台湾メイド喫茶&萌え系飲食店FAQ〔2009年6月改訂版〕
※ 2010年11月改訂版を公開しました。こちらへどうぞ。
「台湾メイド喫茶FAQ」を前回書いたのは2008年5月でした。既に1年少々経過しましたし、先日の台湾旅行で巡ったときの情報も反映させなければ…というわけで、そろそろ改訂版を書こうかと思います。
なお、「メイド喫茶」という枠では収まらない店も多くなってきたので、「萌え系飲食店」という表現も付け加えることにしました。
【前書き:この1年のトピックス】
最近、台南で新しい店が相次いでオープンしています。
台南には元々、「末廣町侍女隊」と「[明]和風閲讀館」の2店がありましたが、それに加えて最近、食べ放題レストランの「最愛莉絲」と、アイスクリーム店の「主人的店」が開店。特に「主人的店」は「チェーン加盟店募集中」と公式サイトに記されています。
また、末廣町侍女隊が7月1日に分店を出す予定です。巫女さんによる冷飲料専門店になるようです。
それほどの巨大都市ではないのに、台南で一体何が起きているのでしょうか?…いや、実際に台南の街を歩いてみると、何となく雰囲気的に「まだ見付けていない店があるんじゃないかな?」という予感がします。
台湾の京都とも呼ばれる古都。街歩きに丁度適度な規模の市街地。萌え店の存在を別としても、この台南という街は個人的に気に入っています。
Q:台湾にもメイド喫茶ってあるんですか!?
私が把握している限りでは現在10店あります。
〔台北〕
・Fatimaid http://www.piware.com/fatimaid/
台北駅近く。現存店では台湾で一番早くからある店です。
・Moe Point(萌點) http://www.moe2.com.tw/MPCafe/index.htm
西門町の繁華街。オタク系ビルの中にあります。
・Cafe Cosic(可思客) http://www.cosic.com.tw/
龍山寺の近く。東京で言えば浅草仲見世のような渋い場所です。
・Jours de Soleil http://blog.yam.com/JoursdeSolei
女性向けの男装カフェ。台北駅前の地下街にあります。
〔台南〕
・末廣町侍女隊 http://blog.yam.com/suehiromaids
ちょっとレトロ調、比較的正統派な女僕珈琲店です。
・[明]和風閲讀館 http://tw.myblog.yahoo.com/maid-cafe/
紫色の和服(和装メイド?)の落ち着いた読書喫茶です。
・最愛莉絲 http://www.dearalice.com.tw/
食べ放題レストラン。メイド服とセクシードレスが半々でした。
・LA MAID 主人的店 http://www.wretch.cc/blog/lamaid
アイスクリーム店。店先のテーブルで食べることもできます。
〔高雄〕
・月讀 http://www.uni-c.com.tw/
高雄駅左手の「長明街」にある正統派な店です
(2号店「月讀NAVI」は既に閉店しました)
・艾迪里同人喫茶館 http://blog.yam.com/Ideally
こちらも「長明街」。ただし、現在休業中のようです。
Q:どうやって在り処を調べるんですか?
上の各店のサイトを起点に、イベントサイトや個人サイトをこまめに探していくと、今まで知らなかった店の情報や、新規開店の情報を得ることができるかも知れません。
日本国内のウェブ情報源としては、mixiの「メイド・コスプレ喫茶」コミュニティや、小泉優さんの「萌えるアジア」などがあります。
また、実際に台湾の店でメイドさんや常連客と仲良く会話できれば、そこで生の情報を聞けることもあります。
なお、上記のリストは完全ではなく、まだ調べ漏れがあるかも知れません。実際、オタ系の雰囲気が漂う街路を歩くと「まだ知らない店があるんじゃないか?」という気配をどうも感じてしまいます。
Q:台湾のメイド喫茶って、どんな人が来るの?
台湾でも日本のオタク系文化は人気があり、同人活動も活発でイベントも大小あちこちであります。ちなみに、それ系の趣味のことを、台湾ではACG(アニメ・コミック・ゲームの略)と呼ぶことが多いです。
台湾のメイド喫茶も日本と同様(あるいは日本以上に)、ACGファンの集う場所となっている感じです。グループで行動する人たちが多く、女性客の姿も目立ちます。
なお、台北の「Cafe Cosic」は、台湾最大のACGイベント「Fancy Frontier」の主催団体との繋がりが深いらしく、連動イベントを催したり、この団体発行の「Frontier Magazine」(日本では秋葉原の「三月兎」で入手可能)に広告を出したりしています。
Q:日本人のご主人様お嬢様は多いですか?
