飛鳥IIでの過ごし方・私の場合
飛鳥IIの小笠原クルーズに参加し、父島に行ってから、既に一週間が経過してしまいました。
そろそろ旅行記としてまとめないと、だんだん色々と忘れてしまいそうです。
まず、今回の旅行の日程と概略ですが…
7月3日(木) 午後2時過ぎから乗船開始、午後4時に神戸港を出港
前日に神戸港に戻ってきていた飛鳥II、中突堤にて一晩停泊していました。
午後2時から始まった乗船手続きは、4時までにスムーズに終わり、定刻に神戸港を出港しました。
7月4日(金) 終日航海
朝、急病の方を搬送するため、天気の良い場所を探して巡視船とランデブー。ヘリコプターによる救助が無事に行われました。
そのあとは、数時間遅れで父島に向かって直進です。梅雨前線の下、ちょっと霧の濃い場所も。
7月5日(土) 昼前に父島到着
数時間遅れのまま、午前10時半頃に二見港の湾内に停泊。下船開始は午後になりました。
天気は日差しの強い晴天でした。父島の島内をちょっと散策後、夕方には船に戻って船内泊でした。
7月6日(日) 午後6時に父島出発
この日も天気は非常に良好でした。予定通り、朝から思い思いに父島観光です。
夕方5時には全員が船に戻りました。午後6時前に、地元の沢山の漁船とボートに見送られて、父島を出港しました。
7月7日(月) 終日航海
朝、鳥島の横に立ち寄りました。天気は悪かったものの、島影ははっきりと見えました。
その後は神戸にまっしぐら。午後5時以降は、このクルーズ唯一の、ドレスコードがインフォーマルの華やかな夜でした。
7月8日(火) 朝8時に神戸港到着、下船
台風接近対策として、予定より一時間以上早く大阪湾に戻ってきました。
神戸港入港も朝9時の予定が8時前になりましたが、下船は予定通り9時から始まりました。
下船したら解散。神戸は蒸し暑い曇天でした。
以上のような感じで、どの日もそれぞれ異なる出来事が続いていたのですが…
でも、飛鳥II船内での過ごし方という点では、どの日も何となく似通っていたというか、習慣づいてしまったことが多いような気がします。
そこで、「私の飛鳥IIでの一日」を、何というか…平均化した日記という感じで書いてみたいと思います。
(どの日の日記というのではないので、半分はフィクションですが、感じとしてはこんなものです)
《午前5時半》
船の揺れのため、今ひとつ眠りが浅いまま起床。二度寝を試みるも眠くならず、観念してカーテンを開ける。すぐ下のデッキでは既に何人かの人が朝のジョギングを楽しんでいる。
しばらく部屋でのんびり。気が向いた頃デッキに出て景色を眺めて過ごす。
《午前7時》
そろそろ朝食時間。おもむろに部屋を出る。朝食は5階ダイニングの和食か、11階リドガーデンでの洋食ビュッフェ。今日はどちらにしようかな…。
両方で食べることも可能だけど、そんなには食べられない(笑)。腹八分目で食事を終えた後は、11階前方のビスタラウンジに行き、ソファで食後のコーヒーを飲みながら、しばらくくつろいで過ごす。
《午前8時半》
朝食から戻ると、既に部屋係の人によって掃除と整理が完了していた。
さてどうするか…。船内新聞を見て今日午前のイベントを調べるが、あまり食指が動かない…。ともあれ、テレビはつけずに、冷蔵庫のミネラルウォーターを開けて、部屋で少々放心状態で過ごす。
《午前9時半》
洗濯に行こう…。ランドリーバッグ(部屋備え付け。クルーズ後は記念に持ち帰り可能)に衣類を詰めて部屋を出て、同じ階にあるセルフランドリーに向かう。
要するにコインランドリーのような設備だが、全部無料なので「コイン」ランドリーではなくセルフランドリー。洗剤も柔軟剤も無料なので、普段使わない柔軟剤も何となく使ってしまう。
洗濯開始後は、そのまま手ぶらで船内を散策。そろそろショップも開店していて、船内散策する人も多い。
《午前10時半》
乾燥まで済んだ洗濯物を部屋に持ち帰り、一旦ベッドの上に広げてから整理開始。この船の船室は、長期間クルーズにも対応してクローゼットが広々している。洗った上着やズボンは全部ハンガーにかけておける。
洗濯物の片付けが終わった後、とりあえずノートパソコンを机に出して、今日の日記でも付け始める。付け終わったらブログにアップ。
