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2020.01.18

世代の壁

今日の横浜はほぼ一日雨、そして時々雪…。天気予報では午後には止むとのことだったのに、実際には夕方になっても僅かに降り続けていました。ううむ、寒かった…。そんな天気の一日でしたが、それでもエスペラント会の学習会には8人中7人が出席。私よりずっと年上の人たちばかりですが、皆さん元気です。

今日は作文の日。私が持って行った作文は、相鉄の都心直通を紹介するため書いた文…という出だしで、実際には「相鉄都心直通記念ムービー」の紹介でした。この動画、相鉄の都心直通線が出来た直後に見て、色々な面でかなり感動してしまったので、それをエスペラント学習会のクラスの人たちに伝えようと思って…。

ところが、年末頃に書き上げ、すぐに試しにメールで皆に送ってみたのですが、どうもよく分からないという感想が…。私の文章だけでなく、この動画そのものが分からないとのことで…。文章をもっと練り上げて、そして今日の学習会に持参したのですが、動画そのものが理解困難となると限界があります。
この動画、Twitter上などで感想を拾うと圧倒的に高評価が多いのですが…。気になるのは、絶賛している人のほとんどが、文体やアイコンを見る限りでは若い世代の人たちばかり。明らかに中高年という方からの評価は(高評価だけでなく低評価すらも)ほとんど見かけません。私の周囲でも、同世代の人にこの動画の感想を聞いてみても、反応はありませんでした。

そんなに「世代を選ぶ」動画なのかな…。私にはちょっと謎でした。そこまで中高年に分かりにくい内容ではないと思うのですが…。

今日、学習会で自分の文章を紹介し、そしてこの動画の感想をきいてみると、やはり「何回か見たけど良さが分からなかった」という答えばかりでした。ただし、どういうストーリーなのか、どんな事を伝えたいCMなのかは、ちゃんと理解されている様子です。

「この動画、最初から最後までずっと平板で、盛り上がりや盛り下がりが無い」

との意見を聞いて、あ…もしかしたらそういうことか?と思い当たりました。「今時の若者の音楽は、最初から最後までずっとフォルティシモだ」という批評、もう随分と昔に音楽家のエッセイ集で読んだ覚えがあるので…。
そこで、こう質問してみました。

「それでは、今の子供たちに流行の歌『パプリカ』はどうですか?」
「ああ、あれもさっぱり良さが分からない…」

なるほど、これが、音楽にしても動画にしても「世代の壁」の一つなのかも知れません。(パプリカは最初から最後までサビが続く状態、という批評を目にしたことがあったので、試しに…)
映画にしても音楽にしても、昔は「盛り上がったあとは静かに落ち着き、また盛り上がる」という、山あり谷ありの流れの作品が多くて、昔の人はそれに馴染んでいた。でも最近は「最初から最後までずっとクライマックス」という作りのものに若い人たちが慣れ親しんでいる。そして、相鉄都心直通記念ムービーも、やはり「ずっとクライマックス」なんだと…。

もちろん、これだけが全てではないでしょう。
「この二人、電車内で一目見て互いに惹かれあう、という演技には見えなかった」との意見もありました。でも、私の感想は「この二人、物凄い巧妙に(各時代の文化まで反映させて)演じているなあ」だったので…。
ひょっとすると、ムービーの上で「二人の男女が互いに一目惚れ」を演じる方法すらも、時代と共に変わってきたのかも知れません。

世代の壁、やはり大きいんだな…と実感させられました。「どう違うのかを客観的に知る」ことの大切さも含めて…。

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