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2011.07.23

ナフサの日ではないけれど

さて、プラスチックは石油から作られるというのは良く知られていますが、どのように作られるのかをご存知の方は、もしかすると案外少ないのではないでしょうか。

原油、すなわち油田から出てくる生の状態の石油には、蒸発しやすいものから殆ど蒸発しないものまで、色々な成分が混ざり合っています。これを蒸発しやすさによって分ける(分留する)と、非常に蒸発しやすいガソリンから、灯油、軽油、重油、そして固形分のアスファルトまで、色々な種類を得ることができます。
こういった、色々な種類の石油の一つが「ナフサ」です。性質はガソリンと良く似ています。

この「ナフサ」が、石油からプラスチックを作るときの、いわば出発地点です。
ナフサを、エチレンプラントと呼ばれる設備で分解すると、エチレンというガスを得ることができます。このエチレンの分子をつなげて作られるものが、普段の生活でもおなじみの「ポリエチレン」です。ちなみに「ポリ」というのは「多い」という意味です。沢山のエチレンを繋げたものがポリエチレンというわけです。

エチレンプラントで出来るものはエチレンだけではありません。プロピレンというガス(これを繋げるとポリプロピレン)もできますし、他にも色んな化学製品が出てきます。これらの化学製品を原料として、さらに色々な化学製品を作っていくのです。
この流れを図にすると、まるで、エチレンプラントのナフサ分解を根っことして、色々な枝が分かれていくような感じになります。

…ふう…。

一応、化学系の出身なので、自分がナフサに関して知っている知識は、ざっとこのくらいでしょうか。
(Wikipediaで答え合わせをしてみると、だいたい合っていましたが、ナフサとガソリンの違いが今ひとつ不確かな状態でした)

今日は7月23日。
石油化学工業会では、この日を語呂合わせで「ナフサの日」と定め…と書きたいところですが、残念ながら(?)そのような事はありません。
実際、「ナフサの日」というフレーズでググってみても、殆どヒットしないです。そもそも、「もしかしたら今日はナフサの日?」と思いつく人自体、非常に少ないみたいでして…。

そんなわけで、今日はナフサの日ではありませんが、年に一回ぐらいは、石油化学のことを思い出して感謝するという記念日があっても良いのではないでしょうか…と、個人的には思います。

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コメント

ナフサの日ですか。それは良い思いつきですね。石油化学の出発点(日本では)の物質ですから記念日があっても良いと思います。我らの出身会社あたりが提唱すれば.......、する筈ないか。

投稿: 録り猫 | 2011.07.24 01:33

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