ATV2号機の打上げ
今朝6時50分、国際宇宙ステーション行きの欧州補給機「ATV」の2号機が打ち上げられました。打上げは無事に成功し、現在、ATVは宇宙ステーションを追いかけるように軌道に乗っています。
…というわけで、私は今朝、ちょっと早起きして朝食を食べながらネット中継に見入っていました。
ギアナの空は雲に覆われている様子でしたが、打上げには支障なかったようです。上昇し始めたアリアンロケットは、炎を光らせながら、たちまち雲の向こうへと消えていきました。
先日打ち上げられた日本の「こうのとり」の場合は、打上げから20分足らずでロケットから宇宙船が分離しましたが、ATVだと(おそらく設計思想の違いにより)打上げから分離までに一時間以上かかります。
そうと知らずに、こうのとりと同様に「打ち上げたらすぐに分離して拍手喝采だろうな」と、何となく思いこんだまま中継を見ていたもので…。なかなか分離する様子が無くて、ちょっとやきもきしてしまいました。
結局、出かける時刻になってもまだ分離せず、最後まで中継を見届けることはできませんでした。ちょっと無念。
あと、打上げ中継を見ていて興味深かったのは…司令室の作りでした。日本ともアメリカとも違い、何となく欧州らしい洒落たデザインのような気がします。
それだけでなく、司令室の後方はガラスの壁に囲まれ、その向こう側に観覧席が並んでいて、沢山の人たちが座って見学していました。いいなあ、この観覧席。
打上げの1分くらい前になると、観覧席の人々は一斉に立ち上がり、外へと出て行きました。
そして打上げ。
無事に雲の向こうへとロケットが消え、打上げから1分少々が経過すると、人々が外から一斉に観覧席に戻ってきて着席しました。
「なるほど。打上げの瞬間は外に行って見物なんだ…」
でも、この司令室の場所はギアナではなくフランスのトゥールーズの筈です。ううむ…もしかすると、別室に打上げ中継用の大きな画面が用意されていたのかな…。ちょっと謎ではありましたが、妙に印象に残るシーンでした。
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