ごめんなさい。それでもやっぱり「消え行く懐かしの新幹線電車」という印象を持たざるを得ませんでした。
車内に乗り込んでみると、グリーン車だけあって、落ち着いた内装と立派な座席でした。500系の欠点は「車体断面が丸いので窓側の席だと圧迫感がある」ことですが、さすがにグリーン車なら殆ど気になりません。ただし、荷物棚が狭いのは仕方ないところですが…。
ゆったりした座席でのんびりと、時々ウトウトしながら、博多までの5時間あまりを過ごしました。
新大阪までは他の列車と同様に時速270キロ、新大阪から先は時速300キロを出します。車内は、新大阪で降りる人は意外と少なく、岡山や広島まで行く人が多かったです。
それで…岡山を出たあたりから、何だか妙な寂しさを感じてしまいました。
単に乗客が減って車内が寂しくなったというだけではありません。時速300キロ区間に入ると、270の区間に比べて走行音が…特に風切り音がワンランク強いようなのです。
外の景色は春霞に包まれ、柔らかい日差しを受けてポカポカ陽気だというのに、グリーン車の座席で黙って座っていると、何だか晩秋の木枯らしに包まれているような気持ちでした。
東京から博多までの間に、車内販売のビールに2回も手を出してしまいました。一本目は東海道区間でスーパードライ、二本目は山陽区間で一番搾り。
東海道区間の車内販売は、ワゴンの進む速度が丁度良くて呼び止めやすく、しかも「おつまみはいかがですか」とさり気なくサジェストされます。山陽区間ではワゴンがやたら速くて、しかも…おつまみを薦められませんでした。(おつまみ買うかどうしようか迷っている表情、私の顔に十分に出ていたと思うのですが…)
ともあれ、ちょっと悪酔い気味になった状態で、夕方の博多駅のホームに降り立ちました。それでも、500系の丸まった車体を眺めていると…もう旧型車だと理屈では分かりつつも、「やっぱりかっこいいな」と思い直してしまったものです。
またもう一度、この500系に乗る機会は訪れるのでしょうか?ただ、少なくとも今回のような「全区間グリーン」などという贅沢はしないとは思いますが…。
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