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2024.10.29

ジビエの日に大山で牡丹鍋を食べる

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今日は10月29日。
焼肉業界その他では毎月29日は「肉の日」になっていますが、10月29日だと、もしかしたら「獣肉の日」? …と思って調べてみたら、本当に「ジビエの日」になっていました。
ジビエ、あるいは牡丹鍋や紅葉鍋を食べたくなったら、神奈川県では大山の麓に幾つもの店があって、丹沢山地で獲れた猪肉や鹿肉が提供されています。そうだ、それでは大山に行ってみよう…。
そう思って、今日は曇天の中、午前10時頃にクルマで出発して大山へと向かいました。

平日、しかも今日はこれから雨という天気のため、大山の参道は閑散としていました。参道に面した土産物店は多くが店を開けていましたが、食事処は大半が休業しています。しかし、数少ないながらも営業中の店もあり、試しに入って営業時間を確認すると夕方まで開店しているとのこと。ただ、まだ12時前だったので、「阿夫利神社に参拝してから来ます」と言って店を出て、大山ケーブルの駅に向かいました。

雨が降り出しましたが、まずは大山阿夫利神社に参拝します。
大山ケーブルに乗って上に登り、そして石段を登って下社へ。(さすがに山頂の本社に行くのは無理です…)

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今日ここに参拝に来たのは、牡丹鍋とはまた別の理由があります。
今年の4月29日に大山阿夫利神社に参拝に来たのですが、そのときに祈ったのは、夏のタンザニア旅行の無事と成功でした。「あふりか旅行の無事をあふり神社で祈る」…と書くと何とも言えない駄洒落ですが、その御利益か、大きなトラブルは無く、十分に楽しく実のある旅行になりました。
そのため、早めにお礼参りしようと思っていたのです。

神社での参拝を終えて、石段の上から景色を眺めると、雨で霞んでいますが美しい風景でした。まだ紅葉には少々早かったですが、かえでの葉が赤く色付いているのを見つけました。
もっとも、境内は閑散としていて、石段の下の食事処も1カ所しか開店していません。その店に入って、身体を温めようとおでんを食べました。5本中の3本がこんにゃくです。雨の音を聞きつつ、ゆっくりとおでんを食べて、その後はもうケーブルカーで下に降りることにしました。

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ケーブルカーで下山して、参道を下っていき、先ほどチェックした店「ねぎし」に入りました。
ここは旅館ですが、昼食だけ利用することも可能です。旅館の和室に通されて、ここで一人で牡丹鍋を食べる…。何となく寂しい光景ですが、雨音と鍋の香りだけある室内で、味に集中しながら食べるのも良いことです。
注文したのは、鍋と豆腐料理4品の「大山御膳」2600円でした。

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猪肉は癖も無くて柔らかく、美味しくいただける肉でした。味は豚肉に似ていましたが、少し野性味があるような気がします。一人前の牡丹鍋、みそ味で野菜もたくさん入っていて、美味しい肉でした。
豆腐料理も数々…。確かに味の良い豆腐でしたが、やはり今日の食事は猪肉のイメージの方が強すぎて、豆腐が目立たなくなってしまった感はありました。

すっかり食べ終わって、部屋の窓から外を見ると、もう本降りの雨になっていました。「ねぎし」を出たら傘をさして、閑散とした参道を早足でクルマに戻りました。

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