ニンテンドー3DS…もしや立体感は控えめ?
今日、任天堂が「ニンテンドー3DS」の実物をお披露目したとのこと。
立体写真を撮るのが好きな私としても、かなり興味をひかれるニュースとあって、その実物の写真を随分と熱心に眺めてしまいました。
DSi以降搭載されたカメラが、3DSでは左右2個になり、立体写真の撮影もできる。というのは予想通りでした。(いやむしろ、そうしなかったら思い切り失望していたはずです)
ただし、私が気になったのは、この2個のカメラの間隔が狭いことでした。大体3センチか4センチくらいでしょうか。
立体写真を撮る方法は、原理的には、2個のカメラで同時に撮影するというだけです。左のカメラの画像を左目で、右の画像を右目で見るような工夫を施せば、頭の中で画像が立体に見えるというわけです。
で、カメラの間隔を離せば離すほど、立体感は強調されていきます。あまり強調されても不自然になりますから、一般的には、カメラの間隔は人間の両目の間隔と同じが良いと言われているようです。
両目の間隔、普通なら6センチくらいでしょうか。それに比べると3DSの左右カメラの間隔は随分と狭いです。立体感という点では物足りないかも知れません。どうしてこんなに狭くしてしまったのでしょう。
でも待てよ…?
3D液晶を使ったゲーム機というニュースに対して、ネットなどで多かった意見の一つに「ゲームでそんなもの使ったら目が疲れて仕方がない」というのがあったように思います。実際、立体写真を見るって、目に結構負担がかかりますから…。
その問題に対する解決方法のひとつは、ちょっと残念な方法かも知れないけれども「立体感を控えめにする」ことでしょう。
もし、3DSの開発チームの方針として「立体感控えめ」が基本にあるのだとしたら、カメラの間隔が狭いのは合点がいく話です。本体の横幅はたっぷりあるのですから、もっとカメラの間隔を開けることも難しくはなかった筈、それでもあえて狭くした…。
だとすると、3Dで発表予定の各ゲームについても、やはり立体感は控えめにされているんじゃないかと、そんなふうに推測できます。
もっとも…上に述べた考察、やはり考えすぎかも知れないですね。もし後日、実物が出て「凄い立体感!!」だったとしたら、どうか笑ってやってくださいませ。
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