半月に及んだ、このタンザニアの長旅も、とうとう帰国前日となりました。
世界エスペラント大会終了後の5泊6日のEkskursoは、5日目の今日は終日自由時間。このインド洋に面したリゾートでのんびり過ごす一日です。朝起きたのは6時前。着替えて6時半に海岸に行ってみると、日の出時刻を迎えるところでした。夏の海の風、昇っていく太陽。いい眺めでした。
太陽が昇りきったところでレストランに移動して朝食です。エスペランティストの参加者と会っては「Bonan matenon!」と挨拶します。朝の日差しを浴びながらの朝食。豆とチーズをのせて焼いたトーストが、納豆チーズトーストのようで気に入り、昨日に続いて今朝も何個も食べてしまいました。(他の人は「うーむ…」という反応でしたが、納豆好きの日本人にとっては馴染みの味でした)
朝食後、自分のコテージに戻ると、既にバルコニーに強い日差しが当たっていました。長旅で溜まった衣類の洗濯に取り掛かります。持参した洗濯ひもをバルコニーに張って、洗った衣類を干していきました。(昨日も洗濯は行い、部屋干ししていたのですが一晩では乾かず、それもバルコニーに干しなおしました)
アルーシャのホテルでは「室内での洗濯は禁止」と明記されていましたが、ここザンジバル島のコテージではそんな規制は無いようです。洗濯物を干していたら、通りがかったスタッフがにこやかに「ジャンボ!」と声をかけてきました。
10時過ぎ、おもむろに水着に着替えて中央プールに行ってみました。(貴重品をすべて金庫に入れて、スマホも入れてしまったので写真はありません)
プールの水はまだ冷たすぎ、すぐ隣は砂浜なので、海に入ってみました。海水は温かく、波は穏やかで、ぷかぷか浮かびながら砂浜の椰子と建物を眺めていると、ああ、リゾートだな…という実感が湧いてきます。海水浴なんて子供の頃しか行ったことがなく、海水に浸るのは今回の旅行がおそらく数十年ぶりです。
すっかり身体が海水に馴染んだところで、海から上がってシャワーを浴びました。
中央プールのプールサイドでは、既にEkskursoの参加者が思い思いに過ごしていました。もちろん会話はすべてエスペラント語です。色々な人に話しかけ、談笑し、そして写真を撮ってもらいました。
こうして見ると、エスペラント語のコミュニティって、あるいは欧州の人たちのバカンスって、いいものだなあと思います。人生を楽しむ、そして単に楽しむだけでなく、学び、活動し、そして食べて飲んで、そしてまた遊び…。
そして、このアフリカの地でよく聞いたスワヒリ語、「HAKUNA MATATA」(ノープロブレム)と「POLEPOLE」(ゆっくりゆっくり)。この二つの心がけも、やはり旅とバカンスを楽しみ、人生を楽しむためのコツなのかも知れない…。
そんなことを、プールサイドの椅子でくつろぎながら考えて過ごしたものでした。
昼食の後、(昼からビールを飲んだせいで)眠くなってしまい、午後は自分のコテージで昼寝などして過ごしました。気がつくともう夕方です。こうして今日のブログ記事をゆったり気分で書いて、そして書き終わったら夕食に出かけようと思います。
ただいま関東地方に台風が接近中。おそらくエチオピア航空の東京行きが成田に到着する頃に台風最接近でしょう。
ソウル経由(一旦ソウルで降ろされる)なのでソウルまでは帰れると思いますが、ソウルから成田まで飛べるかどうかは分かりません。ソウルで打ち切りになって泊まることになるか、成田に大幅に遅れて到着するか、あるいは…
まあ、今悩んでも仕方ありません。一応成田空港のホテルを予約し、そして機内持ち込み荷物に最低限の着替えは入れておく。このくらいしかできません。ハクナマタタ、ハクナマタタ。ともかく明日は帰国の飛行機に乗ります。
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