サハリン旅行思い出話~携帯電話ネタ
夏休みのサハリン旅行から既に二週間が経過しましたが、ブログに未だ書いていなかった思い出話も沢山…。これから暫く、書くネタが無い夜にでも、少しずつ思い出しながら書いてみたいと思います。
今日は、サハリンでの携帯電話事情の話でも…。
私は昔からのドコモ派です。現在持っている端末は富士通のF-08A。海外ローミングはGSMと3Gの両方に対応しています。台湾や香港や広州、あと韓国でも使った経験があり、何も問題はありませんでした(料金以外は)。
しかし、今回はサハリン。稚内より更に最果てです。予めエリア検索した限りでは、ユジノサハリンスクでは一応使えそうですが、本当に大丈夫なのかどうか、正直なところちょっと不安でした。
結論から書けば、携帯電話は非常に快適に利用できました。というか、サハリンの携帯電話の普及率は私の予想以上です。
少々賑やかな通りを歩けば、ロシアの携帯電話会社の看板やロゴマークが至るところに見つかります。赤地に白い卵マークのMTSや、何だかはっきり聞こえそうな名前のMEGAFONや、あと何社かあったなあ…。
MEGAFONは既にユジノサハリンスク市内で3G携帯のサービスを始めているようで、私の携帯にも、「3G」の表示が出ていることが多かったです。携帯サイトに繋いでみると、やはり3Gのほうがキビキビと表示される感じです。
この地での携帯電話の普及具合を実感したのは、ユジノサハリンスクからノグリキまでの「サハリン号」往復の旅路でした。
寝台列車、4人部屋で相部屋制です。一人旅の私は行きも帰りもロシア人乗客との相部屋でしたが、みんな例外なく携帯電話を持っていました。
帰りの列車では、素朴かつ何気に「時代を生き抜いてきた」という雰囲気の老夫婦と一緒だったのですが、この二人も携帯電話を当然のように持っていました。終着駅が近付くと、おそらく「今ドリンスクまで来たところ。ユジノサハリンスク駅まで迎えに来て」という感じの通話をしていました。
サハリンは人口も少なく、特に北のほうに行くと、市街地を抜けると殆ど無人地帯になります。携帯電話の通話エリアは、今のところ市街地のみ整備されているようで、駅を離れるとやがて圏外になってしまいます。
何も無い大地を淡々と走ってきた列車が、少し速度を緩めはじめ、「あ、もうそろそろ次の駅かな?」という頃になると…車内のあちこちから一斉に携帯の着信音が聞こえ始めます。次いで、あちこちで通話している声が…。
あわてて自分の携帯を見ると、確かにアンテナ印が表示されています。そして程なく列車は駅に停車、というわけです。
ええ、この「携帯の圏内に入るときの車内の音」、私にとっては、サハリンの列車内で印象に残ったことの一つでした。
最後に、海外ローミングの料金ですが…。
あとで料金案内サイトを調べてみたら、それなりの金額が課金されていました。「パケ死」というほどではないですが、「パケ全治一週間」くらいのダメージは感じたでしょうか。
それでも、6月の香港・広州旅行(3泊4日)のときよりは安く済みました。
なぜ安く済んだかというと…パケ代が怖くて携帯サイト巡回を控えめにしていたというのもあるのですが、それより大きな理由はおそらく
「サハリン滞在中にmixiアクセス障害があったため」
…だったんじゃないかなと思います。(爆)
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