築地の大きな恵方巻(6年ぶり2回目)
今日は節分。恵方巻の日。
とはいえ、恵方巻のためだけに、仕事を午後半休にして築地に行くというのは、我ながら「ちょっとやり過ぎかな」と少々あきれてしまいましたが…。それでも、どうしても6年ぶりに築地の恵方巻を食べたくなりました。
1月26日の記事で書きましたが、このブログの最近の人気記事ランキングで「さすがは築地の恵方巻」という6年前の記事がトップになっていたのを見て、懐かしさがこみ上げてきたのです。当時はSE会社に勤めていて、6年前の節分には築地の近くの客先に出かけていて、その帰りがけに築地場外で恵方巻を買って職場に持って帰り、夕食として恵方巻を丸かじりしたという…そんな思い出です。
その半年後に早期退職を勧められ、翌年にはSE会社を退職して、今の研究職の仕事へ。でも、それからでも既に5年近くになります。
今日の築地行きは、ある意味「思い出探しの小旅行」でもありました。
朝の雨も止んで、よく晴れたポカポカ陽気の昼下がり。地下鉄の東銀座駅からしばらく歩くと、やがて築地場外の街並みが見えてきました。
築地市場が豊洲市場に移転してから既に2年。築地場外は健在でしたが、やはりコロナの影響か、半分以上の店はシャッターを閉めていました。人通りも少な目。それでも、閑古鳥というほどではなく、開いている店の前ではそれなりに賑わっていました。
6年前の節分(今年の節分は2月2日なので、6年前の今日ではありませんが)、この築地場外を歩き回ったときのことを少しずつ思い出しました。あの日もポカポカ陽気の昼下がりだったな…。あの日に入った店は「すし鮮」の支店でしたが、その場所に行くと今日は臨時休業でした。
「すし鮮」だけでなく「すしざんまい」など、築地場外に支店をいくつも出している寿司店は支店を臨時閉店して本店に集約しているようです。「すし鮮」の本店まで行こうかと思いましたが、築地場外からちょっと離れたところにあるので…どうしようかな…。
結局、店先で恵方巻を積み上げて販売していた「すし一番」という店を選びました。恵方巻を買う前に、まずは店内で軽く寿司を食べたいです。カウンター席に落ち着き、おしぼりの袋を見ると、偶然にも「すし鮮」と同じグループの店でした。
ランチにぎり寿司を注文。味はなかなか良好でした。なかなか食べる機会が無い、築地場外の寿司。6年前の昼下がりと同様に、目を閉じてにぎり寿司を食べ、味をゆっくりと感じ取って過ごします…。
寿司を堪能し、ハーフサイズの恵方巻(カウンターで板前さんが巻いたばかり)を手にして、「すし一番」を出ました。
この恵方巻、どこで食べようかな…。考えた結果、勝鬨橋まで歩くことにしました。今年の恵方は南南東。地図で見ると、ニチレイ本社ビルの裏の公園から勝鬨橋を見渡す方向を向けば、ちょうど恵方になります。(6年前、仕事で出かけた客先は、この公園からすぐ近くにあるのです…)
今日の昼下がりは気温が高く、川岸の公園のベンチに座っていると汗ばむほどでした。おもむろに恵方巻を袋から取り出すと、おお、物凄い太さ、そして具の多さです。どうやって食べるの…?と考え込むほどでした。
勝鬨橋を眺めながら、この巨大な恵方巻にかぶりつきました。本当に食べにくくて、こぼしそうで気が気ではなかったですが、それでもやはり美味しかったです。ハーフサイズでしたが十分に満腹。食べ終わった後、隅田川の水面を眺めつつ余韻に浸って過ごしました。
後で思い出すと「大きすぎる~!食べにくい~!崩れる~!だけど美味しい~!!」という記憶しか残っておらず、どんなネタが入っていてどんな味だったかというディティールがすっぽり抜け落ちています。でも、美味だったことは確かですし、恵方巻という食べ物はそれで良いのかも知れません。
ともあれ、いい節分の昼下がりを過ごすことができました。おもむろにベンチを立ち上がり、振り向いてニチレイ本社ビルを何となく見上げ、そして近くのバス停から都バスで新橋駅へと戻りました。
| 固定リンク | 0
「季】微妙に(略)恵方巻の丸かじり」カテゴリの記事
- 副代表に就任した日の恵方巻(2025.02.02)
- 今年の恵方巻(と鰯の缶詰)(2024.02.03)
- 恵方巻ランチと卓上豆まき(2023.02.03)
- Discounted恵方巻(2022.02.03)
- 築地の大きな恵方巻(6年ぶり2回目)(2021.02.02)
コメント