納戸＠blog

　いつもは、あのホテルの朝食は7時からなのですが、今日は特別に6時40分オープンでした。なにしろホテル出発が7時半です。今朝は早起きして荷造りを終えて部屋を出発。朝食後、皆でロビーに集まり、ちゃんと7時半にバスでホテルを後にしました。
　でも、台北の街を去る前に、しっかりと「免税品店立ち寄り」が組み込まれていました。7時56分頃にバスが免税店に到着し、ぴったり8時に開店時刻となり、店のシャッターが開きました。なんと律儀な…。
　私はもう買うものも無いので、店内のジュースバーでオレンジジュースを飲みながら休憩していました。今日はできるだけ体力の浪費を防がなければなりません。帰国したら明日は通常通りに仕事なのです。
　免税店での滞在時間は40分。そのあとは再びバスに乗り込み、今度こそ桃園空港へ直行です。顔なじみになった現地ガイドさん。話も上手で面白く、空港までの時間はあっという間という感じでした。
　バスが空港に到着したのは、飛行機出発時刻のぴったり2時間前でした。ガイドさんに見送られ、出国審査場に入りました。

　中華航空のB737に乗り込み、11時20分に桃園を出発です。
　帰りの所要時間は3時間弱でした。気流の悪い場所が多くて、機内食提供が途中で中断したり…そんなこんなで意外と時間の余裕がありません。たちまち静岡が近付いてきた感じでした。
　紀伊半島をもうそろそろ横断したかな…というあたりで、飛行機が進路を少し北に向けたのが判りました。やがて、駿河湾の上空で旋回しながら高度を下げていきます。雲が多くて、富士山はちょっとぼんやりと見えただけでした。
　眼下に大井川、そして茶畑。静岡空港へと着陸です。

　飛行機は2番スポットに停まりました。いよいよ降りようと皆が通路で待っていると、機内アナウンスが「入国手続きが混雑しているため10分ほど座席でお待ち下さい」…やれやれ。ところが、それではと座席に座った途端に「お待たせいたしました」…さすがに皆で苦笑です。
　まだ開港したばかりで不慣れな静岡空港。でも、ある意味、新しい空港ならこうじゃなくちゃという感じもします。
　新品の搭乗ブリッジを渡り、検疫所で新品のサーモグラフィ装置(?)で体温チェックを受け、真新しい入国審査所で新品のスタンプ(??)を押されて日本帰国。で、新品のターンテーブルで荷物を受け取って外に出ました。

　到着ロビーに出たところで、静岡空港開港の記念品（中身は買物バッグ）を貰いました。これでツアーは解散です。
　今日は、ロビーはそれほど混雑していませんでした。あまり見学者は多くないんだな…と思ったのですが、それは誤解でした。外に出てみると、入場規制中で「見学者」の列が延々と続いていました。

　駅行きのバスは（通常なら）無い時間帯でしたが、今日はこんな開港フィーバー状態ですから、臨時バスがしっかりと出ていました。島田駅行きのバスに乗り込みます。あ…そういえばポケットの小銭入れ、まだ台湾モードのままだった…。鞄から日本円の小銭袋を取り出し、中身を入れ替えました。これでバスの運賃が支払えます。

　島田駅はエスカレーターもエレベーターも完備された新しい駅でした。有難い…。
　時刻表を確認したあと、結局は普通列車の乗り継ぎで帰ることに決めて、窓口で切符を買ってホームへと降りました。沼津行きで沼津、そして東京行きに乗り換え。1回の乗換えで帰ることができます。
　座席に座っていたら、ついついウトウトしてしまいました。沼津まで時間が短絡してしまったような気がします。