指宿枕崎線の旅
鹿児島二泊三日旅行の中日。今日は指宿枕崎線の旅を楽しんできました。
鹿児島から指宿、そして枕崎に向かうJR最南端のローカル線ですが、90キロ程度の路線ではあっても、沿線をしっかり巡るには一日かかります。指宿も枕崎も色々と観光地がありますから…。
朝、ホテルを出て鹿児島中央駅に行ってみると、次の列車は指宿より手前の喜入まででした。ともかく喜入まで乗ってみます。喜入まではSUGOCA区間、交通系ICカードが使えます。
喜入で小休憩したあと、後続の山川行に乗って指宿へ。ただ、その後続の枕崎行きまでは1時間なので、ちょっと街歩きには時間が足りません。駅前をのんびり散歩し、土産物店を覗いただけでした。
そして、いよいよ枕崎行に乗車。ここまで乗ったのは黄色い車体のキハ200でしたが、枕崎行きは白地に青帯の古いキハ47、学生時代の乗り鉄経験を思い出して何だか懐かしくなるような車両です。車内は旅行者の姿もちらほら見かけました。
JR最南端の西大山駅では2分ほど停車し、旅行者が下車して記念写真を撮れるというサービスがありました。私も下車して写真を撮ってみました。ちゃんと西大山のホームに降り立つことができたのは嬉しかったです。(実は、西大山で実際に下車してみようと思っていたのですが、スケジュールを立てるのがどうにも難しい駅でした)
枕崎には午後1時ちょっと前に到着しました。最近新しく整備された、小さいながらも綺麗な駅です。
ここからは徒歩で枕崎の港を目指し、「枕崎お魚センター」に入りました。いわゆる観光客向けの施設ですが、ここで食べた定食、なかなか美味しいものでした。鰹節の取り放題などもあり、ついつい沢山食べてしまいました。やはり枕崎は鰹の街ですね…。
お魚センターの次は隣の「枕崎市かつお公社」で鰹節などのお土産を購入。そして薩摩酒造明治蔵を見学・試飲・焼酎購入…。なかなか枕崎を満喫できるコースでした。
枕崎滞在3時間、駅に戻って午後4時ちょっと前の列車で枕崎を後にしました。
のんびり走る列車、次々と停まる無人駅、旅行者と高校生を数名ずつ乗せた列車が指宿を目指します。
そして私は指宿で下車。もう夕方で、ちょっと時間の余裕が減ってきたので駅前からタクシーに乗りました。目指したのは砂蒸し会館、指宿名物の砂蒸し温泉です。以前にも来たことがある場所ですが、あれから既に10年以上は経過しています。
砂蒸し会館の隣が砂蒸し会場、温泉で熱くなっている砂浜です。自分の身体の上から温かい砂がかけられる感覚。砂はずっしりと重く、何だか不思議な気持ちになります。10分少々温まって砂から抜け出しました。その後、砂蒸し会館の中に戻って温泉の大浴場で入浴、すっかり温まりました。
指宿での夕食は駅の近くにある郷土料理店「青葉」で、黒豚のスペアリブなど食べながら過ごしました。何とも迫力ある姿のスペアリブ、柔らかくて美味しかったです。その後の締めは「黒豚ちゃんぽん」があったので注文。これも美味しいちゃんぽんでした。
そんなわけで、指宿枕崎線を使って枕崎と指宿を巡り、美味しい物も食べて土産物もあれこれと買ってきました。なかなか良い旅になった気がします。
指宿から鹿児島への帰路は、指宿午後8時50分発の鹿児島中央行きに乗りました。既に外は夜で、暗い景色がずっと続いていましたが、やがて鹿児島に近付くと街の灯りが増えてきました。
さて、明日は最終日です。ただ、帰りの飛行機は夜便なので、明日も昼間は十分に時間があります。レンタカーを借りて動いてみようかと思っています。
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