飛鳥IIの初船旅の感想
昨日の抜歯の痛み、まだ今夜も少々残っていますが、ずいぶんと楽になってきました。昨日は飲めなかった(飲む気になれなかった)酒も、サイゼリヤのハウスワイン程度なら今夜は大丈夫そうです。
そんなわけで、今夜も遅めの夕食をサイゼリヤで食べながら、ノートパソコンに向かっています。
さて、私にとっては身に余るほどの贅沢旅行だった、飛鳥IIの小笠原クルーズ…。旅を終えてから一週間少々経過した今でも、船内でのあれこれが色々と思い出され、そして再び乗りたいという思いが強く残り続けています。
「参加して良かったな」と思うとともに、「この状態でリピーターになったら破産するまで乗ってしまうかも…」という恐れまで感じています(笑)。
でも、ブログ上で何回も書いてきた、この飛鳥IIの旅行の話、このブログではそろそろ締めくくるべき時期かも知れません。
そこで今夜は、飛鳥IIに乗った感想をまとめてみたいと思います。
【船上で色々と考えた】
飛鳥IIの船上には色々なエンターテイメントがあるとはいうものの、やはり長い時間をかけてゆっくり楽しむ旅行であることには変わりありません。船室で、あるいはラウンジでコーヒーを片手に、ゆっくり過ごしながら色々なことを考えたものです。
・飛鳥IIの船内は、ただの豪華さではなく、往年の日本郵船の客船(特に氷川丸)を受け継いでいる雰囲気を感じるな…。
・船内では、乗客や乗組員という違いを越えて、同じ船の人という連帯感が生まれてくるのかな…?
・この船内の接客、本当に「お客さんに楽しさと幸せと安らぎを与えること」に徹しているなあ…。
・自分もただ接客を受けて楽しむだけでなく、船上のみんなを楽しませる役割を少し担っているのかな…?
・いくら大きな船と言っても、大海原の中では小さくて心細い存在なんだな…。船長の船内放送を聞くとほっとするなあ。
などなど、取り留めもなく考えているうちに、「船旅の魅力」というものが、何となく実感できてきたような気がします。
今夜はその中から、2つを選んで書いてみたいです。飛鳥IIに乗る前に感じていた疑問や不安に、自ら答えるかのように…(照)。
【怖気づかず、積極的なふれ合いを】
乗船前、飛鳥IIの旅行について色々とネットで調べてみて、分かったことも多かったですが、やはり解消されなかった疑問や不安もありました。
「お金持ちの多い飛鳥IIの船内で、自分は浮いてしまわないだろうか?」
でも、いざ乗ってみたら、その心配はほとんど杞憂でした。
確かに、飛鳥IIで一緒に旅した人達の多くは、「リタイア後の人生をゆとりを持って楽しんでいる熟年夫婦」でした。クルーズ代金の高さから考えても、お金持ちの人が多いことは間違いありません。
しかし、金持ちであることを鼻にかけたり、威張って過ごしているような人は、この船にはほとんどいませんでした。性格温厚で、さりげなく上品な感じがする方が多かったです。
しかも、単に「優しい老夫婦」というだけではなく、好奇心と探究心をしっかり持ち、船内での人々との交流を楽しんでいる人たちばかりだな…という印象も感じました。
大したお金持ちでもなく(船内の平均年齢からすると)非常に若造である私が乗っても、居心地の悪さなど感じませんでした。
むしろ、「幸せで楽しく、穏やかで熟成された人生」を送るにはどうすればよいのか、多くの飛鳥IIファンに囲まれて、いろいろな面で感化されてしまったような気がします。
私が「背伸びして乗った若造」なりに考え、この船で過ごすために心がけたことは、次の三つでした。
1. 挨拶はしっかりと、誠実な心を込めて行う
2. 積極的に会話し、人とのふれ合いと交流を楽しむ
3. 楽しさ、喜びといった「幸せの感情」をしっかりと態度や表情で示す
【ドレスコードは楽しむもの】
豪華客船の旅というと、やはり緊張し、不安になってしまうのは「ドレスコード」です。私も出発前にスーツケースを前にしながら「このスーツを持っていけばいいのかな…?」と、それなりに不安になったものでした。
しかし、実際に船内で「ドレスコード:インフォーマル」の日を迎えて実感したのは、
「規則や堅苦しさではなく、お洒落な服を着て楽しむ気持ちこそ重要だ」
ということでした。
5夜のうち4夜がカジュアル。だんだんと船内の雰囲気にも慣れてきた頃に、最後の晩にやってきた「インフォーマル」。人々の服装や表情を見ると、それまでカジュアルな格好しか見ていなかっただけに、やはり目を見張るような感じでした。
「そっか、お洒落って、楽しむものなんだな…」
普段、自分の服装にあまり拘らない私にとっては、とても新鮮な考え方だったような気がします。
ちなみに、インフォーマルの夜の我が服装ですが…
スーツは、春や秋にいつも着ているコナカの普通のスーツでした。ワイシャツも同様にコナカで買ったものですが、白の新品をこの晩のために持って行きました。
ただし、ネクタイだけは少々こだわりました。何本か持参したのですが、選んだのは結局、自分が普段一番よく付けているお気に入りの…間々田紐のループタイでした。
自分にとっては、やはり、この間々田紐のループタイこそが「スーツ時の私のシンボルマーク」だなと思うところがありまして…。(実際、今までに何回も「お洒落ですね」と言われたことが有るループタイです)
あとで思い出しても、このループタイをつけていって良かったなと思っています。
インフォーマルの夜、浅井船長と記念撮影
(夕食前のひと時、記念撮影の列が出来ていたので並びました)
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