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2018.02.13

「お出口は海側です」

先週土曜にも書いた、シンプルな人工言語「トキポナ」の話ですが、今日も今日とて多少は勉強中です。
朝、通勤の東海道線の車内、スマホを見るのもちょっと難しいくらいの混雑の中では、頭の中でトキポナ文を作る練習などしていました。

「次は横浜、横浜です。お出口は右側です」

よし、これを訳してみよう……ん?「右側」??
ここでやっと気付きました。「右」や「左」を示す単語、トキポナでは今まで一度も見たことがありません。上とか下とか前とか後ろは分かるのですが、左右の単語が無いのです。
「利き手の側」とか表現するのかな…? でも、世の中には左利きの人も多いし…。

電車を乗り換えた後で、スマホを手に取り「toki pona left right」でググって調べてみました。トキポナ関連フォーラム(概ね英語とトキポナのちゃんぽんで議論が進んでいます)のページが幾つかヒットしましたが…ううむ、予想以上に難しいようです。なんだか厄介な(しかし興味深い)テーマに首を突っ込んでしまったようです。
右を「利き手の側」と表現したり、左を「心(心臓)のある側」と表現したり。あるいは「太陽の出る側と沈む側」で区別しようとしたり、「文章を書き始める側と書き終わる側」でやろうとしたり…。でも、どれも何となく不十分です。
そもそも、一体、右と左って何でしょう???

ウィキペディアで「左右」を見てみると、「左右という概念・単語を持たない民族・言語もある」とあります。
ああ、そっか…。とことん簡単さを求めるトキポナという言語では、左右という概念も省略されてしまったのかも知れないな…。

そこで車内放送に話を戻すと、もしかしたら、電車の出口を示すのに「左」や「右」という単語は必須ではないのかも知れません。
車両基地では間違いを防ぐため「海側」「山側」、あるいは東海道線沿いの車両工場なら「東京」「神戸」という表現を使うと聞いたこともあります。

「次は横浜、横浜です。お出口は海側です」

うん、何だかちょっと分かりにくいですが、曖昧さは解消されます。
もしかしたら、東海道線では分かりにくいかもですが、たとえば江ノ電だったら案外いけるかも知れません。

「次は七里ヶ浜、七里ヶ浜です。お出口は海側です」
「次は長谷、長谷です。お出口は大仏側です」
「次は終点、鎌倉です。お出口は若宮大路側です」

そんな車内放送、何となく聞いてみたいような気がします。

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