自分の長い長い影
昨日に続いて天気が良く、しかも暖かかった一日。ただしその分、花粉も多く飛び始めたようです。鼻水はそんなに出なかったものの、何となく気分がぼんやりとした、気だるい一日でした。
夕方、休憩のため仕事場から外に出てみると、構内の道路が夕日に赤く照らされていました。自分の影がその路上に、相当に長く伸びています。建物の大きさと比べて目測すると、20メートル、あるいは30メートルはあるでしょうか。
まるで巨人の影のようになった自分の影、なかなかに驚かされる大きさでした。
日の入り直前になって太陽が低くなれば、影はその分だけ長く長くなる…。理科好きの小学生でも分かる単純なことではありますが、それでも、実際に「自分の影が長くなっていることに気づく」という経験は、少なくともここ数十年は記憶にありません。
天気の良い夕方に外にいるという場面は意外と少ないですし(平日だと、今日みたいにたまたま外に出ない限り、ほとんどの日は屋内にいます…)、たとえ外出していても、街中だと障害物が多すぎてあまり長い影にはなりません。
意図的に「夕日に照らされた自分の長い影を見たい」と思って行動しない限り、自分の長い影に偶々気付く機会というのは、実はとても少ないのかも知れないな…と思います。
自分が歩くと、長さ30メートル以上の自分の影も動く。
当たり前のことであっても、それが面白く感じられてしまいました。(…既に仕事と花粉で疲れていたためかも知れませんが…)
やがて夕日が沈んでしまったので、建物の中に戻って定時までもうひと頑張りして、そして定時になったところで退勤しました。
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