月讀二号店「TUKUYOMI MAID HUB」御帰宅レポ
高雄で10年前から営業を続けている、現在台湾で一番古参のメイド喫茶「月讀」。
ここ2年ほどの間に店舗を4店まで増やしてきましたが、そのうちの二号店「オオカミと秘密の食卓」が6月に移転するというニュースが、5月頃に公式FACEBOOKで発表されました。そして、ほぼ予定通り、6月19日に新店舗で営業を再開したとのことです。
二号店は、元々は赤ずきん風メイド服で「お帰りなさいませオオカミ様」と出迎えてくれるという変わり種メイド喫茶でしたが、移転後は一転して、ロングの黒メイド服のレストランになったそうで…。移転前の二号店に既に数回行ったことがある身としては、ぜひ早めに行ってみたいと思っていました。
6月に台南に旅行したのですが(このときは月讀二号店は移転作業の真っ最中で行けませんでした)、このとき使ったLCCのバニラエア、成田~高雄便の使いやすさと安さに感心し、「これなら一泊旅行で高雄に行くのもありだな」と思ったものでした。
そこで、7月、再びバニラエアで高雄に飛んでみることにしました。
7月19日、午後1時半頃に高雄国際空港に到着しました。到着ロビーにあるカウンターでプリペイドSIMを入手(20分ほどかかりました)の後、すぐに高雄の地下鉄に乗り込んで市内へ。
中央公園駅で下車し、外に出てみると、既に何回も見覚えのある駅前風景でした。五福二路を少し歩くと「玉竹商圏」の門。ここからすぐに入ったところが、移転前の月讀二号店のあったビルです。広告看板は未だそのままになっていました。
玉竹商圏は立ち寄らずに、真っ直ぐに五福二路を進みます。雨が降ったり止んだりで濡れた路面を急ぎ足で歩くうち、やがてそれらしき建物が見えてきました。レンガ張りの四階建て。なかなか立派です。
時刻は午後二時過ぎ。ちょっと昼食には遅い時間ですが、店内を見るとそれなりに賑わっている感じでした。
ともかく、店内に入ってみると…「お帰りなさいませ御主人様」と迎えられました。店員はメイド服…ではなく、ぶかぶかのワイシャツ+生足という姿でした。下調べでは今日は「男友襯衫日」という特別イベント日。日本語に訳せば「彼シャツ」イベントです。なるほど…とは思いましたが、メイド喫茶巡りで初めての店に行って特別日というのは、ちょっと残念かも知れません。
(もっとも、ここで撮ったチェキを後で秋葉原の某メイド喫茶のメイドさんに見せたら、「可愛い!彼シャツの萌え要素をきちんと熟知していますね」と高評価でした)
さて、予約は取っていなかったものの、幸い無事に席に通されました。
メニューを開いてみると、一番最初のページは「月讀排餐」、ステーキ類のページでした。ヒレステーキ200g590元、サーロインステーキ250g490元、牛肩ステーキ300g399元…。肉が安めの部位になるほど量が増えて、しかも値段も安くなるという、ちょっと選ぶのに困るようなメニュー構成でした。
先ほどの飛行機、機内食(LCCなので有料)を我慢していたので、既にかなり空腹でした。結局、250グラムのサーロインステーキにしてみました。そして台湾ビールも注文。まずはビールを飲んで、やっと落ち着いた気持ちになれました。
今日のメイドさんは4~5名です。時々、眼鏡っ娘のメイドさんが回ってきて、私にも日本語で話しかけてきます。
メイドさんと話しながら待っていると、やがてステーキが到着しました。250グラムだとなかなかの迫力です。そこに、メイドさんがステーキソースをかけてくれました。
肉はちょっと筋が多めでしたが、味は良好でした。それからしばらく、ナイフとフォークを手に、夢中になりながらステーキに格闘していました。
食べ終わって満足し、のんびりと店内の様子を眺めます。
月讀本店や移転前の二号店と同様、古風な内装の店内に多数のアンティークが飾られています。店の真ん中には木製の螺旋階段があり、二階にも席があります。一階と二階を合わせると、かなりの席数があるようです。
来る前に調べたところでは、この場所、月讀二号店になる前は「ライン川レストラン」という、なかなかお洒落な西洋料理店だった模様です。現在でも検索してみると、写真がいろいろと見つかりますが、しばらく前に閉店したようで…そんな物件を居抜きで獲得した月讀カンパニー、なかなかやるなと思います。
あれこれ日本語で話しかけてくれた二人の眼鏡っ娘メイドさん(「りょうこ」さんと「なつめ」さん)と、記念にチェキ撮影してみました。値段は一枚150元、台湾メイド喫茶のチェキ撮影の相場価格です。
撮影後、二人とも数分後には、チェキをデコって持ってきてくれました。(は、速い…。でも、数分でデコったとはちょっと思えない、しっかりした仕上がりでした)
さて、楽しい時間でしたが、そろそろ一旦出発して、今夜のホテルに向かうことにしました。
余談ですが、今回予約したホテルは、地下鉄の紅線と橘線が交差する美麗島駅のすぐ近くにあります。
この美麗島駅、ドーム型のステンドグラスが美しい駅として知られていて、最近はこのステンドグラスが高雄のシンボルのように扱われ始めています。

高雄市内の新名所となった地下鉄美麗島駅のステンドグラスドーム

高雄地下鉄の美少女キャラ「高捷少女」のイラスト広告
(高捷少女は既に駅構内ポスターでもおなじみです)
ホテルで一休みしたあと、再び街中に出発。美麗島駅周辺でIngressのミッションをやってみたり、地下鉄に乗ってショッピングモール「高雄夢時代」まで探し物に出かけてみたり…。