台北の各店は、一部のガイドブックに載っていたり、「旅々台北」サイトなどで紹介されているせいか、日本からの来訪もそれなりに多いです。店ノートにも日本語の書き込みが時々ありますし、メニューにも日本語が併記されています。(高雄の月讀も同様です)
しかし、台南では、この種の店を巡る日本人はかなり少ないようです。日本語メニューがある店も少ないので、中文メニューを読み解く必要があります。
Q:日本語しか出来ませんが、大丈夫ですか?
日本語を勉強しているメイドさんも多いですが、極めて堪能な人からほとんど通じない人まで、語学レベルは様々です。
でも、漢字文化圏ですから筆談は結構役立ちます。(メモ用紙とペンを持参しましょう)
また、日本語堪能な常連客に助けていただけることも多いですし、ノートパソコンで翻訳サイトを開いて意思の疎通を図ろうと試みるメイドさんに会ったこともあります。
Q:「お帰りなさいませ」はあるの?やはり中国語?
店によって違いますが、日本語で「お帰りなさいませ」と迎えてくれる店が多いです。
Q:メイド服はどんな感じ?
オーソドックスな黒いメイド服の店もあれば、オリジナル服の店もあります。
また、コスプレイベントというか、バラエティに富んだテーマで「特別日」を頻繁に行っている店も多いです。例えば今週末(6月28日)、高雄の月讀では「大正風 日本卒業式正装 豪華小振袖姿」で、卒業証書持参でお帰りの御主人様は一緒に記念撮影できるという、「卒業日」イベントを開催予定だそうです。
(台湾の卒業式シーズンは6月です)
Q:ぶっちゃけ、メイドさん可愛い?
結構可愛いですよ(*^_^*)。それに、日頃から熱心かつ真剣に頑張っているコスプレイヤーが多いですから、メイド服の着こなし方や接客はとてもレベルが高いです。
自分の個人コスプレサイトを気軽に教えてくれる女の子も多いので、もし教えてもらえたら、後でぜひアクセスしてみて下さい。その情熱が伝わってくる筈です。
Q:飲み物や料理はどう?
個人的には概ね美味しいと思います。
もっとも、台湾風にアレンジされているものも多く、調味料の使い方が日本と微妙に異なったりしますので、口に合わないという方もいらっしゃるかも知れません。それでもまあ、異国の旅行ですから「それもまた楽しみ」という気持ちで臨みましょう。
日本と違う点を挙げてみると…
・冷たい飲み物は日本より量が多いです。
・蛇腹ストロー(蛇腹部分が長い)をハート型にしてあるのをよく見かけます。
・酒類はありません。詳しい理由は私にはちょっと判りませんが…。
・ケーキ類は甘さが随分と控えめです。どの店でも甘さ控えめなので、これは台湾の甘味類の特徴なのかも知れません。
・食事物は、日本と同様にカレーやスパゲティ(義大利麺)もあれば、あまり聞き覚えの無いような台湾風の洋食(?)も見かけます。
・ただし、オムライス(蛋包飯)にお絵描きしてくれる店は少ないです。
なお、値段は、例えばカレーが150NT$前後(500円くらい)。台湾の外食の価格水準からすると高いようです。まあ、日本でもメイド喫茶の食事はちょっと高いですよね(^_^;)。
Q:写真撮影はできますか?
日本では、この種のコスプレ飲食店の殆どが写真撮影禁止ですが、台湾でも撮影禁止の店が多いです。
ただし、コスプレイベントや衣替え日などの特別日に限定して撮影を解禁する、という店も多いです。そこで、あらかじめ店のサイトでイベント日程を確認してから、出掛ける(ご帰宅する)スケジュールを立てると良いでしょう。
また、撮影可能だった店も幾つかありました。「遠方からの御帰宅なので特別にOK」という御厚意だったのかも知れません。あるいは「記念撮影希望者が多いので撮影可能場所を決めてある」という店もあります。
店内に撮影禁止の札などが見当たらない場合は、思い切って撮影可能かどうかお願いしてみましょう。
Q:いつもメイド喫茶巡りのために台湾まで行くんですか?
そうです。呆れた奴でしょ?笑ってやって下さい。\(^o^)/
…と何時も答えていますが、真面目な話、メイド喫茶巡りのため「だけ」に台湾旅行していたわけではありません。私は元々鉄道オタ(中文では「鐵路迷」)なので、台湾は気軽に一周できたり、何本かのローカル線があったりと、結構魅力的なのです。
他にも、前述の「Fancy Frontier」を筆頭に、大小いろいろとあるACG関連イベントに行ってみたり…。
あるいは、台北の電脳街「光華商場」を歩いて、パソコン部品や面白そうなデジタル商品などを探してみたり…。
そんなこんなで、オタク趣味的な好奇心を満たしてくれるものが色々あります。台湾旅行、ぜひぜひおすすめです。
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