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2014.01.09

台湾メイド喫茶ミニガイド(2014年1月版・2014年10月修正)

2015年5月、「台湾メイド喫茶ミニガイド」の改訂版を公開しました。こちらへどうぞ

(以下は2014年の古いバージョンとなります。ご注意ください)


2013年12月21日、台湾で一番の老舗だったメイド喫茶「Fatimaid」が閉店しました。
台湾のメイド喫茶を愛好してきた私にとっては、何だか大きな歴史の転換点のようにも思えます(大袈裟ですが…)。Fatimaidのオーナーさんによれば「新しい場所を探していずれ再開する」とのことですが、果たして実現するかどうかは予断を許しません。
Fatimaidだけでなく、閉店が最近相次いでいる台湾のメイド喫茶。何だか寂しい思いですが、今後の再興を祈りつつ、この「台湾メイド喫茶ミニガイド」の改訂版をアップしたいと思います。

※ 2014年10月25日修正(店舗情報の更新、2014/08レポ記事へのリンク追加)

1. 台湾のメイド喫茶の近況
台湾に最初のメイド喫茶「Animaid」(既に閉店)が出来てから約9年。
最近は「月讀台北(元Cosic)」「空想具現」「Fatimaid」と閉店が続きましたが、それでも現在、台湾全土に合計7店のメイド系飲食店があります(私が把握している限り)。

Maidendiner201308
台北地下街の美食区にある「夢幻餐車」

Tukuyominew
高雄駅前の建國路にある「月讀」

2. 各店舗の一覧
《Maiden Diner 夢幻餐車》 http://blog.yam.com/MaidenDiner
「夢の食堂車」をテーマにした、ピンク色の内装の小さな店です。
メイド服はピンク色のオリジナルで、これまでに数回のモデルチェンジを経ています。
場所は台北地下街の「美食区」です。台北駅北側の細長い台北地下街で、一番駅から遠い端にあります。駅からだと数百メートルは歩きますが、楽しい地下街なので焦らず急がずに行きましょう。

《Maiden School 夢幻學園》 http://blog.yam.com/MaidenSchool
学園テーマのコスプレ喫茶。メイド服ではなくオリジナル学生服です。夢幻餐車とは姉妹店の関係にあり、店の場所も台北地下街美食区の、夢幻餐車の斜め向かいです。
サービスは夢幻餐車に比べると少々軟派系でしょうか。料理に「おいしくな~れ!」の魔法をかけてくれます。

《Moe Point 萌點》 http://blog.yam.com/user/moe2point.html
台北の原宿とも呼ばれる(?)、西門町にあるメイド喫茶です。メイド服はオリジナルではなく、何種類かあったような…。
場所は、MRT西門駅を出た広場に面した、雑居ビルの上層階にあります。

【閉店】 《女僕花園》 https://www.facebook.com/maid.garden.of.flowers
台中にある小さなメイド喫茶です。2012年8月オープン。店長は台中の在住歴が長い日本人です。
街の中心部、「中友百貨」の近くの商店街から「一中西門町」という横道に入った突き当りにあります。

【2月開店】 《時刻動漫休閒娛樂餐廳》 https://www.facebook.com/SKR.Restaurant
台中に2014年2月に出来た新しい店です。台中公園の南東側の角、交差点の斜め向かいにあります。
メイド喫茶というよりは、御宅趣味の人が集まって楽しむレストランという感じで、なかなか賑やかです。
2014年8月のレポ記事はこちら

《末廣町侍女隊》 http://blog.yam.com/suehiromaids
台湾南部の古都、台南にあるメイド喫茶です。
落ち着いた雰囲気の店内、茶色のメイド服。コスプレイベントも頻繁にやっています。若者客が多いためか、食事ものは量が相当に多いです。
場所は台南の「中正路」、日本統治時代に「末廣町」だった街路です。最近復元された日本時代の百貨店「林百貨店」から、中正路を西に300メートルくらい進んだ場所にあります。

