台湾・香港メイド喫茶レポ(その2・大野狼)
昨日に続いて、今日もメイド喫茶レポ記事を書いてみます。
8月11日は「時刻動漫」を出た後、台湾高速鉄道で高雄へ向けて移動しました。午後3時をちょっと回った頃に左営駅に到着。ここからはタクシーでホテルに直行しました。
ホテルにチェックインして、ほっと一息。
休憩したあと、午後5時過ぎにホテルからタクシーに乗り(…なにしろ暑くて体力が続かず、高雄ではタクシーに頼り切っていました…)、新堀江玉竹商圏へ向かいました。ここには去年、高雄駅前のメイド喫茶「月讀」が二号店を出しています。
【大野狼的秘密餐桌】 Facebookページ
玉竹商圏は、新堀江に比べてもさらに若者向けといった感じの繁華街でした。さて、件の店はどこかな…とキョロキョロしてみたら、「大野狼的秘密餐桌」の看板はすぐに見つかりました。「原宿廣場」という建物の二階です。
店の入口の前では、赤いメイド服のメイドさんが一人、チラシ配りをしていました。声をかけてみると、簡単な日本語で店内へと促されました。
アンティーク小物で飾られた階段を二階へと上がっていくと、目の前には本棚…。ここで「オープン」と唱えると本棚の外見をしたドアが開き、店内に通されるという仕掛けです。
店内は広く、大きめのテーブル席が10以上はあるでしょうか。平日のためか、ちょっと空いていて寂しい感じでした。
この店の設定は「御主人様をメイドが迎える」というより、「オオカミ様を赤ずきんが迎える」という変わり種です。そのため、メイド服は「赤ずきん風」です。もっとも、さすがに暑いのか、頭巾をきちんとかぶっているメイドさんは少なかったです。
メニューを見ると、メインの料理はステーキなどの肉料理でした。さて、どうするかな…と少々迷い、結局選んだのは「七隻小羊郷村炙焼」、要するに「七匹の小山羊の田舎風グリル」でした。(山羊肉は台湾では一般的な肉です)
台湾ビールを飲みながら、山羊のグリルを食べていると…ちょっと癖のある味で、固めで筋も多くて食べにくかったものの、何だか本当に「オオカミ気分」で肉を食べている感じがしてきました。
日本語が分かるメイドさんも何人かいました。特に、黒縁メガネメイドの実央さんは、日本語が上手で、しかも日本の漫画史なども勉強していたとのこと。「実は私はアニメに関してはヤマト世代で…」という話が普通に通じる方だったので、話していて楽しかったです。
高雄といえば、先日のガス爆発のことが気になっていたので、思い切って質問してみました。この店のメイドさんは全員無事だったそうです。また、この店がある玉竹商圏の付近も爆発現場からは離れているので問題は無いのですが、「爆発が起きたあたりは、爆発の穴に大雨で水が流れ込んでます。当分住めない状態です」とのこと。
でも、店のメイドさんの表情には、「大災害のあった街」という暗さは無く、店内は、いつものように楽しいメイドレストランという雰囲気でした。
別のテーブルから、一人の若い男性が興味を持って話しかけてきました。
簡単な英語での会話、それで通じない込み入ったことはメイドさんが手助けしてくれました。ラブライブのかよちんのTシャツを着た青年、話してみると筋金入りのラブライバーでした。
海外のラブライブといえば…と思い出したのは、「上海でラブライブの痛地下鉄が登場、ファンが感激して土下座」というロケットニュースの記事でした。そこで、この記事をタブレットに表示させて彼に見せたところ…
手にしたスマートフォンを操作して見せてくれたのは、上海ではないものの「ラブライブの立て看板に土下座している自分」の写真でした。ああ、この青年も…(汗)。
ともかく、あれこれと楽しくて、食事後も随分と長居してしまいました。
(8月12日の再訪)
翌12日は、高雄は大雨警報が出るような豪雨でした。夕方になったら雨は小降りになってきましたが…。
ちょっと寂しい夜。何となく「オオカミ様」になって肉が食べたくなり、「大野狼的秘密餐桌」へと再び足を運びました。
昨日いろいろと話した、日本語の上手なメイドの実央さんは今夜も居ました。ほっと一安心という感じです。
アサヒの瓶ビール「乾杯」を飲みつつ、ベーコンとソーセージのグリルを食べてのんびり過ごしました。
店内、昨日のラブライバーの青年は居ませんでしたが、そのかわり更に印象的な人が…。
私の斜め前の窓側の席にて、テーブルの上にiPadを置いて、小型の外部スピーカーも繋ぎ、コナミの音ゲーを起動してプレイしている男性がいたのです。しかも、メイドさんにもプレイさせて楽しんでいるという…。
話しかけてみたら、日本語も多少通じる話好きの人でした。(ニコニコ生放送も定期的に流す、いわゆる「生主」とのこと)
「このゲーム、あなたもやってみないか」と誘われて、このiPadの音ゲーを試してみましたが、なんというか難易度が非常に高く、音ゲーが苦手な私にとってはとてもついていけません。さすがに降参してしまいました。
それにしても、持ち込みの音ゲーを店内で(メイドさんや他の客とも一緒に)楽しむとは…。
しかし、この店の雰囲気にも馴染んでいて、迷惑顔をしている人は誰もいませんでした。何ともフリーダムな店です。
段々と夜も更けてきたので、話し足りなそうなiPad音ゲー氏をあとに、そろそろ出発することにしました。
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