乗り物の原点
乗馬クラブの屋内馬場で、インストラクターの付き添いの元、栗毛色の馬に乗って歩行練習をしているときに質問されました。
「乗馬を体験したいと思ったきっかけは何ですか?」
「ええ…(さすがに猫車に乗った夢を見たこととは言えず)…何となく、動物に乗って動いてみたいと思いまして」
「…何か好きなスポーツはありますか?」
「いえ、スポーツはどれも苦手で…。でも、実は乗り物が好きで」
「?」
「元々鉄道マニアでして、そのうちに鉄道以外の乗り物にも、飛行機とかクルマとか色々手を広げていくうちに、いちばん原点と言える乗り物に乗ってみたくなったんです」
「…そういう方は初めてです(笑)。確かに、馬は一番古い乗り物ですからねえ」
確かに、乗り物趣味の一環として乗馬に興味を持つという人は、かなり少ないかも知れません。(乗馬クラブの皆様、こんな変わった奴でごめんなさい)
でも、今日の体験乗馬は確かに、「乗り物に手広く興味を持っている方には」ぜひおすすめしたい経験だと思います。
今日の馬と対面し、なでてみたときの肌のぬくもり。
馬に乗ったときの、怖いほどの視点の高さと、そして緊張感。
並足で歩いているときの、ゆったりとした揺れ方。手綱を引いて馬に指示をする感触。
速足になったときの、尻を突き上げるような揺れ方、そしてそれにリズムを合わせて乗る練習(軽速足)。
夕暮れになって気温が冷えてきて、馬の息が白くなっていく様子。(室内馬場なので外が暗くなっても大丈夫ですが、風通しが良いので室温は外とほぼ同じです)
この乗馬クラブは小田急線の線路際にあるので、窓のすぐ向こうで、ときどき電車が通り過ぎていきます。
乗り物の原点である馬に乗りながら、現代の乗り物をすぐ目の前で見届ける…。そう思うとちょっと妙な感じです。そういえば、馬の鞍と電車の座席って、着座位置の高さを比べれば、馬の方がちょっと低いぐらいでしょうか。
体験乗馬が終わり、馬を下りてみると、内股の筋肉がかなり疲れているのが分かりました。まだ筋肉痛というほどではないものの、さて、明日の朝、どうなっていることか…。
帰り際、受付で乗馬レッスンの案内を受けました。
今日は未だ決断できませんでしたが、実際、少し通ってみようかな…どこか地方に旅行に出かけた際に、旅先の乗馬クラブで外乗を満喫できるぐらいには、乗馬を身に着けたいなと思い始めているところです。
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