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2013.05.04

台湾旅行3日目(高雄~南廻線~東部幹線~台北)

朝6時過ぎ、今一つ夢見が悪い状態で目覚めました。外を見ると天気は薄曇り。雨の心配は無さそうです。
今回の旅行では、高雄のホテルは高雄駅裏口のすぐ前にある「京城大飯店」でした。部屋は駅に面した側で、駅と街の見晴らしが良かったですが、地下化工事の真っ最中の高雄駅、ちょっと殺風景な眺めでした。
今度高雄に来る時は、この地下化工事が完成している頃でしょうか…。

ホテルを9時半にチェックアウトしました。キャスターバッグを転がして高雄駅へ。
今日は、高雄から台北まで、南廻線・台東経由で3本の列車を乗り継いでの「乗り鉄旅行」です。

1. 高雄10:40~枋寮11:39 自強號231
高雄から1時間、ディーゼル特急に揺られて枋寮に向かいました。車窓に広がるのは南国っぽい田園風景です。
この自強號は南廻線から東部幹線をまわって樹林まで行くので、そのまま乗っていれば台北に行くことはできるのですが、なぜ枋寮で下車したかというと…

2. 枋寮12:08~台東14:20 普快車3671
この列車こそが、今回の台湾旅行の主目的…かも知れません。
台湾で最後に残った一往復の普快車。非冷房の旧型客車をディーゼル機関車が牽引して、山深い南廻線を二時間ちょっとで越えるという、台湾鉄道ファンには有名な列車です。
蒸し暑い枋寮駅のホームに入線してきたのは、機関車+旧型客車3両の列車でした。青い客車、2両はデッキつき(もちろんドアは手動)、1両はデッキ無しの両開き2ドア車(こちらもドアは手動)。乗客はあまり多くなく、ほとんどは鉄道ファンや観光客でした。
海側のシートを向かい合わせにして、窓を大きく開けて外からの風を受けます。12時8分に発車、気温はすっかり夏ですが、窓を開けていればあまり気になりません。
山越えの長いトンネル区間では、窓からはいる風がひんやりと心地よく、天然のクーラーといった感じでした。
ああ、窓を開けっ放しの鉄道旅行なんて、最近なかなか味わえないものですから…すっかり楽しくなってしまいました。話には聞いていた南廻線の普快車の旅、これは再び来てみたいです。
東海岸の区間に入ると、天気がちょっと下り坂でした。気温がやや低くなり、空の雲も厚くなってきました。14時20分に台東駅に到着。ホームに降りて機関車の方に行くと、早くも切り離されて回送されていくところでした。

3. 台東14:50~台北20:39 自強號233
台東からはディーゼル車の自強號で台北を目指します。
実は、花蓮で後続のタロコ號に乗り換えれば30分ほど早く台北に着けるのですが、残念ながら満席で切符が買えませんでした。ちょっと長時間の乗り通しになりますが、台東から台北まで一本で行くことにしました。
台東での乗り換え時間は30分。ホテルの朝食以降なにも食べていないので少々空腹です。台東駅の「池上弁当」の店で弁当を一個確保しました。池上弁当は池上駅での立ち売りが有名ですが、手に入るかどうかは運に左右されるので…。
改札が始まったのでホームに上がり、自強號に乗り込むと、指定された席は7号車の通路側でした。しかし、このディーゼル車には運転席があり、助手席側にも座席があります。台東発車時点では空いていたので、ここに座ることにしました。
中間車両なので前方展望は望めませんが、半分個室みたいな空間です。助手席としても使われる客席なので…この席だと窓が開きます。冷房が効いているので普段は閉めておきますが…。
台東から40分。池上駅に到着したとき、思い切って窓を開けてみると、ホームに駅弁売りのおばちゃんが待機していました。ただちに呼び止めて100元札を渡すと、池上弁当とお釣り(迅速に渡せるようにチャック袋入り)を手渡してくれました。おお、列車の窓から駅弁を買うなんて、何年ぶり、いや、十何年ぶりかも知れません。
台東駅で買った池上弁当と、池上駅で買った池上弁当。空腹だったので両方平らげました。中身は基本的には同じですが、やはり池上駅で買った方が美味しい気がしました。
満腹になったら、のんびりと車窓を眺めて鉄道旅行を続けます。小雨がぱらついてきて、山の上のほうが霧に隠れるようになってきました。日本よりちょっと南国っぽいけど、日本とそれほど大きな違いが無い風景。懐かしい気持ちになってきます。台湾まで乗り鉄旅行に来て良かったな…と思います。
花蓮を過ぎた頃に日が暮れて夜になったので、元の通路側の席に戻りました。眠くなってきてウトウト…。でも、冷房が強くて、あまり居眠りしていたら体調を壊しそうだったので、ポメラを取り出して今日の思い出を文章に綴ることにしました。
…あれ?左側の車窓を、花蓮から追ってきたタロコ號が追い抜いていくのに気付きました。複線区間で2本の線路を使って走りながら追い抜き。日本ではまず見かけませんが、台湾の信号システムでは可能です。でも、話には聞いていても、実際に自分の列車が複線区間で追い抜かれるというのは、かなりの驚きでした。

ここまで書いたところで、自強號が瑞芳に到着しました。台北まではもう一息。もう外は夜で、さすがに疲れてきたので、早く台北に着かないかなあ…と待ち遠しくなってきました。

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コメント

複線区間で追い越すとは普通なら反対方向の線路を走るのですね。
単線区間の信号システムのようなものがあれば可能でしょうが、何となく安全性に不安を感じます。
ある鉄道信号システムの専門家が、日本の鉄道技術のうち、信号システムだけはヨーロッパより遅れてしまっていると言ってましたが、台湾は日本より進んだシステムを持っているようですね。

投稿: あんぷ | 2013.05.05 01:18

確かに、右側の線路を走っているのに気付いたときは少々不安にはなりました。
でも、信号システムが対応していても、対向列車が多い区間ではこんな技はなかなか出来ないので…日本だと出来る区間が限られそうです。
ちなみに、このとき自分の列車は10分ほど遅れていたので、(普段はやらない)遅れ回復の手段だったのかも知れません。

投稿: 納ちゃん | 2013.05.06 08:39

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