淡定紅茶に関するあれこれ
確か先週の火曜か水曜くらいでしたか、台湾のネット友達の間で「淡定紅茶」という話題が不思議な盛り上がり方になっていることに気付きました。
台湾で人気のミニブログ「Plurk」にも、淡定紅茶ネタの画像…例えばリプトンのロゴのパロディで「Lipton」が「DanDing」(淡定)になっている画像など…が色々と張られていました。
「淡定紅茶って何だろう…」
とりあえず軽くGoogle検索して調べてみると、中国語では「淡定」は「冷静」といった意味の単語のようです。これって、冷静沈着に紅茶を飲むのが格好良いということなのかな…??
どうも今ひとつ感覚的に理解し難い状態のまま、それでも気になるので時々調べてみたりして、昨日くらいから段々と事情が見えてきたような気がします。
そこで、とりあえず現時点で把握した内容を、今夜はブログに書き付けてみたいと思いつきました。
まず、流行に火をつけたページは、どうやらここのようです。(中国語)
フランスの某所、おそらく学生食堂みたいな場所で、彼氏と彼女が大喧嘩をしていた…という出来事のようです。(本当にあった出来事なのかはちょっと不明)
この大喧嘩を誰かが実況的にネットに流し、そして中国語訳されて台湾のネット掲示板に載せられた…という流れでしょうか。
浮気した彼氏を激しく責める彼女と、終始冷静(淡定)に紅茶を飲みながら応じる彼氏。この組み合わせは何となく文面の漢字から理解できましたが、詳しい内容はさすがに私には分かりませんでした。
しかし、おとといになって、この内容を日本語訳してネットに公開された人(おそらく台湾の方)がいることに気付きました。
http://sorairomieta.blog55.fc2.com/blog-entry-1.html
なるほど、これは凄い展開だなと思い、ついつい最後まで読みふけってしまいました。
ずっと淡定なまま紅茶を飲み続けていた彼氏が、やはり落ち着いた様子で「君も他の男に浮気してたじゃないか」と逆襲に転じる様子、さらに…
おっと、あまりネタばれするのも何ですので、興味のある方は実際に読んでみて下さいです…。
確かにこれは、昼下がりのドラマなみに良く出来た椿事だとは思います。この物語が台湾で流行ったのをきっかけに「淡定」、さらには紅茶が流行したというのは、理屈としては何となく分かるような気もします。
ただ、個人的には正直なところ「面白いけど、そこまで爆発的流行になるほどの凄いネタなのかな」という感想は否めません。
もしかすると、「淡定」であり続けることや、「紅茶を飲む」という行動について、日本人と台湾人とでは感覚が異なるのかな…? などとあれこれ思いましたが、それも仮説の域を出ない話です。
ともあれ、これから近いうちに台湾に旅行される方は、いま最新の話題として「淡定紅茶」のことを調べておくと、現地で若いネット住民と会話する際に便利かも知れません。
ちなみに、今日から台北のメイド喫茶Fatimaidでは「淡定日」という企画を始めたようです。
http://blog.yam.com/fatimaid/article/49890088
「淡定」を示す顔文字 ˊ_>ˋ 入りのコースターで出てくるアイスティーと、「別れたくない・゜・(PД`q。)・゜・」の顔文字入りのワッフルという特別セットメニュー。
ううむ、流行りだして一週間足らずの話題でイベントデーを立ち上げてしまうFatimaid、この足取りの軽さにはちょっと感心してしまいました。
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