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2022.11.05

海雲台の観光列車

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釜山でのエスペラント大会3日目。今日は午前中は各種セミナー、そして午後はEkskurso(遠足)というプログラムでした。
遠足のコースは2種類用意されていましたが、私が選んだのは「Dongbeksom」(トンベクソム)という名前のコースでした。海雲台の海岸、そして「冬柏島」(トンベクソム)を歩いて、そして海雲台の海岸沿いを走る観光列車に乗るというコースです。

午後1時に大会会場を出発して、徒歩で30分ほどの遊歩道コースを歩いて観光列車の駅へ行き、午後3時の列車に乗る…という行程なのですが、どういうわけか時間が押してしまい…結局、観光列車に乗り遅れまいと、冬柏島から見える海の景色も、海雲台の綺麗な砂浜も、みんな横目に見るだけで早足で歩くという羽目になりました。
(後で考えてみたら、徒歩で2キロの区間で2時間取ってあれば理屈的には問題ない筈なのに…なぜだろう…??)

ともあれ間に合って乗車した観光列車。(上の写真)
遊園地の乗り物みたいのを想像していたのですが、線路は立派です。どうやら昔の韓国国鉄路線の旧線(新線に切り替わって廃止)を活用した観光鉄道のようです。日本で例えれば嵯峨野観光鉄道のような事例でしょうか。
ずっと海沿いを走る、南欧の路面電車風の観光電車。なかなか楽しい乗り物でした。ただ、土曜日とあって混雑していて、あまり落ち着いて過ごせなかったのが難点ですが…。

終点の松亭駅、国鉄時代の古い駅舎が綺麗に保存されていました。駅前から少し歩いたところに砂浜があり、海を眺めながらしばし休憩。エスペラントの人たちと歓談しつつ海を眺める時間、印象的でした。
その後は駅に戻って列車で引き返します。ちょうど日の入りの時間に差し掛かる列車で、夕日が沈みゆく車窓は見事でした。

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この観光列車、松亭駅で観察してみたら、どうやら蓄電池駆動電車。しかも駅には非接触式の充電設備が設置されていました。おお、なかなか先進的な電車です。
もっとも、床下機器に目を向けると、LG製のエアコンの室外機がそのまま床下にぶら下げられていました。車内には店舗用とおぼしきエアコンの吹き出し口が…。これもまた面白い車両設計だと思います。(日本では、市販エアコンを列車に付けるのはあまり一般的ではなさそうです)
ともあれ、もっと乗り鉄的にも注目されていい列車だと思いました。

列車を降りると既に夕暮れです。
ここから大会会場まで2キロほどを歩いて帰るわけですが、さすがに今日は疲れてしまったので…タクシー希望者の一団に加わってタクシーに分乗して帰りました。
これで今回の大会のEkskursoは終了…明日はもう閉会式かと思うと、ちょっと寂しい気持ちです。

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