《月讀》 http://blog.yam.com/tukuyomi
台湾第二の都市、高雄にあるメイド喫茶です。アンティークが飾られた店内。メイド服はクラシックなものですが、週末には頻繁にコスプレデーを開催しています。日によってはかなり賑わうこともあるので、もし可能であれば予約しておく方が良いでしょう。
長らく、高雄駅から徒歩10分ほどの「長明街」に店を構えていましたが、2012年に高雄駅のすぐ近くに移転しました。高雄駅を出て左側の建國路、長距離バスの営業所が並ぶ間にあります。
2014年8月のレポ記事はこちら

《月讀二号店「オオカミとひみつの食卓」》 https://www.facebook.com/pages/大野狼的秘密餐桌/519713128116641
月讀が「新堀江玉竹商圏」(高雄の中心部にある若者向け商業地帯)に2013年10月に出店した新しい店です。
コンセプトは「新感覚お伽話風メイドグリル&バー」。赤ずきん風のメイド服を着たメイドさんが、御主人様ではなく「お帰りなさいませオオカミ様」と出迎えるという変わり種です。オオカミ様に相応しく(?)、羊肉料理やビールなども揃っています。
2014年8月のレポ記事はこちら

(参考)《Alice Is Coming-來自愛麗絲》 https://www.facebook.com/AliceIsComing
台北にある「不思議の国のアリス」のテーマレストランです。メイド喫茶の範疇からはちょっと外れますが、元Fatimaidのメイドさんが独立して作った店なので、参考として紹介してみます。
MRT西門駅前(西門町とは反対側)の遠東百貨の斜め向かい、ファミリーマートの二階にあります。


3. 言葉は通じる?
日本から台湾のメイド喫茶に行く場合、まず気になるのは言葉の問題…日本語が通じるかどうかでしょうか。でも、結論から書くと、まず心配はありません。
多くの店では、メイド喫茶ではおなじみ、「お帰りなさいませご主人様」と日本語で出迎えてくれます。ただし、これは言わばメイド喫茶の決まり言葉ですから、これだけでは各メイドさんが日本語が得意かどうかは判断できません。
個人的な経験では、台湾のメイド喫茶で日本語ができるメイドさんの比率は、大体3~4割くらいです。日本語が堪能なメイドさんから、カンペを見ながら途中で言葉がつまってしまうメイドさんまで、語学レベルは様々です。一生懸命に日本語で対応しようとするメイドさんと向かい合っていると、何となく嬉しくなってきます。
もし日本語が通じない場合でも、日本語ができるご主人様が手助けしてくれたり、漢字での筆談で用が足りることが多いです。筆記用具を持ち歩くようにしましょう。


4. 値段の相場
日本ではボッタクリメイド喫茶が時々問題になったりしますが、上に示した台湾メイド喫茶各店では、極端に法外な金額を要求されることはありません。
大体の相場は、飲み物は100~150元くらい。食事は200~300元くらいです。ただし、店によっても異なります。また、台北よりも台南や高雄のほうが物価は安めです。
日本の(ボッタクリではない普通の)メイド喫茶に比べると、台湾のほうが少し安いくらいでしょうか。ただし、台湾の物価水準で考えると、なかなか割高のようです。
※2014年1月現在、台湾の1元は日本円で大体3.5円くらいです。

Maidendinerbeef
夢幻餐車の「グラタンステーキ」 290元

なお、メイドさんと一緒にチェキ撮影して、色々とメイドさんにメッセージを書いてもらうのは、大半の店では一枚150元です。
台湾メイド喫茶のご帰宅記念として、ぜひ頼んでみて下さい。


