「好奇心の種」仮説
今日は4月とは思えない冷え込み方で、ちょっと体調を崩してしまいました。
仕事に行けないほどではないものの、今日は定時後にほぼ真っ直ぐ帰路につきました…。早く寝なくちゃ…。
さて、ちょっと今日は真面目な話でも…。
先週土曜日の「新日本奇行から20年」の記事にて、「最近は『自分の好奇心に素直になる』ことを、また少し忘れかけてるかもしれない…」と書きました。20年前の好奇心旺盛な時期、「新日本奇行」なる連載をサークル誌に出していた時期。あの頃の初心に帰ろうと決意したものです。
でも、具体的にはどうすべきでしょうか…?
自分の好奇心に素直になるため、あえて「自分の旅行は奇行だ」と宣言するという方法。今思えば良くも悪くも「若いやり方だったな」と思います。それなりに有効な方法ではありましたが、現在は、もうちょっと穏やかなやり方がいいな…。
そこで思い出したのが「好奇心の種」というわけです。
数年ぐらい前から、私は何となく「好奇心の種」とでも呼びたい仮説を思い浮かべていました。
人が何かに興味を持ち、だんだんとハマっていき、新しい趣味になっていく過程。少なくとも自分の場合は、初めて知ったもの、初めて出会ったものにいきなり興味を深めるというケースは少なかったです。
《休眠状態》
昔、どこかで知って「面白そう」「興味深い」と感じたけど、そのまま心の奥底にしまい込まれた状態の物事。
《発芽寸前》
好奇心が休眠状態だった物事を、何らかのきっかけで思い出し、再び興味を持ち始めた状態。
《発芽済み》
興味がどんどん膨らんで、「これは新しい趣味へと育つかも」と期待したくなる状態。
以上のような段階を踏んで、ある物事への興味が膨らんでいくことが多かったように思います。
例えば、私がエスペラント語を始めたときのことを思い出すと…
・高校時代、どこかの本でエスペラント語(中立な国際語としてザメンホフが作った人工語)のことを知り、面白そうだなと思った。(新しい「好奇心の種」が出来て、記憶の奥底に仕舞い込まれた状態)
・1995年頃、JR釜石線の各駅にエスペラント語の愛称名が付いたと知り、「なかなか奇抜な」と感心。(このとき「好奇心の種」の休眠状態が少し解けかけてきた?)
・1997年頃、英語の通信教育の教材を前に「私は国際語をやりたくて英語を勉強してるのに、なぜ教材の題材がアメリカの話ばっかりなんだ?」と少々欲求不満が溜まる。(休眠状態が更に解けてきた?)
・2000年1月、「英語を第二公用語に」というニュースを見て憤慨したことで、とうとう自分の中で「エスペラント語」という種が発芽。いろいろ調べた結果、入門書を購入して勉強開始。
と、こんな過程を踏んで、自分の好奇心・興味が「発芽」したというわけです。
ちなみに、この仮説を先日Twitterで連続ツイートしてみたところ、知り合いの一人が「思い当たるふしが…」とツイートしていました。ちょっと自信がついたかも知れません。
さて、もしこの仮説が正しいとすると、いろいろなことに好奇心を深めるための方法(「好奇心の種」をできるだけたくさん発芽させて育てるための方法)としては、こんなことが考えられるでしょうか。
(1) 休眠状態でも良いので、自分の持っている好奇心の種をできるだけ増やす
(2) 休眠状態から目覚めて発芽しそうになった種をきちんとケアする
(3) 発芽した種は、定期的に管理して順調に育つようにする
(1)のためには、いろいろなことに広く浅く興味を広げること、例えば「ちょっとでも気になったらすぐにググる」を徹底することが有効かも知れません。
(2)については…ちょっと難しいかも知れませんが、もし自分の中で何か「好奇心の種」の発芽の気配が見つかったら、すぐにメモる習慣をつけると良いかも…。
(3)は…とりあえず私の場合は、このブログにて「好奇心の種」カテゴリーを使って記事にして皆様に紹介する、というのが良いような気がします。
さてさて、このような心がけを日々続ければ、もっと色々なことに興味を持って動けるようになるでしょうか…??
ちなみに、現在の私が認識している「発芽寸前、または新芽状態の好奇心の種」をリストアップしてみると、次の4種類ぐらいになりそうです。
[A] 魚釣り
・昔から「魚釣りを新しい趣味として始めたら人生観が変わるかな…」と興味は持っていました
・もっとも、まだ実際に釣りに行く段階には達していません
[B] 鶴見の「沖縄街」の探索
・数年前に存在を知って以来、沖縄料理を食べたくなると行っていました
・新しい職場が鶴見の近くになったので、これから仕事帰りに行くことが増えるかも…
[C] 快眠術の検討
・先月、たまたまコインランドリーに毛布を持ち込んで洗ったら、その夜は非常にぐっすり眠れたので少々びっくり
・長いこと、どうも朝起きても疲れが取れない傾向が続いているので、快眠方法を調べたくなってきました
[D] 立体写真の撮り方
・立体写真の趣味は数年前に始めて、最近はちょっと遠のいてきたので…
・この趣味を再開したいなと最近思い始めています(未発芽の種、とはちょっと違いますが)
とりあえず、この4種類について、引き続きググったり実際に出かけたりして調査を続けたいと思います。
(実は、昨日の記事で鶴見の沖縄料理のことを書いたのは、上のような理由があったのでした…(^-^)/ )
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