正丸峠のジンギスカン
連休最終日。今日は朝ゴミ出しに行ってコンビニで買い物した以外は、ずっと部屋に籠って過ごしていました。午後からは雨が降り始めましたし…。おとといの続きで、某所のウェブサイト作りの作業に取り掛かり、どうやらトップページは形になりましたが、なかなか疲れました。
そんなわけで今日は、昨日の続きの話…正丸峠にジンギスカンを食べに行った話を書こうと思います。
昨日、江ノ電バスの「岩瀬」バス停からバスに乗るという長年の願いを果たした後、バスでそのまま大船駅に向かい、神奈中バスに乗り換えて鎌倉女子大前で下車、その近くのコインパーキングに停めたクルマへと戻りました(大船の街の外側を一周した形になります)。実は、クルマで岩瀬に行ったのは、そのあと一人でドライブに出かけようと考えていたためでして…。
不要不急の外出自粛の連休ではありますが、せめて1日くらいは近場に(感染防止に留意して)出かけたいと思いました。一人旅ドライブなら道中での感染の心配はありませんし、混んでいる観光地やイベントは避け、密になりにくい店を選んでグルメ日帰り旅行なら良いでしょう。
Twitterで数日前、知り合いが「正丸峠の奥村茶屋に行ってジンギスカンを食べてきた」という写真を上げていました。おお、これは食べてみたい…。元々羊肉が好きですし(現在話題のサイゼリヤのラムステーキ、既に何回食べたか分かりません)、それに昔、「本州でジンギスカンが定着した稀有な場所」を巡るという旅行をしたことがあるのです。
かつて日本で羊肉料理の普及促進が呼びかけられたとき、北海道では普及したのですが本州ではなかなか普及しませんでした。しかし、その本州でも、もともと羊の飼育が盛んだった場所を中心に、まるで点在するように「ジンギスカンが名物の場所」が存在します。遠野、蔵王、信州新町、蒜山高原など…。(この辺の事情はWikipediaの「ジンギスカン」にも詳しいです)
でも、飯能から秩父に向かう途中にある「正丸峠」でもジンギスカンがあったとは…。これは初めて知りました。
大船をあとに国道1号に乗り、そして圏央道で秩父を目指します。道路はなかなかの渋滞具合でした(普通のゴールデンウィークに比べれば大人しいと思いますが…)。特に、秩父に向かう国道は相当のノロノロ運転ぶり…。正丸トンネル手前で旧道に入ると、やっと渋滞から解放されましたが、さすがは旧道、曲がりくねりが激しいです。(道路の状態は良く、我が初代プリウスでも走っていて不安はありませんでした)
結局、正丸峠に到着したのは昼飯時を過ぎた午後1時半頃でした。でも、これが幸いして、峠にある老舗の店「奥村茶屋」の店内は、既にピークを越えて落ち着いた状態。絶景が望める窓側の席に座ることができました。窓は少し開いていて、風が心地よかったです。
テーブルの真ん中の穴に七輪が据えられ、ジンギスカン鍋が載りました。肉は円形のロール肉で、タレは漬け込みではありません。
なかなか火力が強いジンギスカン鍋で、一人ジンギスカンを開始。かなりせわしなく脂を塗り、そして肉と野菜を焼いて、タレで食べていきます。おお、美味しい…。羊肉の臭みはほとんど感じられませんでした。
横を見ると彼方に東京のビル街が霞んで見えるという、この奥村茶屋でのジンギスカン。でも、景色より何より、とにかく肉です。夢中で焼いて食べ続けました。後半になって落ち着いてくると、やっと「ああ、確かに羊肉の香りが…」と気付き始めました。多分、この店のジンギスカンのタレ、とても良く出来ているんだと思います。
肉も野菜もすっかり食べ終えて、満ち足りた気持ちで食休みしていると、お店のおばさんが「美味しかったですか?」と笑顔で声をかけてくれました。
そこで、正丸でのジンギスカンの由来についてお話を伺ってみたところ、やはり、秩父で昔から羊の飼育が盛んだったそうで…。武甲山の麓には観光地としても知られる「羊山公園」がありますが、この周辺では昔、その名の通り羊が数多く飼育されていたそうです。そして、食糧難の対策として羊肉の普及活動が始まり…。でも、日本人の食文化に合わせて羊肉を美味しく食べるのは、大変な苦労が必要だったとのこと。
「このタレ、羊だけでなくどんな肉でも美味しく食べられますよ」…そう、まさしく、長年受け継がれてきたであろう、このタレが決め手だったわけです。
このジンギスカン、また食べに来たいな…。
満足しつつ店を出て、景色をしばし眺めた後、クルマで峠を降りました。
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