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2016.12.21

今回のイプシロン旅行の感想など…

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ただいま、鹿児島空港のスカイガーデンカフェにて、滑走路の景色を眺めつつ昼食にしていたところです。
「黒豚カツのっけライス」、そして…写真にもある通り、まだ昼ですが既にビールを飲んでいます(汗)。もう今日はクルマに乗る予定も無いですし、ビール一杯くらいならいいでしょう…。
しかし、今日はちょっと旅程の組み方を間違えました。これから乗る飛行機は14時45分発。まだ2時間以上あります。しかも、昨夜泊まったのは「かごしま空港ホテル」。チェックアウトしたあとは、レンタカーは11時までに返却予定でしたので周辺ドライブする時間もとれず、バスで鹿児島まで1時間かけて行くのもナンセンスに思え、結局空港で過ごすしかありませんでした。
でもまあいいか…。鹿児島空港は飛行機をのんびり眺めるにはちょうど良いくらいに飛行機が発着しますし、こうしてスカイガーデンカフェで長居しつつ、今回のロケット打ち上げ旅行の思い出を振り返ってみたいと思います。

昨夜のイプシロンロケット、無事に予定通りの時刻(午後8時ちょうど)に打ち上がり、そして成功しました。
内之浦漁港のパブリックビューイング会場では、7時55分くらいから照明が落とされて暗くなり、みんなで夜のロケット打ち上げを待ちましたが、このときの星の多さは…東京近郊ではちょっと有り得ないほどでした。これがまず最初に印象に残ったことかも知れません。星座もあれこれ良く見えました。ちょうどオリオン座が山稜から上がりつつあるところでした。
そして、観客みんなでカウントダウン。0秒になったのとワンテンポ遅れて、山の向こう側の空が突然オレンジ色に光りました。期待と不安をもちつつ空を見ると…おお、固体燃料のまぶしい炎が空に上がっていきました。少し遅れてバリバリという轟音が身体に響き、そしてロケットは遠くなっていきました。
(小さな明るい星のようになり、いったん暗くなり、また明るくなりました…たぶんあれが二段目点火でしょうか)

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すっかりロケットが見えなくなったら、ほとんどの人は帰路につき始めましたが、熱心なロケットファンは打ち上げ中継のモニタの前で様子を見届けていました。二段目、三段目も正常に燃焼し、そして燃焼終了し、しばらくの慣性飛行ののちに衛星切り離し…これで本当に成功です。

成功まで見届けた後、ほっとして駐車場のクルマに戻り、帰路につきました。
帰り道は、渋滞というほどではありませんでしたが、数多くのクルマが列をなして、真っ暗になった山間部の道路を走っていました。何だかちょっと運転が怖いな…。
それでも、特にトラブルもなく順調に高速道路に乗り、そして午後11時前に空港ホテルに帰り着きました。

まだ寝るには惜しかったので、ホテルの一階にあるスナックに入って、芋焼酎を少々飲みながらスナックのママや女の子と会話して過ごしました。
店の女の子、実は内之浦出身なのだそうで…。ロケットを見た思い出話がはずみました。

「ロケットは内之浦にとって宝物だと(現地の中継で)言ってたけど、実際どうですか?」
「宝物というほどでもないですよ~。小学生の頃、ロケット打ち上げのときはいつも先生が理科実習と称して屋上に連れて行ってくれましたけど」
「へえ…」
「でも、それは先生がロケット見るの好きだからってだけで、子供たちは『やったー、今日の授業は無くなったー!』という感じでしたよ」
「…(苦笑)」

でも、この女の子も先ほどの打ち上げのときは、ホテルの外でロケット打ち上げを見送っていたとのこと。
小さい頃からロケットを身近に育ち、ロケットに親しんでいる人というのは、「宝物」かどうかはともかく、このくらいの緩さで愛着を持っているものなのかも知れません。

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見た目はちょっと古びていましたが、いい思い出になるスナックでした。
地鶏焼きに柚子胡椒をたっぷりつけてつまみながら、結局閉店まで過ごしました。そのあとはすぐに部屋に戻り、さすがに眠くなってすぐに眠りにつきました…。

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