気がつくと既に午後7時半をまわっていました。「高雄夢時代」を出ると、外はすっかり夜です。
旅先の街で疲れてくると、やっぱりその地のメイドさんに「お帰りなさいませ」と迎えられたくなります。高雄駅前にある月讀の本店に行くか、それとも先ほどの二号店に再び行ってみるか…少々迷いましたが、結局二号店に行くことにしました。地下鉄で中央公園駅下車、夜の五福二路を歩き、レンガ張りの店がまた見えてきました。
「お帰りなさいませ御主人様…あ、さっきのなんちゃん!」
「お久しぶり~(でもないけど)」
店内に入ると、先ほどの眼鏡っ娘メイドさんが笑顔で出迎えてくれました。奥のテーブルに案内されます。
キッチンカウンターの方を見ると、見覚えのある顔…。去年8月に月讀二号店「オオカミと秘密の食卓」に行ったときに会った、眼鏡メイドの実央さんが、カウンターの中で忙しそうに頑張っていました。
ええ、実は先ほど、「今でも実央さんは居ますか?」とメイドさんにきいてみて、「はい、今日は午後5時半からシフトに入ります」という答えだったので、今夜は再会したくなって二号店に再訪してみたのです。実央さんは日本語が物凄く上手で、しかも御宅趣味関係の知識も非常に豊富。そのため、去年8月にはついつい頼ってしまった思い出があります。(照)
さて、まずは…さすがに街歩きで疲れて喉が乾いてしまったので、ともかくビールが飲みたいです。
先ほどは台湾ビールを飲みましたが、今度はアサヒの「乾杯」(日本にはない銘柄)の大瓶を頼んでみました。そして、メニューを見ておつまみを探したら「フィッシュアンドチップス」があったのでそれを注文。
メイドさんが持ってきたビールを、まずはゴクゴクと…ふう、生き返る思いでした。そして、ほどなく「フィッシュアンドチップス」が届いたのですが…
えっと、これ、どうしよう…? そう困惑したくなるような山盛りでした。
台湾のメイド喫茶は、御主人様お嬢様の年齢層が日本より若いためか、日本のメイド喫茶に比べて食事もののボリュームが多めです。しかも、台北より南台湾のほうが更に多い傾向があるようです。
それは分かっていたのですが、おつまみのつもりで頼んだフィッシュアンドチップスが、これだけの迫力で運ばれてくると…。(もっとも、冷静に見れば、付け合わせのレタスのせいで量が多めに見えているようでしたが)
それでも、少なすぎて寂しい思いをするよりはずっと幸せです。ビールを飲みつつポテトをつまんで、この古風な内装のメイドレストランでのんびりと過ごしました。
やがて、キッチンカウンターから実央さんが出てきて、私のテーブルまで「お久しぶりです」と挨拶に来てくれました。懐かしいです。去年会ったときと同様に、とても上手な日本語。そして、去年よりも更にベテランさんの雰囲気が身についている様子でした。
実央さんも今夜は、「ぶかぶかの彼氏のワイシャツ」姿でした。でも、おどけた様子で「このワイシャツ? パパに借りてきたシャツですよ~♪」とのこと。
(彼シャツイベントのワイシャツが実はパパシャツ…というオチ、日本でも台湾でも有りがちかも知れません)
そうだ、せっかく月讀二号店に来たので、四号店について情報収集をしなくちゃと思い出しました。高雄から数十キロ南にある四号店では、メイド旅館を併設しようと準備中という情報を見かけたのですが…。
実央さんに質問してみると、「本当は5月に出来る予定だったんですけど、もう夏休みになってしまいましたね」とのことで…。きちんとした開業時期は未定のようです。実央さんの口調から察するに、おそらくこの夏には出来なさそうだな、という感じです。
気がつくと夜九時を過ぎ、ラストオーダーの時間になりました。営業時間は九時半までです。
最後に、実央さんとチェキを撮影しました。実央さんも10分足らずでチェキのデコを仕上げてくれました。チェキを受け取り、それではそろそろ出発です。
名残惜しいですが、「行ってらっしゃいませ御主人様」と見送られ、再訪を約束して外に出ました。今夜は既に満腹。タクシーは使わず、駅まで腹ごなしに歩き始めました…。
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コメント
来週台湾に行くので、台湾のコスプレ事情を調べていた際、偶然たどり着きました。
向こうでコスプレ衣装買ってイベントに出よう、と思って検索していましたが、メイド喫茶にも行きたいなぁとブログを見て思いました。どうせなら観光地に行くより、向こうの人が実際に楽しんでいる文化に触れたいと思っていたので!
向こうのメイド喫茶はぼられるところもあるらしいとどこかで目にしたのですが、こちらで紹介されている所は安心して行けそうですね。貴重な情報をありがとうございます!
今も再度台湾に出かけているようですが、ブログ楽しみにしています!
投稿: 通りすがり | 2015.08.09 05:27
>通りすがり 様
返信が遅れましてすみません。(ただいま台湾旅行中でしょうか?)
私のレポをお役立ていただけて嬉しいです。
私が今までに調べたり把握した限りでは、台湾では明確に「ぼったくり」と言えるようなメイド店は今のところ無さそうです。(あるとしてもオタク街や通常の繁華街ではなく、夜の街っぽいところなら可能性はありそうですが…そちらまでは調べていません(^^; )
ぜひ、台湾のメイド喫茶を楽しんできてくださいませ。
投稿: 納ちゃん | 2015.08.16 09:35