5. 台湾メイド喫茶の豆知識
・中国語では「メイド」は「女僕」です。なんとストレートな表現だと驚かれる方も多いですが…。でも、もう少し可愛く「妹抖」や「妹斗」という当て字表記をする場合も稀にあります。
・台湾では、メイド喫茶愛好者の年齢層が日本よりも若いです。そのためか、飲み物も食事も、若者向けにかなりボリュームがあります。(もっとも、物価高のため、食事ものの量が減る傾向もありますが…)
・グループで御帰宅する人が多く、女性客の姿も多いです。何となく、学校の漫研・アニ研の部室代わりみたいな…そんな感じのグループをよく見かけます。
・日本のメイド喫茶でおなじみのオムライス(蛋包飯)が置いてある店もありますが、お絵かきメニューとしては台湾式ワッフル(鬆餅)もお勧めです。メイドさんが、皿にチョコレートソースで上手に絵を描いてくれます。
・アルコール類を置いている店は少ないです。ご主人様の年齢層が若いのと、台湾の飲酒文化が日本と色々異なるためかもしれません。現在、酒が置いてある店は「夢幻學園」と「オオカミとひみつの食卓」の2店を確認しています。
・日本のメイド喫茶では少なくなった「店に備え付けの落書きノート」、台湾では健在です。店によっては、メイドさんがそれぞれ自分の日記帳を店に備え付け、御主人様と交換日記を楽しんでいます。
・店のノートにメッセージを書くときは、日本語でも特に問題ありません。実際、日本語でメッセージを残す人も多いです。なお、店によっては、ノートの紙を片面だけ使ってもう片面は白紙で残す、という習慣があります。
・高雄や台南といった南台湾の方が、台北よりも気さくで人懐っこく、大らかで朗らかな人が多いような気がします。メイド喫茶でも、南台湾の方が、初対面のメイドさんや常連さんから話しかけられることが多いです。もし旅行日程に余裕が取れたら、ぜひ高雄や台南へ足を延ばしてみてください。
・メイドさんとメールアドレスなどのやりとり…は台湾でも駄目ですが、仲良くなったメイドさんをSNS上でフォローするのは、それほど問題はありません。なお、台湾ではTwitterはあまり普及しておらず、Facebookのほうが人気が高いです。
・あるガイドブックの解説によれば、台湾人は日本人と比べて、ビジネスとプライベートをあまりきっちりと区別しないとのこと。(逆に台湾人から見ると、日本人はオンとオフで人格が全然違う…らしいです) メイドさんと話したり、メイドさんのSNSをフォローしていると、確かにそうだなあ…と何となく感じます。

Tw_cheki
メイドさんとのチェキ撮影


6. 台湾旅行の豆知識とコツ(納ちゃん流)
・よく「台湾までどのくらいかかるんですか?」と質問されますが、飛行機で東京から台北まで4時間弱、台北から東京への帰りは偏西風のおかげで3時間弱です。案外近いですよね(^_^)/
・旅行日数は最低でも2泊3日、できれば3泊4日は欲しいです。格安航空会社を使えば一泊でも大丈夫ですが、さすがに味気ないかと…。
・いつも、ツアーではなく自分で航空券とホテルをネット予約して行っています。ツアーに比べるとちょっと高いですが、行動の自由が利きます。でも、台湾が初めての方には、代表的観光地巡りも出来るのでツアーもお勧めです。
・一番よく泊まっているホテルは…サンルート台北でしょうか。初めての方にお勧めできるホテルの中で一番安いです。ホテルの雰囲気は…某所のコメントにて「日本の何処かの地方都市にある少々古びたサンルートホテルと同じ」と評されていて…確かにその通りだと感心してしまいました(^_^;)。台湾っぽい情緒はほとんど無いと割り切りましょう。
・台北と高雄の間の移動は、台湾高速鉄道(台湾新幹線)のおかげで非常に楽です。よほどの混雑期でない限り、乗車直前の切符購入でも特に問題ありません。日本の新幹線より安いので、ついつい商務車(日本で言えばグリーン車)に乗ってしまいます(^_^;)。
・メイド喫茶巡りだけでなく、台湾の鉄道の乗り歩きも楽しいです。南廻線の普快車(非冷房客車の普通列車)は、鉄道旅行に少しでも興味のある方には是非お勧めです。(いずれ廃止になる可能性もありますし…)
・台湾土産の定番はパイナップルケーキ(鳳梨酥)。色々な店が味を競っているので、お土産に買う予定の方は予備調査をネット上でじっくり行うと良いでしょう。私が最近よく買っているのは、知名度が急上昇して東京にも出店した「微熱山丘」ですが…そろそろ別の店も開拓したいな…。
・台湾では、店のレシートが宝くじになっています。台湾旅行リピーターならば全力で集めて持ち帰りましょう(^o^)/。「また近いうちに来るかどうか…?」と迷う方は、レシートを寄付箱に入れるのがお勧めです。もし当たっていたらボランティアが換金して寄付してくれます。
・慣れない異国では身体に無理がかかりやすいので、「現地の行動で無理はしない」ことを心がけましょう。旅行中や帰国後に体調を壊してしまうのは避けたいですから…。

