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2022.03.29

妖怪急行のラーメン

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先日のニュースで、米国のベンチャー企業が開発した YO-KAI express というラーメン自販機が羽田空港に設置されたと知り、ついつい好奇心が湧いてきました。
麺類の自動販売機なら、日本では数十年前に流行ってあちこちに普及。今はすっかり減ったものの、レトロ自販機として各地で動態保存されています。私も何回か「レトロ自販機巡り」の旅行を楽しんだものです。
それが、米国のベンチャーによって最新式が生み出され、日本にも上陸するとは…。やはりこれは実際に行って、実際に食べてみたいです。

Twitterなどで検索して調べると、どうも運用開始当初は調子が悪く、前の商品が出てから次は15分も待たされるなど、初期トラブルの情報がちらほら…。「行っても本当にラーメンにありつけるのかな?」と少々心配にはなりましたが、それでも今夜は羽田空港に行ってみることにしました。
場所は第2ターミナルの1階(到着ロビー階)です。24時間自販機コーナーがあるとのことで探してみたら…ターミナルの一番端、乗客よりむしろ従業員の方が多い通路にありました。中に入るとカウンター席と自販機が並び、そのうちの1台が確かに「YO-KAI express」でした。平日夜のためか、客の姿は無く、このラーメン自販機も客待ち状態でした。
タッチパネルを操作してラーメンの種類を選び(私は今夜は豚骨ラーメンを選びました)、代金を電子マネーで支払うと、機械の中から動作音が聞こえてきました。どんな動作でラーメンを調理しているのか、音を聞いていると何となく想像がつく気がします。(ただ、調理方法をあまり憶測で書くのも良くないので、今回の記事で書くのは控えますが…)

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扉が開くと、そこにはプラスチック製のラーメンどんぶりが鎮座していました。手を近付けると熱々です。やけどに気を付けながらどんぶりを持ち、カウンター席へと運びました。
どんぶりの上には透明シートの蓋が貼られていて、その真ん中には何かで刺して開けたような穴があります。蓋をはがすと、なかなかちゃんとした見た目のラーメンでした。

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食べてみると、絶品というほどではありませんが、しっかりした豚骨ラーメンでした。
ただ、ちょっと熱々すぎる気がします。それも、ラーメン屋で熱々のラーメンを食べるのとは少々違って、何だか「とげとげしい」感じの熱さです。うーん…もし「麺をお湯でゆでて水を切ってからスープを注ぐ」やり方なら、このような温度分布にはならないような気が…。

量的には多すぎず少なすぎずでしたが、何となく微妙に物足りない気分でした。
この自販機コーナーを出た隣には、弁当とおにぎりの自販機(普通の自販機で、温め機能などはありません)があります。既に弁当一個しか残っていませんが、その弁当を見ていると…何だか無性に食べたくなりました。(やはり先ほどのラーメンだけでは足りなかった…)
迷った末、結局この最後の一個の弁当を買いました。「得々満腹弁当」、揚げ物主体のお弁当ですが、自販機コーナーで食べ始めると何だかどんどんと箸が進んで、食べ終わるまであっという間でした。
うーん、正直、この弁当の方が自動販売機ラーメンより安いし、満足度も高かったような気がします。

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せっかく羽田空港に来たので、食後は展望デッキに出てしばらく飛行機を眺めて過ごし、満足したところで帰路につきました。

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