昭和時代の缶飲料
今日、@niftyのデイリーポータルZを見ていて、この記事に不思議と感銘を受けました。
奥多摩の山で昭和のゴミを発掘してきた
http://portal.nifty.com/kiji/120911157351_1.htm
昭和時代、だいたい私が小学校低学年ぐらいだった頃は、「ゴミを山頂付近に埋めるのが登山者の正しいマナー」だったのだそうで…。30~40年ぐらいの時間では空き缶は簡単には朽ち果てず、今でも山歩きしていると昭和時代のゴミが大量に見つかるとのこと。
このデイリーポータルの記事は、ゴミ問題を訴えるのが主題ではなく、昭和のゴミを観察して昭和時代の気分に浸ろうというのが主題です。(それでも、読み終えた後には「このゴミを何とかしなくては」という問題意識が静かに湧いてくるという、不思議な記事だなと思います)
実際、このライターさんよりもうちょっと年上の私にとっては、懐かしさを誘う写真ばかりでした。「ああ、小学生の頃のファンタオレンジは確かにこの缶だったなあ」とか、「キリンオレンジエード、確かにあの頃の定番オレンジだった」とか、見覚えのある缶がいくつもあります。
もっとも、小学生の頃はビールとは無縁でしたから、キリンビールの缶には見覚えは全くありませんでしたが…。
当時の飲料缶の多くに「車窓から投げ捨てないでください」と書いてあったことも、「そういえばそうだったなあ」と本当に久々に思い出しました。
電車の窓から空き缶が飛んでくるって、想像すると確かに危ないです。しかし…それで私がついつい思い出したのは、当時は横川駅の「峠の釜めし」の包み紙にも「危ないですので車窓から空き釜を投げずに」と書かれていたことです。
当時の釜めしの包装紙は手元にありませんが、あまりにも衝撃的なフレーズだったので今でもはっきり覚えています。だって…電車の窓から空き釜が飛んでくるなんて、その破壊力は空き缶の比ではありません。
ともあれ…もし東京近郊の山に日帰りハイキングにでも出かける機会があったなら、ライターさんの真似をして少しでも「昭和のゴミ」を持ち帰りたいなと思います。
ゴミ掃除という意味でも、昭和時代の思い出に浸るという意味でも。
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