洋上で携帯の電波が届かないときは、書いた文章や写真をUSBメモリに入れて11階のコンピュータープラザに行ってアップする。無事にアップが終わったら、また11階前方のビスタラウンジに行ってアイスコーヒーでも…。
《正午過ぎ》
さて、昼食の時間が来た。
朝食と同様、5階ダイニングでは和定食、11階リドガーデンでは洋食ビュッフェ。とりあえず5階ダイニング前に行って今日の献立を見て…どちらにするか決めよう。
食事の後は、デッキなど少々散歩してから部屋に戻る。
《午後1時半》
今日はハリウッドシアター(映画館)で午後2時から講演会だ、見に行こう。部屋で準備を整えてから映画館へ移動。
後ろのほうの席で遠慮がちに講演会を聴いた後、終わって外に出ると、既に3時を過ぎている。
「小腹が空く」というのは今のような状態なのかな…。11階リドガーデンに行って、陽気な外国人クルーに誘われるままハンバーガーを注文。ちょっと小ぶりのハンバーガー、美味しい。
《午後4時》
夜になる前に風呂に入っておきたいな…。
ランドリーバッグに着替えと扇子を入れて部屋を出る。長い廊下を歩いて、船尾寄りのエレベーター(大浴場にはこれしか行かない)に辿り着き、12階へ。
この時間のグランドスパ(大浴場)は比較的空いている。外の景色を見ながらの入浴は心地良い。それに、この大浴場、船員さんの丁寧な掃除のおかげで、とても清潔に保たれている。街中の健康ランドの類とは大違い、さすがは高級な客船だなあ…快適快適。
5時前には風呂を上がって、扇子片手にちょっと休憩の後、また長い廊下を部屋へと戻る。
《午後5時半》
ギャラクシーラウンジ(大ホール)のショーは午後6時開始。ちょっと早めに部屋を出て、ギャラクシーラウンジ横のカフェ「ビストロ」にてアイスコーヒーを飲んで時間調整。
おっと、開場時刻になったみたい。おもむろにギャラクシーラウンジの中へ。好きな場所に着席して待っていると、カクテルの注文を取りに来た。食前だから弱めのカクテルが無難、でも甘すぎるカクテルは苦手…という理由で、この場での好みのカクテルはジントニック。
6時、ショー開始。さて今日はどんなショーになるでしょう?
《午後7時》
ショーが終わって、いったん部屋に戻って一息ついたあと、今度は夕食のために5階ダイニングに向かう。
ダイニングが開くのは7時45分。ちょっと時間があるので、5階のピアノバーにてピアノ演奏を聞きながら一休み。人々がだんだんと集まってくるけど、急がなくても食べそびれる心配は無いのでのんびり。
《午後7時45分》
いよいよダイニングのドアが開いた。入っていくと、大勢のウェイターに「いらっしゃいませ」と出迎えられる。
勧められるままに窓側の席に座り、今日のコースのメニューを見る。やはり夕食では最初にビールが欲しい。船内限定のヱビスビールのグラス(700円)を真っ先に注文。その後、食事が始まったら、食事に合わせた酒を注文。ゆっくり飲みながら食べるのは美味しい。
《午後8時半》
楽しかった今日の夕食は終わり…ううむ、船の上だと酒が回りやすいのかな…?
部屋に戻って休憩。このまま横になってしまいたいけど、そうするとせっかくの夜が楽しめないので、体調が落ち着くのを待って再び部屋を後にする。
《午後9時》
カジノにて遊んでみるけど…やはりギャンブルに弱いのかな…。結局全然勝てないまま早めに切り上げることにした。
カジノを出て、船尾側のバー「マリナーズクラブ」に足を運ぶ。おや、今夜は空いている。カウンター席でウイスキーのロックを傾けながら、バーテンダーさんと会話を交わす。さすがは船のことを知り尽くしたバーテンダーさん、話はどれも興味深くて面白い。
《午後11時半》
バーを出ると、大部分の店は既に閉まり、もう船内はちょっと閑散としてきている…。カジノだけが賑わっていて、楽しそうな歓声が聞こえてくる…。
自分の部屋に戻り、船内新聞で今夜の夜食を一応チェック。でも…既に満腹で、しかも酒が心地よく回っているので、今ひとつ食べたいという気持ちにならないなあ…。
午前0時前。普段はこんなに早く寝ないけど、船では規則正しい健康的な生活が大切だから…そろそろベッドに潜り込んでしまいます。おやすみなさい……。
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