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コメント

台北メイドカフェMaiden Dinerに通い出して1年半になります。もう60回は通ったかな?
日本語は、注文だけだったら、SAYAさん・AKIさん・INORIさんは対応できると思う。
それ以上となると、相当ゆっくり話せば、通じる可能性も・・・。
外国語を話せるのと、聞き取れるは別物です。
単語を覚えると話せますが、身体に染み付かないと聞き取る事は出来ません。
ぼくの希望としては、できるだけゆっくり話してあげてほしいかな・・・。

投稿: ムラカミ・アキヒロ | 2015.04.27 02:31

ムラカミ様、はじめまして。
Maiden Dinerにもう60回ですか、羨ましいです。

メイドさんと日本語で会話するときの心得、次の改訂版では盛り込みたいと思います。
(話し込むとついつい普通の速度になってしまう癖、直さなければ…)

投稿: 納ちゃん | 2015.04.29 01:09

いつも楽しく読ましてもらってます。今年(2015)のゴールデンウィーク(5/5)に台北のメイド喫茶 Moe Point 萌點 に行ったのですが工事中で休みでした(泣) 悔しいので台北地下街のMaiden School 夢幻學園で癒されて来ました。好みのタイプのメイドさんがいたので、すかさずチェキを頼みましたw 「災い転じて福となす」のことわざを体験したようで嬉しかったです。 

投稿: ぴ‐たん | 2015.05.07 19:39

ぴーたん様、はじめまして。
萌點のFacebookページ https://www.facebook.com/moe2point を見たら、確かに4日から昨日まで閉店で、今日が新装開店祝いだったようですね。

他の台湾各店のサイトと同様、萌點のサイトもすっかり、Facebookページが主役になっているようで…。
このミニガイド、今度の台湾旅行の後で改訂版を公開したいと考えていますが、そのときは各店のサイトへのリンク先をすべて、各店のFacebookページに統一しようと思います。

今後ともよろしくお願いします。(^^ゞ

投稿: 納ちゃん | 2015.05.08 23:33

納ちゃんさん、 萌點の情報ありがとうございました。実は5/2から5/6まで台湾へ遊びに行ってて帰国前に思い出作ろうと萌點に行ったんですが閉店中だったんですね。次台湾行ったときにリベンジしたいと思います。また台湾行かれるそうですがトラブルに気をつけて台湾旅行楽しんできてください。

投稿: びーたん | 2015.05.09 09:13

出来れば、お願い致します。
僕は特殊で、Maiden Dinerに何度も通う為に、会社を辞職してしまいましたからね。
彼女たちには、かなりボロボロになるまで使い込んだ日本語フレーズノートがあり、
それを丸暗記しているだけで、単語の意味を理解していない子も、結構います。

フレーズノートはある時、一人のメイドさんが僕に差し出し、
「この日本語、時々通じないけど、どうして?」と聞いてきました。

投稿: ムラカミ アキヒロ | 2015.05.09 14:06

Maiden school は、1週間ぐらい前に、台湾人常連客の友人に尋ねると、
今、メイドさんが4人しか居なくて人手不足。その中には学生さんも居るため、
ときどき、お店を閉めているとの事でした。

投稿: ムラカミ アキヒロ | 2015.05.09 14:13

ムラカミ アキヒロ様 いろいろ情報ありがとうございました。Maiden Dinerに60回ですか、もう常連さんですね。 僕はMaiden Dinerでは夢夢(ユメ)ちゃん、Maiden schoolではAMIちゃんと仲良くなりました。5/5は夜7時頃Maiden schoolお帰り時に近くのMaiden Dinerの夢夢(ユメちゃんがシフト中とメイドさんから教えてもらったのでワガママ?言ってユメちゃんに会わしてもらいました。メイドさん優しかったです。台湾滞在中一番嬉しかった出来事になりました。

投稿: びーたん | 2015.05.10 08:03

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