フラップタウンのコンセプトカフェ
メイド喫茶・コスプレ喫茶…今では「コンカフェ」という呼び方が定着してきたでしょうか…に関して、私の知っている関係者の中で最近話題になっていたのが、茨城県古河市に新しくオープンした「サンタクララ」というコンセプトカフェでした。
先週末の10月30・31日にはオープニングイベントが開催され、近隣のエスニック料理店の屋台も出て大賑わいだったそうです。コンカフェ愛好者も何人か訪れたそうで、Twitter上ではかなり好意的な感想が寄せられていました。
私は先週末は仙台に行っていたのでオープニングイベントには行けず、代わりに今日、11月3日の文化の日に行ってみることにしました。
この店、古河駅からバス(概ね一時間一本)で30分ほどかかります。
どんな場所なのかGoogleマップなどで調べてみると、「フラップタウン」という施設の中です。ここには他にも各国のエスニック料理店が幾つも入っているようですが、ストリートビューで見ると元は飲み屋街だったような雰囲気です。それも、ちょっと古びて寂れている感じ…。
ただ、駅から遠い場所ではありますが、北関東を何回もクルマで走ったことがある身には、そこまで田舎という感じはしませんでした。広々とした関東平野、すっかりクルマ社会となった地域。田畑と住宅地と工業団地と木立ちが入り交ざった平野。最近は外国人の居住者も多くなったエリア。でも、そんな中にある「広大な駐車場のある飲み屋街」には、大いに興味を惹かれました。
JR古河駅前から、JRバス関東の51系統「大綱」行きに乗って「山田十字路」下車。十字路を渡るとすぐに、大き目の建物3つで構成された「フラップタウン」が見えてきます。
古めかしい建物です。2階建ての建物にさまざまな飲み屋やスナックやクラブなどが入った(しかもほとんどは閉店状態の雰囲気の)、いわば「夜の街」の団地です。いくつかの店はエスニック料理店に衣替えしています。昼過ぎだったのでまずは昼食。パキスタン料理の「ドゥニヤ」に入り、今日の日替わりのチキンカレーで昼食にしました。都会のおしゃれなエスニック料理店の華やかさは無いものの、何だか素朴な、パキスタンの人たちが日常食べている食事という感じの味でした。
昼食を終えたら、いよいよ奥の建物にある「サンタクララ」へ。
上の写真では、真ん中のピンク色の部分が「サンタクララ」。近付いていくとなかなか派手な外装でした。しかし…今日はキャストさんが誰もいなくて休業とのこと…。(今日は客が来ないと予想していたそうです)
ううむ、残念。でも、店長さんと女将さん(?)に店内に案内されて、帰りのバスの時間まで、いろいろとお話を聞くことができました。この店を作った経緯や、フラップタウンのこと、そして地元の人たちのことなど…。興味深く、有意義な時間を過ごせました。
このフラップタウンが出来たのは20年以上前。当時は飲み屋やスナックやバーなどの「夜の店」がたくさん入居し、広い駐車場があることも手伝って、連日大盛況だったとのこと。
しかし、飲酒運転に対して厳しい世の中になり、取り締まり強化と厳罰化によって、この「夜の街」は急速に寂れてしまいました。一方、この地域に多くの外国人が住むようになって久しい今、各国の人たちが「我が国の料理店を作りたい」と考えて、この寂れゆく物件に次々と集まり、店を構えるようになったそうです。
(飲酒運転は危険ですし、取り締まり強化と厳罰化はもちろん必要です。私も飲酒運転は決してやりません。でも、事の善悪とは別に、「飲酒運転撲滅の強化によって郊外型歓楽施設が急速に寂れた」……これもまた厳しい事実であると思います……)
各国の料理店が増え、夜の街から異国の街になったフラップタウンに、新しくできた「コンセプトカフェ」。
先ほどのパキスタン料理店「ドゥニヤ」の人たちも、この新しい店には大いに期待しているような様子でした。(ちなみに「ドゥニヤ」を出るとき、「サンタクララ」の300円券をサービスで貰いました)
ともあれ、この「サンタクララ」、近いうちに(今度はキャストさんが多い週末に)何としても再び訪れたいと思います。
店長さんと女将さんに見送られて店を出て、フラップタウンを後に晴れ空の下を山田十字路バス停に戻り、古河駅行きのJRバスを待ちました。
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