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2022.08.12

楓の森でシロップを味わう

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世界エスペラント大会、私はおとといの水曜日に続いて、今日もekskurso(遠足)に参加してきました。(水曜日は完全にekskursoだけの日ですが、それ以外の日にもekskursoは各種設定されています)
今日のekskursoのテーマは Tradicia Acerejo (伝統的なメープルシロップ工房…と訳しましょうか)です。モントリオール中心部の大会会場からバスで西に1時間、サトウカエデの森の中にあるメープルシロップ工房に到着しました。
(水曜のekskursoでは普通の観光バスでしたが、今日のバスは黄色いボンネットタイプのスクールバスでした。簡素な車内、硬いサスペンションで高速道路を疾走する感覚、いかにも学校の遠足という雰囲気になりました)

ちょっと薄曇り、まるで初秋の軽井沢かと思うような涼しさ、広場の真ん中では薪が燃えています。まずはしばらく楓の林の中を散策。木々を見ると確かに、どの木の葉もカナダ国旗でおなじみの形の楓でした。
その後、メープルシロップ作りの工房をみんなで見学し、オーナーの説明(フランス語を案内人がエスペラントに通訳)を聞きます。今は樹液集めやシロップ作りの時期ではないので機械は休息中。小屋の中は静かで落ち着いた雰囲気でした。
やがて時刻はお昼に近付き、いよいよ昼食です。素朴なテーブルと椅子の上にコース料理の食器が並んでいますが、その間に大きなメープルシロップの瓶が置かれています。シロップをまずグラスに注いで、まずは薄めずに味見。おお、普通のメープルシロップとは違う、結晶になるかならないかぎりぎりを攻めているような濃く甘いシロップでした。
そして、ハムやオムレツやパイなどが次々に出てくる昼食、どれもメープルシロップが良く合います。こんなにたくさんのメープルシロップを味わったのは初めてかも知れません。

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食後、何だか糖分で気持ちが鎮まったのか、ついついのんびり気分、多幸感に包まれた状態になってしまいました。(別料金で酒もありましたが、私は飲みませんでした。メープルシロップで十分に心が満たされます…)
そして、別の小屋にある土産店に行き、この工房でできたメープルシロップを買います……ついつい買い過ぎてしまいました。

再びスクールバスに乗り込み、硬い乗り心地で高速道路を飛ばしてモントリオールに戻り、午後4時ちょっと前に大会会場に戻りました。

会場では各種プログラムももう終盤です。終盤の行事といえばオークション(世界エスペラント協会の倉庫から出てきた?掘り出し物をオークションで売って運営資金にするというもの)、そして来年の大会の予告案内です。
来年の世界大会はイタリアのトリノで開催されます。トリノ紹介の観光ビデオを見つつ、そして会場の場所についての説明を聞きつつ……ううむ、どうしようかな来年……ちょっと考え込んでしまいました。今年の大会参加旅行が結構高くついてしまったので、来年はパスして再来年に備えるという選択肢もあります。
再来年の大会開催地は未定ですが、もしかしたら明日の閉会式で発表されるかな…。

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臨】[2022年8月]カナダ横断と世界E大会」カテゴリの記事

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