萌在廣州、日帰り旅
ただいま、広州から香港九龍への直通列車の車内にて、この記事の下書きを進めています。窓の外は夕暮れの中国の田園風景、ときどき市街地を通過します。香港に着くのは夜8時過ぎの予定。食事してホテルに戻ったら、この文章をブログに載せるつもりです。
今日は九龍~広州直通列車を使って、香港から広州への日帰り旅行でした。
広州へ行った主目的は、今年の春に出来たばかりの「にゃんメイド喫茶」への訪問でした。実は、店長のPiguさんは、去年の三月に上海の「美萌メイド喫茶」に行った際にメイドさんをしていたので、(一度だけとはいえ)顔見知りだったのです。
あれから一年以上経ってしまったけど…と、期待と不安を抱きつつの「ご帰宅」でしたが、ちゃんとPiguさんには顔を覚えられていました。嬉しかったです。
ついつい長居した結果、今日は本当に「メイド喫茶だけが目的」の広州日帰りとなってしまいましたが、それでも悔いはありません。
では、今日の行動を振り返ってみると…
朝、少し早起きして8時頃にホテルを出発。タクシーでホンハム駅へと向かいました。朝食のあと、中国大陸行きの乗り場で並び、出境手続をして広州行きに乗り込みます。9時24分に発車。
結構古びた軟座車が連なる列車でした。香港地域内は徐行気味に走り、深センを通過したあたりからやっと速度が出始めました。定刻より少し遅れて、11時半頃に広州東駅に到着。入境手続に並んで、12時ちょっと前に駅をやっと出られました。
広州東駅からは地下鉄1号線に乗って西門口駅へ。外に出てみると、空は薄曇りでちょっと蒸し暑い昼時でした。交差点には縦にも横にも架線が張られています、ああ、広州にもトロリーバスがあるのか…。
西門口駅から歩き出し、「にゃんメイド喫茶」を目指しました。
あらかじめ、店のサイトで地図を調べて頭に焼き付けたつもりだったのですが、「このあたりかな」という所まで来ても、なかなかそれらしい店が見当たりません。商城が建ち並ぶ賑やかなバス通りから少し西に入ったところにある、静かな住宅団地みたいな地区です。この中の何処かにあるはずだけど…。
記憶に頼らず、ページをちゃんと印刷して持ってくればよかったと悔やみつつ、同じところを2回ほど通ったとき、やっとのことで「あ、ここだ」と見つけることができました。
時刻は午後1時過ぎ。入口横の窓に黒板が掲げられており、既に営業開始しているようです。
おそるおそるドアを開けてみると、まだ先客はおらず、二人のメイドさんに「いらっしゃいませご主人様」と出迎えられました。店内は小さめで、4人がけのテーブルが5個か6個だったかと思います。
二人とも、日本語が少し出来る女の子でした。まずはコーヒーとケーキを注文し、ほっと一息つきました。
本棚を見ると、去年私が執筆に参加した同人誌「全アジア メイド喫茶カタログ」(Piguさんへ送ったものです)に、透明プラスチックのカバーが大切にかけられて置いてありました。
その隣に飾られていたのは、メイドさんの「絶対領域」写真集。開いてみると説明文は簡体中国語でしたが、よく見ると写真はみんな秋葉原の有名メイド喫茶のメイドさんです。
…この写真集って、もしかして日本のメイドさんの写真集を中国語訳したもの?? 何というか、ちょっとばかり「存在する筈がないもの」を見たような気持ちになってしまいました。まさかここまで「秋葉原のメイド喫茶」が海の向こうに知れ渡っていたとは…。
やがて、店の奥からPiguさんがメイド服を着て登場。私の顔を見て「お久しぶり~!」と嬉しそうに話しかけてきました。
それからしばらく、Piguさんと話し込みました。この店のことや、香港のメイド喫茶2店のことなど。そういえば、広州にもう一店あるメイド喫茶、移転工事中で閉店しているとのことでした。7月には開店するそうで…。そうなると、出来ればまた広州に来たいなあ…。
ちなみに、この「にゃんメイド喫茶」に御帰宅した日本人は私が初めてではなく、既に何人かいらっしゃるそうです。でも、みんな広州在住の日本企業駐在員で、Piguさんによれば「みんな中国語ができる」…ほんの少し胸をグサリと刺されたような気持ちになりました(汗)。ともあれ、わざわざ日本からここに来たメイド喫茶巡りファンは、私が初めてのようです。
店の用事で奥に一旦引っ込んだPiguさんでしたが、やがて再び現れ、ミニトーストを添えたアイスクリームの皿を持ってきて「プレゼントです」。…ちょっと舞い上がってしまったせいか、アイスクリームをすくったフォークの先を誤ってガリッとやってしまい、あやうく前歯が欠けそうになりました。あああ、落ち着かなければ。
やがて、店内にもご主人様・お嬢様が増えてきました。学校帰りという感じの若い人が多かったです。4人でテーブルを囲んで宿題に励む女子中学生もいたり…。このPiguさんの喫茶店、なかなか賑わっているようです。
メイドさんとの写真撮影は、全員で一緒にチェキを撮ると30元。持参のカメラでメイドさんだけ撮るのは無料でした。
無事に写真も撮ることができ、オムライスも食べ終わりました。そろそろ出掛けることにしましょう…。結局、午後4時に「行ってらっしゃいませ」とPiguさんに見送られ、この店をあとにしました。
香港に戻る列車は午後6時過ぎなので、あまり時間に余裕がありません。バス通りに出たところにある越富廣場(4階がオタク系のフロアになっている…とPiguさんに教えてもらいました)を一巡りしたあと、地下鉄に乗って広州東駅へと戻りました。
長距離列車の乗客で混雑する駅構内。でも、香港行きの乗り場は客も少なく閑散としていました。イミグレを無事に通過し、あとは再び、古い客車列車に乗り込んで香港へ戻るだけです。
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