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2022.08.05

カナディアン号5日目(とうとうトロント到着)

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4泊5日のカナディアン号の旅も、今日でとうとう終了。定刻より約10分ほど早く、午後2時20分頃にトロントのユニオン駅に到着しました。

今日のカナディアン号、目が覚めるとヒューロン湖北岸近くの街サドバリーでした。サドバリー発車後も昨日と同様、森と湖が交互に来る車窓風景が続きますが、少しずつ道路や建物といった人工物が増えてきた感じです。そんな景色を見ながら個室で朝の支度をして、そして食堂車へ行きました。
今日の食堂車は最終日の簡略営業です。朝食は8時半までで「コンチネンタル」のみ。そして(おそらく寝坊する人が多いため)9時半から午後1時半まで「ブランチ」となっています。
トーストとオートミールとヨーグルトの「コンチネンタル」朝食を済ませて一旦自分の個室に戻り、個室内で荷造り。その後(この列車での最後の)シャワーを浴びました。そして11時頃に再び食堂車に向かいます。
食堂車の手前、ドームカーのフリースペースのテーブルでは、昨日からのジグソーパズルが完成への最終段階に差し掛かっていました。私も他の人に混ざって残りのピースを眺めて考え……そして10分ほど後、とうとうジグソーパズルが完成しました。おお、トロント到着に間に合った…みんなで喜びつつ写真を撮ります。

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ブランチは「今日のパスタ」を選びました。スパゲティかと思ったらロール状のラザニアで、中にはクリーム状の具が入っています。なかなかの美味…ただ、やはり量が微妙に多くて、またも満腹になってしまいました。
バンクーバーからトロントまで、食堂車の食事12回。どれも量が多く、しかも(私の食欲では)残すほど多いわけではないのでついつい食べてしまい、ずっと満腹状態で過ごしたような気がします。しかし、この食堂車の日々もこれで最後。少々名残惜しい気持ちになりながら食堂車を後にしました。
部屋に戻って、最後のひとときを一人部屋で車窓を眺めて過ごします。やがて少しずつ市街地になっていき…そしてトロントが近づいてきました。

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トロントのユニオン駅に着いたら、下車する乗客一人一人に乗務員が別れの挨拶をします。もちろん私も「Goodbye! See you!」と挨拶して、泊まり慣れた車両を離れました。
長い列車旅では何人もの顔見知りができましたが、列車を降りたらもう特に連絡先交換などはせずに「それではお元気で!」くらいの挨拶だけで駅からそれぞれの行き先に進んでいきます。このあっさり感も、列車旅で人と知り合い語り合う魅力かも知れません。
…ただし今回は、列車内で出会ったドイツのエスペランティストは例外でした。これからモントリオールに行って大会に参加する仲間です。ホテルに荷物を置いて休憩後、再びホテルのロビーで落ち合って、一緒にユニオン駅へ、そしてその近くの公園へ行って湖を眺めつつエスペラント語で雑談しました。そして、何となく今夜は日本料理を食べたくなり、近くのちょっと高級な日本料理店でサッポロビールと枝豆、次いで寿司でした。私にとっては「一週間ぶりに日本のビールと枝豆で一息」、そして彼にとっては「日本人と一緒に初めて食べるEdamameと寿司」。カナディアン号の長旅を締めくくる夕食になりました。

20220805_200943(日本料理店の夕食後、トロントの街中を歩きつつ撮影)

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