福島返し失敗の思い出
ブログネタ: 電車で「うわ!やっちゃった!」という失敗は?
このブログネタを見たら、やはり大学時代の失敗の思い出を書かなければなりますまい。私は普段、電車で寝過ごすことなど滅多に無いのですが、いくらなんでも午前二時に目覚めて乗り換えなければならないとなれば、話は別です。
かつて国鉄時代(JRになってからも暫く)、各地に設定されていたワイド周遊券。北海道ワイドなら北海道全域が乗り放題、東北ワイドなら東北地方が乗り放題といった切符で、私も随分と愛用したものです。
当時は座席の夜行列車も多かったですから、周遊券の範囲を出ないように、夜行列車を深夜の駅で乗り換えて夜を過ごし、宿代を浮かすという手段も(若い鉄道旅行趣味者の間では)結構流行っていました。
例えば、札幌から釧路行きの夜行列車「まりも」で深夜の新得駅を降り、釧路から札幌行きの「まりも」に乗り換えるという「新得返し」。新得駅での停車時間が長くて目が覚めやすかったせいもあり、それなりに有名だったように思います。
で、確か大学二年生の夏休みだったでしょうか。東北ワイド周遊券で旅行中だった私は、青森から上野行き「八甲田」に乗り、深夜の福島駅で下りの奥羽本線急行「津軽」に乗り換えるという、いわば「福島返し」を試みたのです。
夜行列車の座席車では、深夜にやたらと目覚ましを鳴らすわけにもいきません。心の中で「午前2時・午前2時・午前2時…」と唱えながら眠りに着くという方法をとりました。以前に「新得返し」をやった際は、それで十分に成功したのですが…
…目が覚めて時計を見ると既に午前3時を過ぎていて、窓の外を見ると「高久」の駅名標が通り過ぎるところでした。
ええ、完全な寝過ごしです。次は黒磯。もう東北エリアを抜けて関東地方に入ってしまっています。
あわてながら、ともかく午前4時前の黒磯駅で下車しました。駅員に説明したところ…幸いなことに「誤乗」という認定を頂くことができました。下りの始発電車に乗ることを条件に、精算なしで東北エリアに戻ることができます。
そして2時間ほど待った後、下り電車で福島へと向かったわけです。本来計画していた乗り継ぎ計画(確か、「津軽」を新庄で降りて陸羽東線に乗り換え予定でした)は御破算となり、改めて時刻表と首っ引きでスケジュールの決め直しになりましたが…。
…何だか、書いていると、つい先日の出来事のように思い出されますが…。既にこれは20年以上も前の思い出となってしまいました。
現在はワイド周遊券自体が無いですし、夜行急行の「八甲田」「津軽」も既にありません。それに、自分自身が…もう夜行列車は辛くてビジネスホテルのほうが良いという状態です。もし、あの旅行を今再現したいと思ったら、きっと迷うことなく、東横インを巡る計画を立てているでしょう。
ああ、時代は流れたなあ…と、少々寂しさを覚えてしまいます。ふぅ。
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