いい日旅立ちを思い出す
今日は何となく、昔懐かしい歌「いい日旅立ち」のことを思い出していました。
かつての国鉄のキャンペーンソング、今でも旅情を感じさせる歌ではありますが、歌詞の解釈がどうも難しい歌でもあります。
「過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ」とか「帰らぬ人たち」とか、歌詞をよく見るとかなり重苦しい意味が込められているはずなのに、その割に歌全体に暗さは感じられないというのが不思議なところです。そもそも、旅立つのが「いい日」ですから…。
それに、小さい頃には、この歌を聞くたびに「私を待ってる人が日本のどこかにいるはずがないよ」と突っ込みを入れたくなっていたものです。
今でも、この「私を待ってる人」に関しては、どうもピンときません。やはり小さい頃と同様、「そんな人がいるのか?」と思ってしまいます。
でも、先日の旅行のことを思い出して振り返ると、何となく分かるような気がしてきました。
あくまでも私の勝手な解釈ではありますが、旅には、「過去の思い出という、心の束縛」から、我が身を解放してくれるような作用があるんじゃなかろうかと…。
「青春時代の自分に戻りたい、しかし戻れない」という寂しさと悲しさを紛らわすには、どこかに一人旅に行って、新しい物や見知らぬ人と出会うのが効果的。そんな「旅の効能」を歌ったのがこの歌なんじゃなかろうか…と、そう思い始めたところです。
…要は、「またどこかに一人旅に出て、新しい出会いを得たい」と思っています。
(飛行機のマイルがそこそこ溜まってるので、それで出かけようかな…)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント